近年、毎夏のように発生する「数10年に1度」の記録的な猛暑ですが。オフィスのエアコンが省エネ推薦の28度設定では暑すぎて、涼しい顔で仕事をすることはできません。

自宅でもトイレなどエアコンのない部屋は、熱中症予防のためにも暑さ対策が欠かせません。そこでおすすめしたいのが、クリップ式の扇風機です。

ふつう据え置き型とちがって設置スペースが必要ないため、オフィスのデスクやトイレなどのせまい場所でも難なく取り付けることができます。ここでは季節を問わず利用できるクリップ扇風機について解説します。

クリップ扇風機の選び方

デスクの天板や本棚のボードに適度な厚みと強度があれば、すぐにでも取り付けられるのが、クリップ扇風機の魅力です。

小型で場所を選ばず、冬場もサーキュレーターとして活用できます。電源は家庭用100VタイプやpcのUSB、乾電池か充電式内蔵バッテリーの3タイプが主流です。

機能的にも据え置き型の扇風機に負けないモデルもあって、選択肢は豊富です。

首振り機能・タイマー機能でクリップ扇風機を選ぶ

小型で手軽に取り付けられる一方で、風量はやや乏しいクリップ扇風機です。基本的には個人向けですが、それでも首振り機能かあれば何かと便利です。

扇風機の風が1カ所に集中するのがいやなときは、首振りで拡散することができます。エアコンと併用する場合も、首振り機能があれば、サーキュレーターのように使うことができます。

もちろん、複数の人に均等に風を送ることもできます。クリップ扇風機でもサーキュレーター兼用タイプなら、首が360度回転したり、上下に首振りできるものもあります。

またタイマーも日常的に使うことはないかもしれませんが、あれば何かと役立ちます。自宅で就寝するときだけでなく、職場でも習慣的にタイマーをセットしておけば、仕事を終えたときに消し忘れて退社するミスを防ぐことができます。

機種によっては3時間以上の長時間タイマーを備える製品もあります。節電にも役立ちますので、おすすめです。

静音性でクリップ扇風機を選ぶのもよい

クリップ扇風機はプロペラがコンパクトなので、風量を得るためにはどうしても高回転になり、音がうるさくなるのを避けられません。寝室や職場で使いたい方は、なるべく静音性を重視した製品を選ぶようにしましょう。

できれば3段階以上の風量調節が可能で、モーターの回転がなめらかで静粛性が高く、全体の造りにガタつきがなく、プロペラやガード(プロペラを覆うカゴ状のカバー)が静音設計になっているものが理想です。

サイズもなるべく大きめのものを選んだ方が、低回転でも風量が豊かで、静音性に有利です。静音設計の扇風機は多少価格が高くなりますが、扇風機の音に睡眠や集中力を妨げられることを思えば、プライスレスのメリットです。

特にオフィスで使いたい場合は、扇風機の騒音が周囲の人たちの迷惑にもなります。職場では自分のことだけでなく周囲にも配慮しましょう。扇風機ひとつで仕事の人間関係を悪くすることもあります。

電源でクリップ扇風機を選ぶのも大切

クリップ扇風機の電源は、主に家庭用の100Vコンセント、パソコンなどのUSBポート、乾電池か充電可能な電池式の3タイプがあります。

コンセントタイプはサイズも造りも家電らしくしっかりしていて、モーターも強力です。

クリップ式でも風量や使い勝手を求めたい方には、100Vのコンセントタイプがおすすめです。一方、おもちゃのように小さい扇風機は、USBやバッテリー式が主流になります。

USB対応モデルはPCやモバイルバッテリーを電源にして使用できるので、電源コンセントがない場所でも利用できます。ワイヤレスの電池式はアウトドアでも使えるのがメリットです。

クリップの形状や大きさでクリップ扇風機を選ぶ

クリップ扇風機は本体の重量をクリップの保持力のみで支えています。保持力が強ければ強いほど、扇風機本体の振動が少なく、首振りなどの動作も安定し、落下の危険性もなくなります。

一方で、クリップが強すぎたり、形や大きさが設置場所に合わなければ、ボードに傷跡が残ったり、モーターの振動でガタついたりするようになります。

デスクや棚板に傷や跡をつけたくない方は、クリップのホールド部分にラバーなどのクッション素材を貼り付けてあるものを選びましょう。

逆にクリップ扇風機をあちこち移動させたい方は、保持力が強すぎず、取り外しの簡単なモデルがおすすめです。

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おすすめの首振りクリップ扇風機

KEYNICE USB扇風機

KEYNICE(キーナイス)は中国のフルーイングウェイテクノロジーズリミテッド(Fulling Way Technologies Limited 富林威爾科技有限公司)独自ブランドで、主力のUSBファンをはじめ、携帯電話アクセサリーや、家電製品などを製造販売しています。

KEYNICE USB扇風機は、高さ23㎝、重さは約390gと軽量コンパクトで、持ち運びも苦になりません。クリップを台座と兼用することで、卓上式としてもクリップ式としても使える多様性を実現しています。

さらに自動首振り機能を搭載。水平方向にまんべんなく風を行き渡らせることができます。上下の風向きも手動により調整可能。電源にはusb充電が可能なリチウムイオンバッテリーを採用しています。

フル充電の場合、最弱モードで約48時間、最強モードで約5時間の連続使用が可能です。充電ケーブルを外せばコードレスになるので、アウトドアや真夏の車内、ベビーカーの暑さ対策にも最適です。

風量はダイヤル式の無段階調節が特徴です。扇風機背面のスポンジボックスに、同梱のスポンジをセットして、お好みのアロマオイルを含ませると、風と共にアロマの香りも楽しめます。

東芝エルイートレーディング TLF-18CL21

東芝 TLF-18CL21は国内大手家電メーカー製品としては唯一のクリップ扇風機です。

クリップ扇風機は家具やカーテンレールなどに簡単に取り付けられるのがメリットですが、18CL121はファンの角度を上下左右に変えられるので、今までのクリップ扇では取り付けられなかった場所でも設置することが可能です。

角度を変えればお好みの場所に風が届き、場所を選びません。プロペラは18cmの3枚羽根で、サイズは小型ですが、風量は豊かで、パワーも申し分ありません。

電源は家庭用100Vのコンセントで、操作はケーブルの中間スイッチで行います。

自動首振り角度は左右各40度ですが、手動では水平方向に360度、上下に約120度調整することができます。風量は強と弱の2段調整です、タイマーはありません。

おすすめのタイマー付きクリップ扇風機

山善 18cmクリップ扇風機 YCT-F18

「YAMAZEN」は工業関係の大手専門商社、株式会社山善の独自ブランドで、家電製品や家具などの製造販売を手がけています。

YCT-F18はデスクの端などにしっかりと簡単に固定できる使いやすいクリップ扇風機です、プロペラ径は18cm。本体は壁掛けにも対応していますので、市販の木ネジで簡単に取り付け可能です。

風量調節は2段階。ガードには小さなお子様でも指が入らないメッシュタイプを採用しました。自動首振り機能は左右90度。後部のつまみでセットします。

風向きの上下調節も手動で上下40度の範囲で可能です。タイマーは3時間(180分)までです。

おすすめの23cmのクリップ扇風機

TEKNOS 23㎝クリップ扇風機 CI-237

TEKNOS(テクノス)は日本の家電卸商社の株式会社千住が立ち上げた自社ブランドの家電メーカーで、家庭用扇風機や暖房機器などの季節家電を中心に製造販売しています。

TEKNOS CI-237はクリップ扇風機としてはひとまわり大きな直径23cmのプロペラと、家庭用100V電源の強力なモーターによる風量の豊かさが特徴です。風量調節は強と弱の2段階。首振り機能付きです。

クリップ扇風機についてのまとめ

  • クリップ扇風機はデスクの天板や書棚などの板にクリップで固定できる小型の扇風機です。
  • クリップ扇風機は場所を選ばずに設置できるので、狭い部屋や職場のデスクでもスペースをとりません。
  • クリップ扇風機は場所を簡単に写せるので、冬場もサーキュレーターとして利用できます。
  • クリップ扇風機の電源は家庭用100VのコンセントタイプやPCのUSB給電、乾電池か充電式バッテリータイプなどがあります。
  • クリップ扇風機は小型ですが、ふつうの据え置きタイプに匹敵する機能を備えたモデルや、静音性を重視したモデルなど、選択肢は豊富です。