スマートフォンで撮った写真を、旧世代の携帯(いわゆるガラケー)に送ろうとしたが、うまくいかなかったという経験はありませんか?スマートフォンでモバイルデビューした人は、ガラケー特有のルールや制約をご存じないかもしれません。

スマートフォンでふつうに撮った写真でも、ガラケーにとってはサイズが大きすぎて送受信できないことがあります。また、スマートフォンからすんなり送信できたとしても、ガラケーのほうに高額の通信料金がかかってしまうこともあります。

ここではスマートフォンからガラケーに写真を送る場合に注意すべきポイントについて説明します。

スマホからガラケーに写真を送ることはできるのか

スマートフォンからガラケーに写真を送るには、ガラケー用のキャリアメールに添付して送信するのが一般的です。キャリアメールの名称や特徴は、携帯キャリアごとに異なります。

NTT・Docomoではiモードメール、SoftBankはS!メール、auはauメールという名称になります。ちなみにSMS(ショートメッセージサービス)は、短いテキストメッセージのみを送受信するサービスなので、写真を送ることはできません。

メール以外で写真を送る方法としては、後述のように相手のガラケーがBluetooth対応機種の場合に限られますが、スマートフォンからBluetoothでダイレクトに送信するという方法もあります。

スマホからガラケーに写真を送るときの注意点

スマートフォンの写真を、メールでガラケーに送る場合、以下の2点には特に注意しなければなりません。

画像を受け取ると高額料金が発生する可能性がある

ガラケーのほうがパケット通信の定額サービスに加入していない場合、サイズの大きな画像を受信すると、高額の通信料金が発生してしまう可能性があります。

パケット通信とは、携帯で動画サイトを見たり、画像や音楽のファイルをダウンロードしたりする場合に、データやファイルを一定のサイズのパケット(荷札がついた小包のこと)に分割して伝送する通信方式のことです。

パケット通信はデータを小分けして送信するため、複数の利用者が同じ回線を効率よく共用できるメリットがあります。そのため利用料金は通話時間ではなく、送受信したデータの量に比例して高くなります。

したがってパケット定額サービスに加入していないガラケーで、サイズが大きな写真を受信すると、通信料金が予想外にはね上がってしまう可能性があります。

その一例として、ソフトバンクが公表している通信料金の目安を参照すると、パケット定額サービス非加入の携帯で約2MBの写真を受信した場合には、約4,915円の料金がかかることになります。

ソフトバンク パケット通信料の目安

スマホから送られてきた画像が見れないことがある

スマートフォンからガラケーに写真を送る場合、通信料金だけでなく、キャリアメールの受信サイズに制限があることにも注意しなければなりません。近年、スマートフォンの内蔵カメラは大幅に進化しており、中には一眼レフに匹敵する画素数を誇るモデルさえあります。

そのようなカメラで撮った写真は、サイズも一眼レフ並みになってしまいます。一方、ガラケーのキャリアメールの受信サイズは無制限ではありません。各キャリアメールの限度を超えるサイズの写真を送ると強制的に削除されてしまい、メールの文面は届きますが、写真は見られないことがあります。

ガラケーは受け取れる容量が携帯会社によって決まっている

ガラケーのキャリアメールは、携帯のキャリア会社によって受信できる容量にちがいがあります。まず、NTT・Docomoのiモーションメールでは、受信サイズは1通あたり最大2MBとなっています。SoftBankメールも1通あたり最大2MBに制限されます。

auケータイの容量制限は1通あたり3MBとされていますが、これはiPhoneの場合です。ガラケーは他社と同様に2MBが上限となります。また、それらはいずれも添付写真のサイズではなく、メール本文と合計した容量になります。

スマートフォンの内蔵カメラで撮影した写真は、1200万画素のカメラの場合で1枚あたり約2~3MBですから、キャリアメールでは1枚も受信することができない計算になります。

スマホからガラケーに写真を送る方法

スマートフォンからガラケーに写真を送る方法としては、キャリアメールの容量制限以下になるように写真を縮小するか、Bluetoothで送信するのが一般的です。

メールアプリで画像を縮小してメールに添付して送る

iPhoneのメールアプリでは、メールに添付する写真を選択すると、次に画像サイズの選択メニューが表示され、「小」「中」「大」「実際のサイズ」のいずれかを選ぶことができます。

メニュー画面には「小(28.5KB)」のように変更後のサイズも併記されますが、任意のサイズに縮小することはできません。Android系スマートフォンでも、プリインストールされているメールアプリで、添付画像のサイズを縮小することができます。

また、ドコモのAndroidスマートフォンにプリインストールされている「ドコモメール」というアプリでは、画像を添付したメールを作成する時に「2MB以上の写真は添付時にリサイズする」という項目をあらかじめ選択しておくと、画像サイズを1920×1080ピクセルに圧縮してくれます。

Bluetoothが付いているガラケーならば直接送る

メール以外にスマートフォンからガラケーに写真を送る方法としては、ガラケー側がBluetooth対応機種の場合に限られますが、スマートフォンからBluetoothで送信するという手もあります。

ただしほとんどのスマートフォンはBluetoothの通信距離が10m以内に限られますので、離れた人に送ることはできません。

画像縮小アプリで画像を縮小してから送る

スマートフォンでは、メールアプリ以外にも、画像や写真を縮小できる無料のアプリがいくつもあります。

iPhoneでは、写真や画像を縮小して保存するシンプルな機能に特化したアプリ「Reesize」や、写真や画像を好きなサイズに変更できる「画像サイズ」複数の写真をまとめて縮小し、そのままメールに添付できる「一括変換アプリ- for iPhone」などがあります。

一方、Android系では「Image Shrink Lite」が画像縮小の無料アプリとして定評があります。有料のFull版にすると複数の画像をまとめてリサイズしたり、縮小した画像の自動削除などができます。

スマホからガラケーに写真を送る方法のまとめ

  • スマートフォンで撮った写真を、ガラケーに送る際には、画像のサイズに注意する必要があります。
  • スマートフォンからガラケーにメールで写真を送る場合、メールのサイズ制限を超えると、添付写真が削除されることがあります。
  • ガラケーがパケット通信の定額サービスに加入していない場合、サイズの大きな写真を受信すると、通信料金が高額になる可能性があります。
  • ガラケーがBluetooth対応機種であれば、メールを使わずにスマートフォンから写真を電送することができます。
  • Bluetoothは送信距離が限られるので、遠方の相手には送信できません。
  • ガラケーにメールで大きなサイズの写真を送る場合には、画像縮小アプリを使って写真を小さくした方が良いです。