カレンダー

カレンダー機能は主に3種類あります。
・日付表示が可能なカレンダー機能
これは文字盤上で日付のみが表示するカレンダー機能です。
・日付・曜日のカレンダー機能
日付表示に日~土までの曜日表示がついたものです。
・フルオートカレンダー
デジタル時計でカレンダーの自動調整を行ってくれるものです。

通常日付は31日までに設定をされています。
そのため、2.4.6.9.11月の30日どまりの月初めにアナログ式は調整をしなければなりません。

ストップウォッチ

ストップウォッチとは、懐中時計と形がよく似ており、トラック競技などでよく使用されています。

また、経過時間を計ることに優れている時計です。そして、1/5秒や1/10秒といった計測単位があり、スタート、ストップ、リセットと竜頭を押すごとに変化します。

デジタル式の腕時計にラップタイムの測定機能付のものが最近増えてきています。

 

アラーム

アラーム機能とは時計に予め時間を設定して、音などを発して時刻を知らせる機能の事です。

音だけではなくいくつか種類があります。

・音で知らせる機能

一般的な音で時刻を知らせる機能です。最も購入しやすいタイプです。

・振動で知らせる機能

振動で時刻を知らせる機能です。周囲に音を漏らせない環境にある時等に静かに起きられて便利な機能です。

・光で知らせる機能
光で時刻を知らせる機能です。海外で人気が出ており、日本でも購入可能です。音や振動で知らせるものより自然に起きやすいメリットがあります。

電波時計

電波時計とは、標準時刻情報を送ってくれる標準電波を自動的に受け取り、時計が自動的に正確な時刻へ修正する機能を有する時計のことです。日本の場合、福島局と九州局の二か所に標準電波送信所があり、電波腕時計はこの送信所の時刻情報を受け取ります。

つまり、電波腕時計を身につけていると、日本のどこにいても正確な時刻情報が受信することができるため、時刻合わせをする必要がありません。

エコドライブ

エコドライブとは、シチズン社が開発した光発電技術のことで、腕時計が光を受けることによって内蔵されたソーラーセルが発電することによって時計の針を動かすシステムのことです。

エコドライブの特徴は、わずかな光でも発電することが出来ることとフル充電を行っていれば、暗いところでも半年以上にわたり腕時計を動かすことが出来る点にあります。

スプリングドライブ

スプリングドライブは、従来のゼンマイ式を動力に採用していながらも、水晶振動子で制御していくクオーツ式の要素も採用しているセイコーの腕時計です。

そのため、機械式やクオーツ式、それぞれのメリットを先取していることが特徴の、まさにハイブリッドタイプともいえるのです。

高精度でありながらも、電池やモーターが不要であるという、いいところづくめというべきでしょう。

ゼンマイ式の特徴としては電池やモーターを不要としながらも強力な動力が得られること、クオーツ式であるために、精度が安定していることが特徴です。

さらには、磁力を速度制御に供しているために、三位一体となった特色を有しています。

バーベチュアル

パーべチュアルとは、1931年にロレックスが開発した半円形のローターを回転することによってゼンマイを巻き上げる方法のことです。

この機構の画期的なところは、腕時計をつけた腕の動きによってゼンマイを巻き上げてくれるため、自動的にゼンマイを巻き上げることに成功した点です。

今までの手巻き式の場合、いちいちゼンマイを巻くという作業が必要でしたが、パーべチュアル機構の発明によって自動巻き式の機械式腕時計が誕生したことになります。

バーベチュアルデイト

バーベチュアルデイトとは、ロレックス社の腕時計のモデルの一つをさします。

通常、ケースの名前と合わせてオイスターバーベチュアルデイトと呼ばれることが多いです。

時・分・秒の3針と共に日付表示が付いているのが特徴で、ロレックス社が発明した自動巻き機能のバーベチュアル機構との組み合わせから、バーベチュアルデイトと名付けられています。

電話帳機能

電話帳機能とは、カシオ社が開発した腕時計の機能の一つで、腕時計の中に電話番号を登録できるアドレス帳の機能を有したものです。

現在は、新規には電話帳機能を有した腕時計は販売されておらず、中古品で手に入れるしかないが、カシオ社のオリジナリティ溢れる腕時計製作の一端を垣間見ることが出来る機能として、記憶に残るものです。

データバンク機能

腕時計の「データバンク機能」とは、時計機能以外に電話番号や電子メールアドレスを記録したり、保存することができる機能のことです。

データバンク機能の一例として電話帳機能、URLメモ機能、スケジュール機能、電卓機能があります。

他にも、写真撮影機能、音声録音機能、光通信機能などさまざまなデータバンク機能があります。

時計以外の多種多様な機能を搭載し、電話帳や電卓といった機能を腕時計1つで済ますことができます。

高度計

高度計とは時計に気圧センサーが搭載されており、気圧によって高度を算出して表示させる機能です。

主に登山家に重宝される機能で、自分が現在どれくらいの高度の場所にいるかが一目で分かります。

一つ注意点があり、気圧によって高度を算出しているので、気圧が変化すれば自動的に高度も変化します。標高は高気圧下では低めに、低気圧下では高めに表示されます。

気圧差によっては誤差が±数十メートルになる場合もあります。標高の高い山では大勢に影響はありませんが、おおよその目安としての利用になります。

気圧計

気圧計とは、大気の圧力を測る器具であり、ほぼ全ての気象観測点で使われています。

また、気圧計と同じ構造をした高度計が増えてきています。そして、気圧計には液柱型水銀気圧計、アネロイド型気圧計、ブルドン管気圧計、電気式気圧計といったものがあります。GPS、レーザー干渉計、航空機などでも使用されています。

湿度計

湿度計とは、湿度を測る器具であり、伸縮式湿度計、バイメタル式湿度計、乾湿系、電気式湿度計、露点計などといったものがあります。

また、湿度計は主に水蒸気圧と大気温度を測ることによって算出されます。そして、検定に合格した湿度計だけが気象観測に用いられています。また、電気式湿度計は空気調和設備に使われることが多いです。

スクリューバック

スクリューバックとは、腕時計の文字盤の裏側の裏蓋の様式の一つで、ねじ込み式の裏蓋のことをいいます。
パッキンと組み合わせて使われることが多いため、そのため他の形式の裏蓋に比べて、防水機能が高められていることと気密性が高いことがスクリューバックの特徴です。

ダイバーズウォッチや普段使いする腕時計の中でも生活防水を強化したものに採用されていることが多いでしょう。

スモールセコンド

スモールセコンドとは、腕時計の文字盤から独立した秒針のことをさします。通常は6時の位置に秒針の小さなサークルが配置されることが多いです。

この秒針の小さなサークルは、サブダイヤルまたはインダイヤルと呼ばれることがあります。このスモールセコンドは、古い時代に作られた手巻き式の機械式腕時計に多く認められます。

回転ベゼル

回転ペゼルとは、腕時計についている文字盤を覆う風防の硝子の外周にあたる部分が動くものをいいます。

回転ペゼルには、主に航空用に使用される時計回りと反時計周りの両方向に回転するものと主にダイビングで使用される反時計回りにしか回転しない逆回転防止ペゼルがあります。

回転ペゼルによって、経過時間を計測し、違う国の時刻表示をすることが出来ます。

逆回転防止ベゼル

逆回転防止ベゼルは、主にダイビングの際に身につけられる腕時計の文字盤の外周にあたるペゼルが反時計回りにしか移動することが出来ないものをいいます。

この逆回転防止ベゼルの特徴は、腕時計が何かにぶつかったことで回転する方向が一方向にしか動かないことです。

例えばダイビングなどで酸素ボンベがもつ時間が20分と分かっている時に、ペゼルが何かの拍子で動いてしまい、残り時間30分と掲示すると、命の危険にさらされます。逆にペゼルが動いて残り時間10分と掲示されれば、命の危険にさらされるということはありません。

このような危険にさらされないためにも必要な機能です。

インナーベゼル

腕時計のインナーベゼルとは、時計のインデックス外周に取り付けられているリング状のパーツのことです。

時計のガラスの中の外周部分が回転したり、目盛りが書いてあるものがインナーベゼルと呼ばれます。

ダイバーズウォッチやワールドタイマー搭載タイプに用いられることが多く、誤操作を防ぐため、逆回転を防止します。

インナーベゼルは風防と言われるガラスの中に回転ベゼルがあるタイプもあり、このタイプは直接手で触ることができず、回転させる場合はリュースを使います。

回転インナーベゼル

通常回転ベゼルは、ベゼルを回転させて分針に基点部を合わせることによって、その時から何分経過したかを知ることができる機能です。

回転インナーベゼルの場合は、このベゼル部分が風防(ガラス)の中に収納されているモデルをさします。

その為、通常ベゼルを回転させる時は本体を手で回しますが、インナーベゼルを回転させるときはリューズを使って回転させます。

ダイバーズウォッチによく採用されている機能で、作業中に岩や器具などにぶつかってベゼルが回転してしまい、経過時間が分からなくなってしまうことを予防します。

スケルトンバック

スケルトンバックとは、腕時計の文字盤の裏側が透明になっており、腕時計の内部構造が見える裏蓋のことをさします。

特に機械式腕時計に採用されていることが多いです。スケルトンバックの魅力は何と言っても、腕時計の構造の一部が見ることが出来るため、腕時計が動作するのに合わせて機械が動いているところを見ることが出来る点にあります。

内部構造の動いている様子を見ているだけで、腕時計の機能美を堪能できます。

セミスケルトンバック

セミスケルトンバックは「オリエントスター」から販売されているオリエントスター セミスケルトンシリーズの新作機械式腕時計です。

「手巻き機能」と「秒針停止機能」やパワーリザーブインジケーターを備えているので秒針のラグはありえません。

外観も彫刻刀で削ったような鋭いカットで艶のある光沢が大人の色気を漂わせており、

無骨なデザイン性が見るものすべてを楽しませるハイテクな腕時計となります。

オープンハート

オープンハートとは機械式時計の文字盤の一部をスケルトンにしているので、時計の心臓部(ハート)であるテンプの動きを見ることができる機能です。

フレデリックコンスタントという時計メーカーによって初めて採用され、時間を知る、デザインを楽しむという他に、中の機械の動きを見て楽しむという趣向が付加価値として追加されます。

裏面がスケルトンの時計も中の機械の動きが見れますが、一度腕から時計を外さないと見れません。オープンハートは腕に付けつつ、機械の動きを楽しめます。

ソーラー

ソーラーパワーウオッチ、この時計は主に太陽光を浴びるだけで充電が出来、電池の交換が必要無く(電気を蓄える為の2次電池あり)、太陽光などの充電だけで半永久的に使えてしまうのが主な特徴です。

そして部屋の照明でも充電出来ますが、直射日光に比べて充電時間が非常に長くなってしまいます。

商品の中には文字盤が夜になるとソーラ―パワーで光るモノもあり、夜間など、外での仕事や帰宅途中の夜道などで非常に役に立つこともあります。

但し暗闇に長い時間充電もしないで放置していると当然針が止まってしまうので、

また新たに時刻の針の設定、調整をし直さなくてはいけません。

ライト付き

ライト付きとはその名の通り発光機能がある時計です。

EL発光とLED発光の2種類があります。

・EL発光
従来の液晶時計に使われていた発光機能で、文字盤自体が光って暗い所でも時間を調べられます。

 

・LED発光
LEDを用いて時刻表示部分を照らします。ELより明るいです。又消費電力が少なく長持ちしやすいです。

ライト付きではありませんが、蓄光素材を使った時計やEL、LED発光機能のある時計があれば、太陽など光源がない場所でも簡単に時刻確認出来ます。

クロノグラフ

クロノグラフとは、時間を計測する機能のことをさし、平たく言うとストップウォッチ機能のことをいいます。

クロノグラフは、時間を計測できるという機能的な面が優れているだけではなく、メーターを腕時計の中に組み込むことによってデザインにアクセントをもたらします。

そのため、クロノグラフ機能を持つ腕時計は、普通の3針の腕時計と比べてデザインに秀逸なものが多いのが特徴です。

パワーリザーブ

パワーリザーブ機能とは、機械式時計の手巻き式、自動巻き式に共通する機能で、時計の動力源となるゼンマイの巻き上げが、あとどれくらい残っているかを文字盤にて視覚的に表示した機能です。

これにより、いつ時計が動力を失い止まってしまうかが分かり、止まる前にゼンマイを巻き上げるなどして対応できます。その為、止まってしまった時計をいちいち時刻合わせする手間が避けれます。

タキメーター

タキメーターは、クロノグラフの機能を有する腕時計のモデルの一つで、速度を計測することが出来る機能です。

タキメーターモデルでは、腕時計の外周にあたるペゼルに刻まれた数字とクロノグラフの針によって平均速度を算出することが出来ます。

クロノグラフ機能を有する腕時計は、タキメーターを採用する事が多く、デザインが優れているものが多いのが特徴です。

レトログラード

レトログラードとは時計の秒針が扇型を描き、目盛りの端に達するとフライバックする機能のことです。

カレンダーに使われることが多い機能で、例えば曜日表示の場合、曜日は月曜から日曜まで7つあり、月曜日を始点となっているカレンダーであればレトログラードの曜日芯は月曜からスタートして1日ずつ移動し、日曜で終点に達して、切り替わるときに針が元の位置までジャンプして次の月曜と移っていきます。

レトログラードは始点と終点が別の位置にあり、その間を針が一定の周期で移動します。

そして、終点と始点をつなぐために針を進行方向に逆ジャンプさせています。

フライバック

フライバック機能とは、瞬時に針を戻す機能のことです。

腕時計で計測中にリセットボタンを押すと、その瞬間進んだ針がゼロの位置にリセットされ、何度も連続的に計測を行うことができます。

つまり、連続する複数の経過時間を計測でき、何度も同じ操作をしなくても済む便利な機能です。

航空や航海の分野で活用されている機能です。

また、スクーバダイビングでも活用されています。

航空計算尺

航空計算尺とは、燃費消費量、飛行時の速度、飛行所要時間といった航空計算が可能な機能のことです。

また、法定マイルといわれる単位換算機能が付いたものも存在します。そして、パイロットの方々がよく使用しています。最近では航空計算尺を備えた腕時計も増えてきていますが、防水性が低いので注意が必要です。

デュアルタイム

腕時計についてる「デュアルタイム機能」とは、異なった時刻を2つ表示させる機能のことです。

1つの時計で2つの時間を表示させる機能であり、ダイアル上の小さなサブダイアルで2つ目の時間を表示しているタイプが多いです。

同時に2つの地域の時刻を表示できるものとそれぞれ1つの地域の時刻を表示できるものがあります。

例えば、海外旅行で現地の時間と日本の時間を同時に見ることができ、海外旅行や海外ビジネスに便利に活用できます。

ワールドタイム

ワールドタイムとは、自分が今現在いる国や住んでいる場所のほかに、世界の主要な都市の時刻を知ることが出来る機能です。

腕時計にワールドタイム機能があれば、一目で主要都市の時刻が分かるようになっています。機械式腕時計においては、パテックフィリップ社が世界初のワールドタイム機構を搭載した腕時計を発売し、爆発的な人気を獲得しました。

そのためワールドタイムはパテックフィリップ社の代名詞と言っても過言ではありません。

24時間計・24時間表示

24時間計・24時間表示とは、腕時計の文字盤の数字が0から23まであるものをさします。

普通の腕時計の場合、文字盤の数字は0から11まで目盛りがふってあり、短針が2周することで24時間経過することになります。しかし、24時間計・24時間表示の腕時計では、短針が1周することによって24時間経過することになります。