ZENITH(ゼニス)Pilotの歴史と概要

エル・プリメロとは、時計愛好者であれば誰もが名前を知っているほどの知名度があるZENITH独自のムーブメントです。他社製品が平均1秒間に8振動なのに対して、エル・プリメロは1秒間に10振動です。

そんなZENITHのムーブメントであるエル・プリメロは世界で最も精度の高い量産ムーブメントだといわれています。1つのエル・プリメロの製造過程には9ヶ月もの作業期間が必要で、20人の時計職人が5500の工程を経て作成されます。

1975年エル・プリメロは突然、終焉を迎えます。
ゼニスのオーナー企業であったゼニス・ラジオ・コーポレーションが伝統的な機械式からクォーツ式へと変革を決定しました。

これまで使っていた機械、工具などが売りに出されましたが、時計職人であったシャルル・ベルモまたいつの日にか機械式時計の復活を夢見て、重要な工具や部品を隠し持っていました。

その9年後、奇跡は起きて機械式ムーブメントの復活は実現されました。機械式ムーブメントを最高の精度で製造できる数少ない会社として、2000年にはLVMHの傘下でエル・プリメロはZENITHの時計にのみ使われるムーブメントとなったのです。

ZENITHは南北両極点の征服者であるロアルド・アムンゼンとインド独立の父であるマハトマ・ガンジーが愛用していた時計として有名です。

また、歴史の偉業にも貢献しています。
パリとニューヨーク間を定期飛行かるボーイング707の着陸装置に採用されました。ムーブメントは様々な衝撃に耐え、マイナス62度の温度下でも時間は正確に刻まれていました。

そんな、歴史と伝統のあるZENITHのエル・プリメロはパイロットウォッチとしても当然優秀です。

ZENITH(ゼニス)Pilotの特徴

ZENITH Pilotの特徴としては、まず文字盤のデザインに注目します。

クラシックデザインのパイロットウォツチには見られない細かい目盛りが盛り込まれており、長針と短針の太さはこの目盛と目盛りの間を渡すほどの幅があります。

デザイン重視のパイロットウォッチかと思えば、基本となる時・分・秒の表示、積算計、テレメーター、日付表示がスッキリとバランスよく配置されていながら、個々の出張はしっかりとしているので、パイロットウォッチとしての機能と実用性はしっかりと備えています。

そして何より他社製のパイロットウォッチとの決定的な違いは、「エル・プリメロ」を搭載していることです。

8振動(4Hz)が主流のクロノグラフムーブメントの中でエル・プリメロは10振動(5Hz)で10分の1秒まで計測できる唯一の物です。パイロットウォッチらしく、わずかに傾いている大きめのリュウズは手袋をしていてもつまんで引き出しやすいように工夫されています。

また、よく見ると全ての針に細かい溝が掘り込まれていて、手作業ならではの細やかさが印象に残ります。
積算計とテレメーターの盤面にも細やかな溝で幾重にも円が描かれていて、無骨なパイロットウォツチの中に緻密さや繊細さが伺えます。

ZENITH(ゼニス)Pilotの価格帯

価格帯
ZENITH パイロット エアロネフ タイプ20 アニュアルカレンダー
\1,242,000

現在、価格ドットコム等での値引き価格の表示はされていません。
正規ショップで定価購入のみとなっています。

つや消しブラックの盤面がシックで、夜になると浮かび上がる蛍光料の緑が美しく光ます。
エル・プリメロをはじめとする高機能を搭載しているにも関わらず、パイロットウォッチとしての無骨さや精悍さが伺え、ZENITHのデザイン性の高さが実感できます。

また、ベルトはアリゲーターストラップにラバープロテクトが付いていて、汗ばむ時期でもベルトにじみを防げます。

裏蓋はルイ・ブレリオの飛行機とZENITHのロゴが刻印されたスタイリッシュなデザインです。