ブライトリング CHRONOMATの歴史と概要

CHRONOMAT(クロノマット)は、スイスの高級腕時計メーカー「BREITLING(以下:ブライトリング)」によってつくられたモデルです。

ブライトリングは、世界でも屈指のパイロットウォッチを製造することで有名なブランドです。CHRONOMATはそんなブライトリングのアイデンティティを確立するきっかけとなった1本だと言えます。

1940年代初頭、航空技術が飛躍的に向上し、航空産業が発展しつつありました。計器類はまだまだ発展途上で、パイロットが現在地を把握するのにも現在とは比較にならないほど苦労する時代です。

ブライトリングは1942年に世界で初めて回転計算尺を搭載したパイロット用クロノグラフを発表。

初代「CHRONOMAT」となるこのモデルは、さまざまな飛行計算を可能とする航空クロノグラフとして世界中のパイロットや各国空軍から支持を集めました。生産が終了してからもその精神は受け継がれ、ブライトリングは多くのパイロットモデルを展開していきます。

しかし1970年代のクオーツショックにより、他のスイスメーカー同様ブライトリングの売上も低迷。

経営者のアーネスト・シュナイダーは、イタリア空軍の「フレッチェ・トリコローリ」というチームにオフィシャルクロノグラフとして採用されるための製品として、およそ30年ぶりにCHRONOMATを復活させました。

こうして1984年に誕生した新たなCHRONOMATは見事にブランドの経営を立て直し、今なおブライトリングの人気モデルとして多くの人から愛用されています。

ブライトリング CHRONOMATの特徴

CHRONOMATは、プロフェッショナルのための計器として造られているだけあって非常に精度が高いのが特徴です。

実際にプロパイロットの声を反映して開発しており、グローブを着用したままでも扱えるようリューズやベゼルの大きさまで計算されています。

ガラスは両面無反射コーティングが施されており、コックピットで太陽光にさらされても反射を防ぐ仕様になっています。視認性にすぐれた大型サイズながら、ストレートなフォルムなので袖に引っかからないのもプロ目線で造られているからこそです。

また、一部モデルでは時間を計るための回転ベゼル上に配されたライダータブを備えているのもCHRONOMATならではの意匠。

さらにBREITLINGは2000年に時計業界で初めて「100%クロノメーター化」を宣言しています。このブランドのムーブメントの全てが厳しい検査をパスしたCOSC公認クロノメーターなので、精度における信頼性は折り紙つきです。

安いものから高級なものまで世の中にクロノグラフ時計は数多く存在しますが、CHRONOMATは他のどのクロノグラフにもない独特の存在感を発揮していると言えるでしょう。

機能を追求することによって、デザインも自ずと洗練されているのもCHRONOMATの魅力です。無骨なシルエットと力強いデザインは、男性から絶大な人気を獲得しています。

パイロットウォッチながら多くのシーンで活躍するCHRONOMATは、パイロットのみならずアスリートからビジネスマンまで、世界中の男性たちの心を掴みます。

ブライトリング CHRONOMATの価格帯

価格帯
BREITLING(ブライトリング) CHRONOMAT
¥500000~¥800000

CHRONOMATの価格帯はだいたい50万~80万円前後となっております。

最新モデルは2017年に発表された「クロノマット JSP(ジャパンスペシャルエディション)」で、価格は89万円となっております。日本市場のためだけに開発されたこのモデルは、往年のライダータブの復活など他にはないデザインも随所に見られます。

人気モデルの「クロノマット44(A011B67KBA)」は、60万円前後です。44mmという大型サイズに、BREITLINGが自社で開発した自動巻きムーブメント「キャリバー01」を搭載。500mという圧巻の防水性性能を誇る高性能クロノグラフです。

王道のデザインにレザーストラップを備えており、男らしくも高級感を漂わせます。