CARTIER タンク の概要と歴史

カルティエタンクは、老舗のジュエリー・時計ブランドであるカルティエが製作する時計ブランドのひとつです。タンクという名は、文字通り「戦車」が由来となっています。

カルティエは、1847年にパリで誕生したブランドですが、タンクの誕生は、1919年のことでした。カルティエタンクは、第一次世界大戦の最中である1917年に製作が開始されました。

時計の由来となっている戦車とは、第一次世界大戦の終盤に活躍した、フランス製のルノー戦車であると言われています。タンクは、製作開始の2年後である1919年に、戦争終結とパリの解放を記念する製品として発表されました。

この時計は、第一次世界大戦時のアメリカの名将ジョン・パーシング将軍に贈られました。

1919年に発表されたタンクは、「タンクノーマル」と呼ばれていますが、その後タンクシリーズは進化を続け、様々なバリエーションが生み出されてきました。

タンクノーマルに続いて1921年に誕生したモデルが「タンクサントレ」です。

タンクサントレは、タンクノーマルの直線的なデザインを進化させ、面長のフェイスが腕に沿うようにカーブするケースを採用しました。

このデザインは、当時非常に斬新なものでしたが、タンクシリーズで後に誕生するタンクアメリカンやタンクフランセーズに
受け継がれてゆきます。

その翌年には、中国の寺院の正門からインスピレーションを得たと言われる「タンクシノワ」が発表されます。

その後、1928年には、2つの小窓で時間を表示する独創的なデザインの「タンクアギシェ」、1936年には、スポーツ用として開発された「タンクばスキュラント」、1963年には並行四辺形をモチーフにした「タンクオブリック」と様々なバリエーションが発表されてゆきます。

現行モデルにもその洗練されたデザインは引き継がれ、タンクシリーズは、登場から100年を数える現在においても進化を続けているのです。

CARTIER タンクのつくる時計の特徴

カルティエタンクの特徴は、100年経っても色を失うことがない独創的なデザインです。

タンクのデザインはこれまでに多くのセレブリティを魅了し、ルドルフ・ヴァレンティノーを始めとするハリウッド俳優やアンディ・ウォーホルに代表される大物アーティスなど様々な世界の巨匠たちが身につけてきました。

1919年当時、当時最新鋭の戦車をモデルにするという斬新なコンセプトで登場したタンクですが、その後も様々なアイデアやデザインを取り入れながら進化を続けてきました。

ひとつのシリーズの中で、デザインのバリエーションを確立した点がタンクが他のブランドと一線を画するユニークな点です。

特に最近登場したモデルでは、タンクが従来持つ魅力である直線的なデザインに加え、腕に沿うような曲線を取り入れる、リューズをベゼルの中に完全にしまいこんでしまい邪魔にならないようにするなど、機能面を充実させる工夫も随時織り込まれるようになっています。

直線的なデザインと、宝石ブランドならではの素材に糸目をつけないラグジュアリーな造りでありながら、つけ心地を追求し時計としての利用価値を損なわないようにしている点がタンクが長く愛されてきた魅力のひとつなのではないでしょうか。

タンクシリーズの現行モデルは、タンクソロ、タンクアングレーズ、タンクサントレ、タンクフランセーズ、タンクアメリカン、タンクMC、タンクルイカルティエの7シリーズがラインナップされています。

タンクソロは、タンクの初期モデルのデザインを踏襲したモデルで、直線的でややカジュアル寄りのラインナップがなされています。

タンクサントレ、タンクフランセーズ、タンクアメリカンは、直線デザインの中にケースが腕に沿う形になる曲線デザインを取り入れ、つけ心地を追求したモデルです。

タンクアングレースは、リューズをベゼルの中に収めてしまうデザインで、タンクの従来からのデザインを再解釈したモデルと
言われています。

タンクMCは、より大きなフェイスを持つ男性的なデザインが特徴のモデルです。

タンクルイカルティエは、ブランドの創業者であるルイ・カルティエ自らがデザインしたモデルを現代に受け継いたシリーズで、
ブランドのフラッグシップモデルとなっています。