腕時計ブランド TIMEX(タイメックス)とは
TIMEX(タイメックス)は、アメリカのコネチカット州に本社を置く時計メーカーです。
1854年に設立されたWaterbury Clock Company(ウォーターベリー・クロック・カンパニー)が原点となり歴史がはじまりました。
当初は置時計・掛け時計の生産を行っていましたが、1877年から懐中時計の生産に着手し、1880年には懐中時計部門としてWaterbury Watch Company(ウォーターベリー・ウォッチ・カンパニー)が設立されました。
Ingersoll(インガーソル)社との合併以降は、手が届きやすい腕時計を製造するブランドとなり、腕時計が高級品だった時代に、安価ながら信頼性の高いモデルを提供し、労働者階級を含む一般消費者にまで腕時計を普及させました。
なかでも1933年に発売した世界初の「ミッキーマウス・ウォッチ」は、以降の様々なキャラクタービジネスの先駆例とも言える大ヒットを記録します。
1944年に会社名はUnited States Time Corporation, USタイムとなっています。USタイムはスイスを発祥とする時計メーカーのブランド名であったタイメックスを買収し、第二次世界大戦後の1950年から現在のTIMEXが誕生します。
その後、1970年代のクォーツショックを生き抜いたタイメックスは、現在も全世界に従業員約5000人以上、唯一米国内に残存しているアメリカンブランドの腕時計でもあります。現在は、高級ラインからアウトドア用など総合的なラインナップを備えています。
TIMEX(タイメックス)のつくる時計の特徴
「キャンパー」「ウィークエンダー」「アイアンマン」など一時代を築いたモデルは数知れず、ミリタリーウォッチからカジュアルウォッチ、スポーツウォッチまで様々なバリエーションがあります。
その中ですべてに共通して言えるのがタイメックスらしさです。タイメックスらしさといって一番に思い浮かぶのが、なんといってもリューズを押すと文字盤全体が発光する「インディグロナイトライト」機能です。
現在タイメックス社の時計の約75%以上が、このインディグロナイトライト機能を搭載しています。ミリタリーウォッチとしてベトナム戦争時に米軍に支給さたキャンパーシリーズのように、タイメックスの特徴といえばその耐久性も挙げられます。
また、現在でもスポーツシーンで広く愛用されているアイアンマンシリーズには、アラームやクロノグラフ、タイマーや10気圧防水機能など、スポーツウォッチとして優れた機能を備えられており、タイメックスを象徴するシリーズになっています。
TIMEX(タイメックス)の腕時計のおおまかな価格帯
\8,000から
160年の歴史の中で豊富なコレクションを展開し、ヒットシリーズを生み出してきたTIMEX。現在でもその人気は衰えず、お手頃な価格も人気の秘密です。
ベトナム戦争時に米軍に供給されていたミリタリーウォッチの復刻品であるキャンパーシリーズは、価格8300円から14800円です。ムーブメントはクォーツに刷新されていますが、文字盤のデザインやドーム型プラスチックは当時のままのデザインとなっています。
2011年に発売開始と歴史は浅いですが、今やTIMEXを代表するシリーズに成長したウィークエンダーはファッション性の高いシリーズです。価格は8300円から16000円となっています。
本格スポーツウォッチとして現在もスポーツシーンで愛用されているアイアンマンシリーズは8000円から15000円の価格となっています。ストリートシーンでも着用できるカモフラージュ柄やマルチカラーを盛り込んた新しいモデルも発売されています。