こちらの記事は2021年11月2日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
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この記事では、S端子とはなにかや、S端子信号をHDMI信号変換する変換器のおすすめを解説します。
音声(オーディオ=Audio)や映像(ビデオ=Video)の信号をAV機器とやり取りする際に使用するケーブルは、現在に至るまで数多くの規格が世に送り出されています。
最近使われなくなってきている端子では、最新の家電に対応しておらず接続できない事もあるでしょう。
この記事を読むことで、自分に合ったS端子信号変換機とS端子ケーブル購入の検討ができます。

そもそもS端子とはなにか?

S端子とは、テレビに映像機器の映像を送信するためのコネクションスタンダード(接続規格)のことです。

アナログ方式の接続により、往来のアナログ放送のSD解像度の映像を送ることができます。
具体的には、映像をS端子搭載のグラフィックボードやパソコンからテレビに出力することができます。
S端子接続に変換可能なパソコン用テレビ出力でも、アナログRPG15ピンの映像出力を同様に出力することが可能です。
ほかにも、パソコンにビデオ映像を取り込む「ビデオキャッチャー」と「ビデオデッキ」などを繋げることができます。

「S端子」の名前の由来であるSは、セパレート映像端子です。
色信号(C)と(Y)情報を分けて伝達する方式をとっており、ケーブルとコネクター内部でセパレート(分けられて)いる事から名づけられています。
主に VTRやテレビなどで用いられる映像の信号出力用接続コネクターとして、クオリティーの高い映像伝達を行う目的で、高いパフォーマンスのゲーム機・ビデオ・テレビなどの機器に実装されていました。
それ以降に、D端子・HDMIなどの規格や、高解像度対応機器の登場によって最近ではあまり見かけることが少なくなっていますが、一部の国での利用状況はいまだに高いままです。

S端子信号をHDMI信号変換する変換器のおすすめ

オアシス電気 LKV381は海外での使用にも安心

オアシス電気 LKV381は、日本やアメリカでは一般的なテレビの放送規格であるNTSC方式だけではなく、ヨーロッパなど一部の国で使われているPAL方式の放送にも切り替えられる変換機です。

HDMI出力をS端子やコンポジット出力へと変換する変換機です。
オーディオケーブルは赤白のケーブルに接続可能で、映像ケーブルはコンポジットの黄色いケーブルで接続することもできます。

テック TSCHDMI4はS端子/AV端子の出力映像を4K出力にできる

テック TSCHDMI4は、S端子/AV端子の出力映像を、4K出力の映像へとアップコンバートできる出力変換アダプターです。

アナログ出力の映像をHDMI出力に変換するため、映像をシャープにすることができます。
4Kモニター以外にも、従来のフルHD・HDモニターやテレビなどにも接続可能です。

Blupow HDMI to S端子 変換器はHDMI信号をアナログ信号に変える

Blupowのこの品は、デジタルのフルハイビジョンHDMI信号を、アナログのコンポジットSビデオ信号に変換し、映像と音声を出力する変換機です。

デジタルフルハイビジョン端子がない古いテレビやモニターでも、コンポジットやS端子があれば、音源・映像を出力することができます。
また、音声分離と映像分配が可能で、S端子とコンポジット信号の同時出力が可能なため、二つのテレビモニターに一つの映像の分配出力を行えるのも特徴です。
しかし、デジタルフルハイビジョンのデジタル信号を、アナログ信号に変換出力するものであるため、デジタルフルハイビジョンのクオリティーをそのまま出力するものではない事に注意が必要です。

 

S端子ケーブルのメリット

ビデオとテレビなどを接続する際にS端子ケーブルを使用した場合と、一般的なAVケーブルを使用した場合では、S端子の方がより高画質になるのがメリットです。

一般的なAVケーブルは、伝送時に色信号同士が交差しやすく、映像が乱れてしまい、クオリティーの低下に繋がるというデメリットがあります。
しかし、S端子ケーブルは一本で映像信号を送るため、一般的なAVケーブルよりも画質はS端子の方が安定しており、高画質を楽しめるのが特徴です。

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S端子についてのまとめ

  • ビデオとテレビなどを接続する際は S端子ケーブルを使う方が一般的なAVケーブルよりも高画質になります。