腕時計の電池交換を自分でするのは、意外と一般的でしょう。電池交換用の時計工具が100均でも売っています。しかし、いざ自分で電池交換をしようと思うと迷う人もいるでしょう。

ここでは、腕時計の電池交換を自分でするデメリット、腕時計を自分で電池交換するならその時のポイントをご紹介します。自己責任のもと、自分にあった電池交換ができます。

腕時計の電池交換を自分でするデメリット

腕時計の電池交換自体は、比較的簡単にできます。しかも、今では100均でも簡易的な工具が200-400円ほどで手に入るようになったので、自分で挑戦する人も少なくないでしょう。

しかし、電池交換は腕時計屋さんが商売のひとつとしてもやっていることです。ですから、自分での腕時計の電池交換には、それなりのデメリットがあります。自分で挑戦する前に、デメリットについて考えてみましょう。

壊してしまう危険がある

腕時計は、当然ながら精密機械です。電池交換が必要なクオーツ式腕時計にも、細かな歯車や精密な電子回路などが使われています。交換の際には、腕時計の裏蓋を開いての作業になるので、裏蓋を開ける時、開けて作業する時にも壊してしまう危険が潜んでします。

腕時計の裏蓋は、こじ開け裏蓋、スクリュー裏蓋、ねじ留め裏蓋の3つのタイプがあります。こじ開け裏蓋は、隙間から工具を差し込むので、差し込みすぎたりすると腕時計内部の機械部分を傷つけてしまうことがあるでしょう。スクリュー裏蓋は、突起がついた専用のドライバーを使うので、腕時計の外側を傷つけてしまう可能性があります。ねじ留め裏蓋は、小さなねじが使われていますが、緩め方を間違えるとねじ山を削ってしまい開けられなくなくなることもあるでしょう。

また、腕時計によっては、裏蓋を開けるとさらにプラスチックのカバーがあります。このカバーも取らなければ、ほとんどの腕時計で電池交換ができないでしょう。プラスチックのカバーは、慎重に外さなければ文字盤も一緒に外れてしまったり、時計の針がケースの中で脱落してしまったりすることもあります。

防水機能がきかなくなることがある

今では、ほとんどの腕時計に生活防水機能が搭載されているでしょう。防水機能は、裏蓋のすぐ下の内部にゴムパッキンをいれて施されてます。

ですから、自分で電池交換をするために裏蓋を取ったときに、パッキンがむき出しになることがあります。さらに、腕時計によっては、パッキンを一度外さなければ電池交換が自分でできないものもあるでしょう。

パッキンを外すことは簡単ですが、元に戻せなくなったり、パッキンが劣化していて戻せなくなったりすることがあります。また、正しい位置にパッキンがセットされていなく、自分での電池交換の後には防水機能がきかなくなることも考えられます。最悪の場合には、時計内部に水が入ってしまい、腕時計が故障してしまうこともあるでしょう。

交換後のメーカー保証が受けられないことも

高級な腕時計には、メーカーの保証がついているものがあります。保証期間内であれば、故障の際にはメーカーで無料または格安で修理を受けられるでしょう。

保証期間内に自分で電池交換に挑戦して、その時に腕時計に不具合が出てしまうと、たいていの場合には保証を受けられるなくなります。

自分で電池交換したことは、腕時計を改造したとみなされるので、補償対象から外れてしまうのです。不具合なく電池交換をできれば問題になりませんが、失敗した時には代償が大きいことを頭に入れておきましょう。

腕時計を自分で電池交換する時のポイント

デメリットからわかるように、自分での腕時計の電池交換は自己責任でするのが基本になります。

自分での電池交換に不安を感じるなら、街やショッピングモールの時計屋さんで電池交換をお願いするのもいいでしょう。

一般的なお店なら、腕時計の電池交換は1,000-1,500円ほどです。また、丁寧な電池交換をしたいなら、一番のおすすめは腕時計メーカーに依頼することです。価格は、一般的には3,000円以上、メーカーによって値段に差があるので確認してみましょう。国産なら腕時計メーカーによっては、郵送での電池交換も可能なところもあります。

それでも、忙しく自分で腕時計の電池交換をしたいなら、交換前の事前の確認に2つのポイントがあります。

裏蓋の開閉方法の見極め

自分で電池交換をすると決めたら、まずは裏蓋の形状の確認をしましょう。先にも紹介しましたが、腕時計の裏蓋は主に3種類あります。こじ開け、スクリュー、ねじ止めがあります。それぞれの裏蓋のタイプで必要な時計工具が違うので、あらかじめ確認して用意するのがいいでしょう。

こじ開け裏蓋は、腕時計を地面と並行に裏返しにして持ち、真横から裏蓋の周囲をみてみましょう。

裏蓋のどこか、裏蓋と腕時計本体のケースの間に隙間が確認できます。この隙間は、時計工具を差し込んでこじ開けるためのものです。隙間があれば、こじ開け用の時計工具を用意しましょう。100均やホームセンター、通販などで簡単に手に入ります。

スクリュー裏蓋は、スクリューバックとも呼ばれます。腕時計の裏蓋の周囲に、小さな四角の溝が6か所あればスクリュー裏蓋です。

スクリュー裏蓋の工具は、2か所または3か所の突起がある時計専門工具が必要になります。工具は、100均で2か所突起の簡易的なもの、ホームセンターなどで3か所の突起のものが見つけやすいでしょう。こじ開け工具ほどよく売っているものではないので、通販で探すのが一番見つけやすいでしょう。

ねじ止め裏蓋は、一般的には裏蓋の4か所が小さなねじで止められています。ねじは、精密ドライバーのプラスがあれば開けることができるでしょう。海外メーカー製の高級腕時計のねじは、特に小さなねじが使われていることが多いので、ねじ山がなくならないようにドライバーのサイズとねじの緩め方には細心の注意が必要です。

腕時計に合う電池を探す

自分で腕時計の電池交換をするなら、当然ながら交換用の新しいボタン電池の用意も必要になります。

腕時計に使われるボタン電池は、50種類ほどあるといわれています。腕時計の取り扱い説明書やメーカーの公式ホームページなどで、あらかじめ電池の種類を確認することができるでしょう。それで分からなければ、一度裏蓋を開けて確認するしかありません。

腕時計のボタン電池は、ホームセンターで豊富な種類を探すことができます。しかし、すべての種類を置いているところは少ないので、見つからない場合には通販で自分の腕時計に合うボタン電池を探すのがいいでしょう。

腕時計の電池交換を自分でやる際のまとめ

腕時計の電池交換を自分でするデメリットには、壊してしまう危険があること、防水機能がきかなくなることがあること、交換後のメーカー保証が受けられないこともあるなどでしょう。

ですから、腕時計を自分で電池交換するのは、自己責任のもとになります。自信がないなら、街の時計屋さんに電池交換を依頼するのがいいでしょう。一般的には、1,000-1,500円ほどで電池交換が可能です。

それでも、自分で腕時計の電池交換をしたいなら、交換をする前の事前の確認にポイントが2つあります。

まずは、腕時計の主な3つの裏蓋の種類から、開閉のために合う時計工具を用意することでしょう。工具は、100均、ホームセンター、通販などで簡単に手に入ります。また、50種類ほどあるといわれてる時計のボタン電池から、自分の腕時計に合ったものを用意することも必要です。ボタン電池は、ホームセンターでも買えますが、一部のものは通販のほうが探しやすいでしょう。