腕時計ブランド ランゲアンドゾーネとは

A.LANGE&SOHNE(ランゲアンドゾーネ)は、ドイツに本拠地を置く高級時計ブランドです。創業は1845年で、時計師のフェルディナント・アドルフ・ランゲによって設立されました。

アドルフ・ランゲは、ザクセン王国の宮廷時計師として務めていたという経歴を持ち、フランスやスイス、イギリスなどの国々を渡り歩いて時計製造の修行を積んだ人物です。貧困に苦しんでいたグラスヒュッテという町の活性化のために工房を開設したのがブランドのはじまりです。やがてグラスヒュッテはアドルフ・ランゲの工房を頂点として多くの時計工房がひしめく地帯へと発展し、ドイツ時計産業の礎を築きました。

2代目であるエミール・ランゲとリヒャルト・ランゲの時代にブランド名を現在のA.LANGE&SOHNEとし、1920年代前半頃には最盛期を迎えます。しかし、その後の世界恐慌によって生産数は激減し、第二次世界大戦中にはソ連軍の空襲によって工場が壊滅。さらに戦後は東西分裂の影響を受け、東ドイツ政府に接収されるかたちでブランドは事実上終焉を迎えることとなりました。

4代目にあたるヴァルター・ランゲ西ドイツへと亡命していましたが、ベルリンの壁崩壊とドイツ統一を機にブランドの復活へと乗り出します。そして1990年にA.LANGE&SOHNEの再登記と商標登録が完了し、1994年に、「ランゲ1」をはじめとする4つの”復活コレクション”を発表するかたちで再興を実現しました。

創業期から変わらないグラスヒュッテの伝統技法やドイツの職人による仕上げの美しさによって、A.LANGE&SOHNEの腕時計は瞬く間に世界へと名を轟かせます。現在では、ドイツメーカーとしては唯一”世界5大時計ブランド”のひとつとして称されるほどで、最高峰ブランドの地位を確立しています。

ランゲアンドゾーネ のつくる時計の特徴

A.LANGE&SOHNEの腕時計は何百もの部品を組立てたあと、一度全部バラして最終仕上げを施し、改めて組み立てるという「二度組み」方式によって製造されています。

品質へのこだわりは他に類を見ないほどで、全ての時計が美術品の域に達しているのが魅力です。代表モデルは「ランゲ1」で、同じく”復活コレクション”のひとつである「サクソニア」も高い人気を誇っています。

ランゲアンドゾーネ ランゲ1の特徴

LANGE1(ランゲ1)の特徴は、他にはない独特の文字盤レイアウトです。オフセンターダイヤルとも言われるこの文字盤は、「時分」「秒」「日付」「曜日」のそれぞれが独立して配置されているのが特徴です。

また、ドイツ職人の発想によって生まれたアウトサイズデイトは、10の位と1の位を分割させることで視認性を高めた日付カレンダーで。A.LANGE&SOHNEならではのさまざまな意匠が光る名作です。

ランゲアンドゾーネ サクソニアの特徴

定番モデルのひとつであるサクソニアは、シンプルな王道ドレスウォッチです。

余計な装飾がないからこそ、A.LANGE&SOHNEの職人による仕上げの美しさが際立ちます。超薄型モデルやスモールセコンドモデル、アウトサイズデイトを備えたモデルなどを展開しています。

ランゲアンドゾーネ の腕時計のおおまかな価格帯

の腕時計 価格帯
ランゲアンドゾーネ
¥1,000,000~¥10,000,000

高級時計メーカーのA.LANGE&SOHNEは、100万円のモデルから1000万円を超えるものまで、ハイクラスなラインナップとなっています。

2017年に発表されたランゲ1シリーズの新作「ランゲ1・ムーンフェイズ」の価格は、450万円前後です。天空ディスクとムーンディスクをそれぞれ独立させたこだわりの仕様で、月の満ち欠けとともに昼夜も判別できるムーンフェイズ表示となっています。王道デザインに、美しいムーンフェイズを備えた高級感溢れる逸品です。

定番モデルのサクソニアには、A.LANGE&SOHNEとしては比較的安価の100万円台で購入できるモデルもあります。薄型ケースに視認性を高めた文字盤デザインで、独特の存在感を演出します。