そもそも電波時計ってなに?

1日を12時間掛ける2組みに初めて分けたのは古代エジプト人です。

巨大なオベリスク(古代エジプトで神殿の墓陵や塔門の前に対になって建てられた宗教的・装飾的記念柱)の巨大な影を日時計に見立てたことが起源だとされています。

現在使われている六十進法の時間単位は シュメールで考案されたものであり、紀元前は約2000年も前からあったのです。しかしキリスト誕生以前2000年も前から六十進法の時間単位があったというのは驚きです。

そこから派生した時計は 今や正確を期す「電波時計」として 世界中の人々の生活必需品となっています。今回はその「電波時計」についてご説明いたします。

「電波時計」とは その名の通り電波を受信して時刻を合わせる時計のことです。その「時刻の元」となるのが「標準電波」で 理論上はなんと「30万年に1秒」の誤差というセシウム原子時計が使われています。

さらに 標準電波のフォーマットや周波数は各国により異なってきます。例えばアメリカに於いては 我が国日本の佐賀と同じ”60kHz”と同じ周波数ですが、互換性はありません。

基本的に 海外で手に入れた電波時計を日本国内で受信して使用することも、反対に国内向け電波時計を海を渡った海外で受信して使うこともできません。

しかし近年は技術も発達し、何カ国も対応可能なものも発売されています。

671年4月25日、天智天皇が水時計を設置したことに合わせ、時間を大切にする趣旨のもと1920(大正9)年に制定されました。4月25日は今のグレゴリオ暦の6月10日にあたります。

時を知らせるのが時計ですが、水時計や日時計を経て機械時計が日本にもたらされたのは1551年のことです。

フランシスコザビエルによって持ち込まれたのが、記録に残る最古のものです。明治に入ると懐中時計や腕時計が普及しますが、時計としての原理はフランシスコザビエルの頃から変わらないものでした。

1969(昭和44)年、日本の時計メーカーから発売され世界中を驚かせたのが、クオーツ式の腕時計です。時計としての精度が飛躍的に高まり、またたく間に腕時計のスタンダードになりました。初めての腕時計はクオーツだったという方がほとんどではないでしょうか。

それから約30年後の1990年、ドイツでまったく新しい時計が誕生しました。それが「電波式」時計、一般に電波時計と言われているものです。

電波時計の特徴

ここからは 電波時計の仕組みや特徴を説明いたします。

先にも述べましたが 電波時計とは端的にいうと「標準電波を受信して オートマティカルに時刻・カレンダー修正を行う高い機能を持った時計」のことです。

その仕組みは 電波時計に内蔵されたアンテナが標準電波を受信して時刻情報へ変換します。その際に変換された時刻情報がモーターに伝わり 自動的に時刻が修正されます。

流れとしては 以下のようになります。
①送信所から発信された標準電波を内蔵されているアンテナで受信
②受信信号を アナログデータからデジタルデータへと変換
③時刻コードをCPUへ送信
④CPUにより 時刻コードから情報を解析
⑤解析された時刻情報に基づき 時計本体のモーターを使用して時刻を自動修正する

このような仕組みのため、電波時計は正確な時刻表示が可能です。

標準電波はほぼ24時間常時発信されています。しかし電波時計にいたっては 決まった時間に1日1回自動受信します。電波を受信しない時は 通常のクオーツ時計としてクオーツの精度により作動しています。

クオーツ時計は正確

開発から長い時を得た電波時計の正確性は、クオーツなどの時計と比較してもダントツでトップです。

情報通信研究機関の日本標準時グループが 電波時計がリファレンスとする”日本標準”の基準である時刻を決定しています。

実際にネットでも NICTのウェブページで日本標準時が表示されているので それを参考に電波時計の精度を確認することができます。

クオーツ時計は電波受信の機能で時刻が正確

「受信開始から時刻修正完了」を一括りとして、受信環境によって異なり 10数分程度かかる場合があります。標準電波の時刻情報は、多くの国では1回に1分間かけてデータが送られてきます。

この中にはノイズが含まれる場合もあり、データを何回か受信してそれらを比較することで精度を高めています。このため、正しいデータを確定するまでにある程度の時間が必要です。

電波受信できない時の裏技アプリがある

電波の受信環境が悪く イライラする時に助かるお守りアプリ、その名も「JJY Simulator」をご紹介します。電波時計の時刻合わせには 時刻に関する情報を提供している「標準電波JJY」という電波が使われています。

このSimulator(シミュレーター)は スマートフォンで電波を再現して 標準電波の届かない周りの環境でも 電波時計の時刻合わせを可能にしてくれます。

スマートフォンに取り付けたイヤホンを電波発信機がわりにし、音量を最大にして電波を発生させると モスキート音が聴こえます。

そのそばに電波時計を置いて 強制受信モードにすると 擬似電波を受信した時計が 自動的に時刻合わせをしてくれます。例えば 集合住宅やビル街の奥まった部屋などで 電波受信に困ってしまった際など一度お試しください。

ソーラーバッテリーで電池交換が不要になった

バッテリーの消耗が激しい電波時計では ソーラーバッテリーを採用することで頻繁な電池交換から解放されました。

ではなぜ電波時計 バッテリーの消耗がそれほど激しいのでしょうか。それを次の項目でご説明いたします。

電波時計のデメリット

素晴らしいワークをしてくれる電波時計ではありますが、全くの誤差がないと思い込んでしまうのは問題です。

ここで電波時計のデメリットについても把握しておく必要があります。比較的正確な電波時計と言えども その正確さは受信機能・環境によっても左右されます。

電波時計は電波を受信することで使えます。そのため基本的には電波が届く範囲の場所であれば使用できると考えていいでしょう。言い換えれば電波を受信できないエリアであれば使用できません。

地形などの受信環境によって 受信不可の場所もあるということを知っておきましょう。もちろん気候や災害により 電波受信できないこともあり得ます。

標準電波のフォーマットや周波数は各国により異なってきますので、互換性はありません。電波時計はバッテリーの消耗が激しいというデメリットがあります。これは毎日電波を受信するためです。

それ故 電池容量の少ない腕時計などは電池交換の頻度がとても高くなってしまい、そういう意味ではコスパ的に良いと言えないでしょう。

電波時計でおすすめのメーカー

日本が誇る時計メーカー3大ブランドの一つセイコーですが、高い技術とその精密さで 海外でも圧倒的人気を誇るブランドです。

最近のソーラー電波時計は ワールドタイム機能搭載のモデルも一般的になって来ています。

海外へ行くたびに時差を計算して リューズを引き時間調整をする、なんていうストレスからも解放してくれる電波時計はとにかく便利です。

日本が誇る時計メーカー3大ブランドの一つセイコーですが、高い技術とその精密さで 海外でも圧倒的人気を誇るブランドです。セイコーは洗練されたデザインでも国内外問わず人気があり、機能面・デザイン双方で人気が高いです。

おすすめのソーラー電波時計

そのセイコーからおすすめをご紹介します。スピリット スマート SBTM183過充電防止や節電になるパワーセーブなど機能面も充実。10気圧防水対応です。

突然の雨や水仕事にもガンガン使える頼もしい腕時計です。

ローマンインデックスがシンプルな文字盤は余計な装飾を省いたシンプル且つ考え抜かれたデザインで、まさに逸品と言えるセイコーブランドの技術の結晶です。

電波時計についてのまとめ

  • 電波時計は あらかじめ受信範囲内なのかを確認しておく。
  • 電波時計はバッテリーの消耗が激しいので ソーラーバッテリーが多い。
  • 電波受信にかかる時間は 受信環境によって異なり 10数分程度かかる場合がある。
  • 電波受信がうまくいかない時は 「JJY Simulator」などのアプリを使ってみる。