工事用の写真を撮る必要がある時、持っていると大変頼りになるのが工事カメラです。

工事カメラとは何なのか、工事カメラで必要な要件はどんなことか、おすすめの工事カメラにはどんなものがあるか、スマホを工事カメラとして利用することができるかなどが疑問点としてあげられます。

この記事では、工事カメラとは、工事カメラに必須の条件、CALSモードとは、おすすめの工事カメラ、スマホを工事カメラとして使う場合などについて説明します。

そもそも工事カメラとはなにか?

工事カメラとは、工事現場での過酷な環境での使用を想定して防水性、防塵性、耐衝撃性などに優れた特徴を持つカメラのことです。工事現場の撮影に特化しており、主に建設関係者などが利用しています。

また、野外での過酷な使用に耐えられることから、小型のものについては登山・ダイビングなどのアウトドアスポーツをする方が利用するケースもあります。デザインはごつくてしっかりしたものが多いのですが、最近では軽量でコンパクトな携帯性に配慮したモデルも発売されています。

工事現場では、建物全体や工事現場全体を撮影する必要があるため、広角レンズを搭載している必要があります。また、トンネルや地下などの光が少ない場所で撮影するため、強力なフラッシュ機能が必要です。

工事カメラに必須の条件

近年はスマートフォンのカメラなどで代用する人もいるようですが、タフな現場できちんとした写真を撮影するためには、工事カメラが必要です。工事カメラは、工事や建設、土木などの現場で正確に経過を記録できるだけでなく、防水性、防塵性、耐衝撃性、信頼性なとにも優れています。

特殊な環境でも使えるタフネスさがあるため、工事カメラを利用するメリットがあります。

CALSモードがあると便利

工事カメラでは、CALSモードが付いていると便利です。CALSモードとは、公共建設工事などの電子納品の基準に適合した画質やサイズで写真を撮影できるモードのことです。

モードダイヤルを動かしCALSモードで撮影すれば、国土交通省デジタル写真管理情報基準をクリアしていることになります。

おすすめの工事カメラ

色々役に立つ工事カメラについて、幾つかのおすすめモデルをご紹介します。

おすすめの工事カメラ「リコー」

リコーのおすすめする工事カメラは「RICOH G800」です。「RICOH G800」は、工事現場で必要な防水性、防塵性、耐冷性、耐衝撃性などに優れています。また、緻密な画像を撮影できる1600万画素のカメラ、画像の管理や分類を可能とするカメラメモ、更に情報漏洩を防ぐ強固なセキュリティ機能を備えています。

防水性能は、JIS/IEC防水保護等級8級(IPX8)と非常に高い防水性を誇り、水深5mでの2時間の水中撮影が可能です。雨の日の現場や汚してしまった場合に水洗いをすることができます。

また、防塵性能もJIS/IECの防塵保護等級6級と砂や塵の侵入を防止するのに十分な性能が備わっています。さらに、耐冷性にも優れており、マイナス10℃の現場でも耐えられる耐冷仕様になっています。

そして、レンズ前面での強化保護ガラスの使用と各所にプロテクターを装備することで、2.0mの高さから落下させても耐えられる耐衝撃性を備えています。

その他にも、エタノールや次亜塩素酸ナトリウム、二酸化塩素水での消毒にも耐えられる耐薬品性、長時間駆動ができるリチャージャブルバッテリーや単四形アルカリ乾電池でのカメラ使用も可能です。

加えて、手袋をしたままでも操作しやすいようにスイッチ類を大きめシンプルにしたり、たすき掛けできる丈夫なネックストラップもついており、細かな点に様々な配慮を行っている工事カメラです。外観も非常に軽量でコンパクトである、工事現場で必要な機能な満載されたおすすめのカメラです。

おすすめの工事カメラ「オリンパス」

オリンパスの工事カメラと言えば「TG-5 工一郎」です。名前からの分かるように「TG-5 工一郎」は、工事現場で必要とされる様々な機能が搭載されています。防水性、防塵性、耐衝撃等などのタフな性能を備えつつ、コンパクトなボディーを実現しています。

さらに、工事現場で役に立つ工事写真専用モードや広角ズームレンズを搭載しており、工事現場での写真の撮影や撮影後の写真の管理に便利な様々な機能を備えているのです。

防水性能は、水中15m深さでも耐えられるIPX8等級となっており、雨の現場や、水道水による水洗いも可能なのです。また、防塵性能もIP6X等級であり、砂やホコリの侵入を防ぐことができるのです。

耐衝撃性では、高さ2.1mからの落下でも耐えられる構造になっており、100kgの荷重でも問題ありません。レンズを弾性部品で保護するとともに、蓋の部分に厳重な二重ロックとなっているのです。

さらに、冬場の工事現場でも利用できるよう、マイナス10℃の環境でも利用できます。この「TH-5 工一郎」の特徴に、シリコンジャケットが付いていることがあります。全面をこのシリコンジャケットで覆うので、軍手での操作や細かい傷を防ぐことができます。

おすすめの工事カメラ「コニカミノルタ」

コニカミノルタは、現在カメラ事業を行っていないのですが、過去のモデルでDIGITAL現場監督シリーズは、工事カメラとして大変人気がありました。このDIGITAL現場監督シリーズの中でおすすめしたいモデルに2005年に発売された「DIGITAL現場監督 DG-5W」があります。

狭い場所でも撮影が可能な広角28mmからの光学2.8倍ズームを使用しており、高い防水性、防塵性、耐衝撃性を備えています。防水機能は、汚れたら水洗いできるレベルの性能であり、防塵性能も6等級、寒冷地での使用にも耐えられます。

これ以外に、大容量フラッシュやダイヤルだけで設定できるCALSモード、軍手をつけたままでも操作してやすい大きめボタンなど、使いやすさを向上させる様々な機能があります。

スマホを工事カメラとして使う人もいる

最近のスマートフォンのカメラは非常に性能が良くなっています。スマートフォンであれば手軽に持ち運べますので、工事カメラとしてスマートフォンを使う人もいるのです。またスマートフォンには、簡単に工事写真が撮れるアプリがあります。

このようなアプリの中には、国土交通省のCALSに対応しているものもあります。さらに最近のスマートフォンには、防水機能や防塵機能を備えているものもあります。

ただ、タフネスさを比較するとスマホより工事カメラの方が優れていますので、本格的に工事写真を撮る場合には、やはり工事カメラを使った方がいいです。

工事カメラについてのまとめ

  • ここまで、知っておきたい工事カメラについて色々な説明を行ってきました。
  • 工事カメラに必須の条件として、正確に経過を記録できるだけでなく、特殊な環境でも使えるタフネスさも重要です。
  • 工事カメラに、国土交通省デジタル写真管理情報基準などをクリアしているCALSモードがあると便利です。
  • おすすめの工事カメラには、RICOH G800、オリンパス TH-5 工一郎、コニカミノルタ DIGITAL現場監督 DG-5Wがある。
  • スマホの工事カメラ利用は、その手軽さが魅力であり、スマホアプリを有効活用することもできる。