近年進化が目覚ましい液晶テレビですが、液晶テレビにも寿命があります。

液晶テレビの寿命は何年なのか、液晶テレビが寿命前に故障するケースにはどんなものがあるか、液晶テレビが寿命になった時にはどのような症状になるか、ということが疑問点としてあげられます。

この記事では、液晶テレビの寿命は何年か、液晶テレビの寿命前の故障、液晶テレビの寿命の症状について説明します。

液晶テレビの寿命は何年?

液晶テレビには、寿命というものがあります。液晶テレビは大体7~10年ぐらいで寿命がくると言われています。主な要因としては、使用している液晶テレビのバックライトの寿命がおよそ7~10年と言われているためです。

液晶テレビでは、液晶パネルの後ろからバックライトの光を当てることによって映像を表示するため、バックライトが故障したらテレビの映像が映し出せなくなってしまいます。

バックライトは、おおよそ30,000時間~60,000時間使用できると言われているため、この程度の時間使用すれば壊れても仕方ないと考えた方がいいでしょう。

また、液晶テレビを購入してから5,6年が経過して画面に線が入ったり、映像全体が暗く感じるといった症状が出てきたら、故障の前兆かもしれません。

その他の要因として、半導体等の電源基板や回路などの耐久性も同程度になっているということもあります。

放送形態と液晶テレビの寿命

近年、液晶テレビの画質の進化は目覚ましいものがあります。

フルハイビジョンが一般的になったと思ったら、すぐに4Kが登場し現在の主力テレビになっています。さらに最近、8K対応型液晶テレビも見かけるようになっており、液晶テレビの映像の進化は止まることはありません。

フルハイビジョン、4K、8K以外に有機ELテレビもあります。過去に液晶テレビと競い合ったプラズマテレビは寿命が長いという特徴がありましたが、現在は製造されていません。

液晶テレビの寿命は、液晶パネルの使用可能時間が長いほど長くなります。

フルハイビジョンや4Kなどの液晶テレビ、有機ELテレビ、プラズマテレビのプラズマテレビの寿命を比べると以下の通りです。

 ・液晶テレビの使用可能時間は約60,000時間
・有機ELテレビの使用可能時間は約30,000時間
・プラズマテレビの使用可能時間は約100,000時間

では、実際に何年使用できるかということですが、一日8時間テレビをつけていたとすると、約30,000時間の有機ELテレビで「約10年」、約60,000時間の液晶テレビで「約20年」、約100,000時間のプラズマテレビで「約32年」となります。

この年数でバックライトの明るさが50%になってしまうということです。

液晶テレビの寿命前の故障

寿命まで液晶テレビを使えば、ある程度仕方ないと諦めができますが、それ以前に液晶テレビが故障してしまうこともあります。

液晶テレビのメーカー保証期間は通常1年ですので、有償補償をつけないで2・3年で故障した時は、修理に結構な費用がかかってしまったということもあるのです。

液晶テレビが何かおかしいと思ったら、念のため各メーカーのリコール情報を確認しましょう。問題がある部品や機能の関する不具合情報が公開されているかもしれません。無償で部品交換を行ったり保証期間が延長されたりします。

液晶テレビの部品保有期間8年

液晶テレビを製造しているメーカーには、部品保有期間というものがあります。部品保有期間は各メーカーによって異なるのですが、おおむね各メーカーとも8年くらいが多くなっています。基本的に日本のメーカーは8年です。

これは、液晶テレビのメーカーで、8年程度しか液晶パネルやバックライトが故障した時のための部品を保有していないということです。

メーカーでは、この期間を超えた場合に部品供給中止とし、これ以降に故障があっても部品交換により修理はできなくなります。

メーカーとしてもこれ以上長い期間部品を倉庫などに保有することもできないうえ、製造するにあたってもこれ以上長い期間、故障なく動作することを想定していません。

家電製品には、それぞれ法律で定められた性能部品保有年数というものがあります。必要な部品を最低でも何年間保有するかというものですが、液晶パネルの場合は8年です。

古い液晶パネルが製造されなくなったとしても最低8年間は、想定される数の液晶パネルを倉庫に保管する必要があるということです。

このことは裏を返せば、メーカーはこの8年間は、故障が出ないように色々試験などを行って液晶テレビを製造するということになります。

液晶テレビの寿命の症状

寿命がある液晶テレビですが、寿命と判定できる幾つかの症状があります。次のような症状が出てきたら買い替えのサインと考え、新製品を検討するとよいでしょう。

新製品は省エネ性能も進歩してるため、電気代の節約効果も考えて買い替えを検討するとよいのです。

画面の明るさが半減したら寿命の象徴

液晶パネルは、明るさが50%になったらおおむね寿命と言われています。

明らかな故障は画面が真っ白になり何も映らない症状ですが、画面の明るさが半減したら、買い替えを考えた方がよいです。画面が暗くなり明るさの設定変更を行った場合には、寿命を疑った方がよいでしょう。

電源が入らないと寿命の象徴

液晶テレビの電源が入らなくことがあります。このような時は電源基板の故障の可能性が高いですが、購入してから結構年数が経っている場合は、寿命と考えた方がよいです。

電源基板は時間の経過ともに劣化していくものです。電源基板は液晶テレビの中心的な部品であるため、修理や部品交換をすると買い替えを変わらないくらいの費用が掛かることもあります。

画面に線などが入ると寿命の象徴

よくある液晶テレビの不具合に、画面に線が入ることがあります。線は縦線であったり、横線であったりします。初めは小さな線であったものが、次第に大きな線になったりすることもあります。

画面の色が変わってしまったり、画面が真っ暗になるばあいもあるでしょう。

その他の寿命の象徴

その他の液晶テレビの問題として、突然音が出なくなったり、音が割れたり、音が途中で途切れたりする可能性もあります。また、突然異臭がする場合もあります。

焦げくさい臭いがする、煙が出るという場合もあるでしょう。購入して数年であれば修理を検討すべきですが、結構年数が経っている場合には、買い替えも視野にいれるべきです。

液晶テレビの寿命を縮める要因として、長時間の使用や画面の明るさ設定が高いなどもあります。どちらもメインの部品である液晶パネルの劣化につながる使い方であるため、寿命に関係してしまいます。

直射日光を当たる場所での使用やゲームなどでの利用も液晶パネルの負担になり、寿命を縮めることになるでしょう。

液晶テレビの寿命についてのまとめ

  • 液晶テレビの寿命は、約7~10年ぐらい
  • テレビの使用可能時間は、液晶テレビで約6万時間、有機ELテレビで約3万時間、プラズマテレビで約10万時間である。
  • 液晶テレビの寿命前に故障かなと思った場合、各メーカーのリコール情報や不具合情報の公開などをチェックする。
  • 保証期間延長や無償部品交換などが受けられる。
  • 液晶テレビのメーカーが補修用部品を保有している期間は、メーカーによって異なるが8年間が多い。
  • 液晶テレビの寿命を疑う症状として、画面の明るさ半減、電源が入らない、画面に線が入る などがある。