こちらの記事は2018年8月30日の記事を2020年5月8日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・エアコンのメーカーの比較を2020年5月8日の情報に更新いたしました。
この記事では、エアコンメーカーの比較とそれぞれの特徴、主力のモデルを解説します。
高温・多湿の日本の夏に欠かせないのがエアコンです。
この記事を読むことで、自分に合ったエアコン購入の検討ができます。
目次
エアコン選びの事前準備と選び方のポイントは?
エアコンの買い替えの場合は、元に設置していたモデルを参考に選べばよいですが、エアコンを初めて設置する際は、以下のポイントに注意する必要があります。
エアコン選ぶ前に確認する注意点
- 室内機自体や、室外機を設置できる場所と配管穴があるか
- エアコン用で使えるコンセントがあるか
- ブレーカー容量は足りているか
エアコンの選び方
- 対応畳数を確認して選ぶ
- 省エネ性能を確認して選ぶ
- 除湿機能や消臭機能などの付加機能で選ぶ
エアコンのメーカーの比較
エアコンは、多くのメーカーがしのぎを削って売り出している家電です。
種類も多く、いったいどれを選べばよいのか迷ってしまう人も少なくありません。
多くの選択肢の中から、予算やご家庭の生活スタイルに合う、納得のいくエアコンを選ぶのが大切です。
以下では、国内メーカーのそれぞれの特徴とおすすめのモデルを紹介します。
ダイキンは世界売上No.1の空調メーカー
今や「ダイキン」と聞けば「エアコン」を思い浮かべる人も多い、世界売り上げナンバー1を誇る空調メーカーです。
同社には、確かな技術と高い性能は評判があり、雨風に晒される室外機がタフな作りなのは安心なポイントです。
「グレードが下がる毎に機能を減らして価格を抑える」という、比較的わかりやすいプライス付けをしているのも特徴でしょう。
ダイキンの全ラインナップで、今まで使用していた同社製エアコンの冷房配管をそのまま利用できるというのもポイントです。
risora S22XTSXS
risora S22XTSXSは、「天井気流」により、風が直接身体にあてずに空調を行うことができます。
デザイン面では、スタイリッシュな薄型の本体に、洗練された質感が施されており、お部屋のインテリアの邪魔になりません。
また、「人・床センサー」では、センサーが人と床の温度を検知し、お部屋の暖める位置を判別してムラなく暖めることができます。
他にも無線LAN接続が可能であるため、専用アプリを使えば、スマホをエアコンのリモコンに変えることができるのも魅力でしょう。
専用アプリでは、外出先からでもエアコンの操作をする事も可能です。
三菱は「ムーブアイ」センサーが有名
三菱は、古くからエアコンにセンサーを搭載しており、現在は「ムーブアイ」のセンサー技術が有名なメーカーです。
「ムーブアイ」とは、センサーにより人の存在を把握し、1℃単位の調整で、部屋内の人が快適に過ごせる温度調整を行ってくれます。
三菱のエアコンで有名な霧ケ峰シリーズには、「みまもり」機能がある事も特徴です。
「みまもり」機能を使えば、エアコンの電源が切れている時であっても、部屋内の温度に変化があれば、お部屋内の人の体感温度に合わせて運転を自動で開始してくれます。
霧ヶ峰 MSZ-R2220
霧ヶ峰 MSZ-R2220は、床温度を検知する「ムーブアイ」と、床や壁などの温度から体感温度を検知する「Wフラップ」で、体感温度に沿った快適な温度調節を可能にしています。
フィルターや熱交換器など、定期的にメンテナンスが必要な部分もお手入れが簡単に作られているのも魅力でしょう。
本体高さは255mmというコンパクトなサイズであるため、窓上などの狭い場所にも設置が可能です。
リモコンは大きな文字温度表示であるため、お年寄りでも簡単に操作することができます。
Panasonicは除菌・消臭を行う空気清浄機能が特徴
Panasonicは、除菌・消臭までしてくれる「ナノイー」と呼ばれる空気清浄機能が特徴です。
モデルのラインナップを広く展開しており、選択肢が多いのも魅力でしょう。
「フィルターお掃除ロボット」をいち早く開発した事も有名で、面倒なエアコン掃除を製品自体がしてくれるという便利な機能も搭載されています。
さらに、同じ室内で温度差のある場所に、冷風・温風の異なる風を届ける「ダブル温度熱交換器」や、熱がこもりがちな室外機の「エネチャージシステム」など、画期的な開発力に定評があります。
CS-UB567CC2
CS-UB567CC2は、新搭載の冷媒加熱ヒーターにより、霜取りの性能が高い事が特徴です。
冷媒加熱ヒーターを使えば、寒さが厳しい地域でも、蓄熱とヒーターの加熱により霜を取り、強力な暖かさを放ち続けることができます。
また、工夫の加えられた室外機内部の凍結防止ヒーターと、室外機底面の形状により、溶けたドレン水の排出をよりすばやく行ってくれます。
寒い季節に便利なポイントとして、ちょっとした外出時などの際、暖房を切らずとも、ごく弱い暖房運転で、室温が下がりすぎない管理してくれる機能も搭載されている事があげられます。
日立は白くまくんシリーズが有名
日立の「白くまくん」シリーズは、ルーバー、フィルター、通風路にステンレスを使用して、ファンや熱交換器に汚れをつきにくくしています。
ステンレス仕様により、毎日使うと、どうしてもホコリがつきやすいエアコンのお掃除の負担を減らすのに役立っています。
「白くまくん」シリーズは、スッキリしたデザインも特徴で、インテリアにも溶け込んで悪目立ちしないのも人気の理由です。
白くまくん RAS-D22K
白くまくん RAS-D22Kは、熱交換器を自動で洗浄してくれるため、エアコン内部を清潔な状態に保ってくれるのが便利です。
また、エアコン内部には汚れにくい独自のステンレス素材を採用しており、水洗いしなくとも清潔に保つことができます。
快適な睡眠を助ける「みはっておやすみ」タイマーは、寝苦しい暑さの季節に便利でしょう。
「みはっておやすみ」タイマーを使うことで、タイマー時間の経過による運転停止後も、室温が上がれば抑え目の温度調整で運転再開してくれます。
富士通ゼネラルは自動のフィルターメンテナンスを最初に取り入れた
富士通ゼネラルは、2003年に世界で初めてフィルターメンテナンスをオートメーション化するというアイデアで、エアコン業界に新たな風を送り込みました。
自動のフィルターメンテナンス機能では、フィルターに付着したホコリを自動で除去してくれるため、空調効果や省エネ性能の低下を引き起こすホコリを気軽に除去することができます。
また、「ノクリア」Xシリーズでは、業界初である「熱交換器加熱除菌」機能を採用したことが有名です。
「熱交換器加熱除菌」機能では、エアコンの熱交換器に残留しがちな水滴を、55℃以上の温度で10分間加熱し、熱交換器内のカビ菌や細菌を除菌することができます。
エアコンから送り出される気流を清潔にすることが可能です。
また、室外機のコンパクト化にも力を入れており、幅・高・奥行きそれぞれの寸法が小さいモデルがラインナップされています。
室外機の置き場に制限がある人も安心でしょう。
ノクリア AS-V56K2
ノクリア AS-V56K2は、運転時に発生する水滴の力でカビ菌を除去し、清潔さを保つ熱交換器加熱除菌機能がお手入れに便利です。
ランドリーモードでは、強力な除湿を行うことで、室内干しの洗濯物も素早く乾燥させることができるため、曇り続きの季節でも安心でしょう。
リモコンは、薄型でスリムなデザインを採用しており、手にフィットしやすくボタンが押しやすいフォルムになっているのが特徴です。
よく使われるボタンは外側に配置しているなど、使いやすさのための工夫が凝らされています。
SHARPは独自の空気清浄機能が魅力
SHARPは、年々進化させている独自技術の「プラズマクラスターイオン」が特徴です。
プラズマクラスターイオンが、イオンの力でエアコンの内部と室内の空気を綺麗にし、室内を爽快感の高い環境にすることができます。
また、プラズマクラスターイオンでは、ニオイの原因となる菌も除菌することができるため、部屋干しを行った際も、嫌なニオイが洗濯物に付きづらい事も魅力です。
L-Hシリーズ AY-L22H
L-Hシリーズ AY-L22Hは、独自の空気浄化技術であるプラズマクラスターが搭載されており、お部屋の空気を綺麗に保つことができます。
エアコン停止中も、プラズマクラスターのみを運転させて、お部屋の空気やエアコンの内部を綺麗にしてくれます。
また、エアコン本体に内蔵された無線LANによりクラウドのAIにつながっているため、使用者の使い方に応じて細かい運転の調整を行ってくれる「COCORO AIR機能」は便利でしょう。
風の制御は2枚のパネルで行われ、暖房の風は床面に送り、冷房の風は天井に向けて放つため、お部屋内の温度の偏りを抑えてくれます。
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エアコンメーカーの比較についてのまとめ
- 雨風に晒される室外機が心配な場合は、室外機がタフなダイキン製がおすすめです。
- 省エネにこだわる人は、「省エネの見える化」を可能にした三菱製がおすすめです。
- 広い選択肢から選びたい場合は、価格設定も少しお安めのパナソニック製がおすすめです。
- お掃除がしやすく、シンプルなフォルムが希望であれば、日立の白くまくんシリーズがおすすめです。
- 室外機をコンパクトにしたい場合は富士通ゼネラル製がおすすめです。
- カビ菌の削減を重視する場合はプラズマクラスターイオン搭載のシャープ製がおすすめです。