加筆修正箇所
・ヒーターの選び方という項目を追記いたしました。
・下記の項目を2020年5月19日の情報に更新いたしました。
一人暮らしにおすすめのヒーター
赤ちゃんのいる部屋におすすめのヒーター
エアコンとの併用におすすめのヒーター
寒い季節に欠かせないのが、暖房器具です。
暖房器具には、エアコンやストーブ、こたつなど色んな種類のものがありますが、持ち運びが簡単で手軽なヒーターは冬に使うという人が少なくありません。
ヒーターと言っても、さまざまな種類があり自分に合っているものは何か分からない…。って人も意外と多いといわれています。
暖かい家で、快適に過ごすためにはヒーターの選び方のポイントや種類を把握することは大事です。
外が寒い日でも、部屋が暖かいとゆっくりできるため日ごろの疲れもしっかり癒せます。
そこで今回は、ヒーターの種類から選び方のポイントなどに焦点を当てて詳しく解説していきます。
目次
電気代が安いヒーターはどれ?
部屋を暖めることが多い冬は、意外と電気代がかかることがあります。
電気代を上手に節約するためには、電気代が安いヒーターを知っておくことが必須です。
広い部屋全体を暖めたい場合、電気代が一番安いのはエアコンだと考えられています。
一時間あたりの電気代が、「2.8円〜53.5円」なのでヒーターを使用するよりも電気代はかかりません。
しかし、部屋全体を暖めるため時間はかかるので注意しましょう。
またエアコンと違いヒーターは、広い部屋ではなく狭い部屋全体を暖めることに適しているため、電気代も異なってきます。
まず、オイルヒーター・セラミックファンヒーター・遠赤外線ヒーターなどは電気代が同じくらい高いです。
下記はあくまでも目安の電気代ですが、だいたい同じくらいです。オイルヒーターがこの中では、若干電気代が高いでしょう。
しかし、それぞれ暖房効率には差があります。
オイルヒーターの場合、部屋全体を暖めるのに時間を要するため暖房効率はあまりよくありません。
電源をつけてから、長時間暖まるまでかかると言われるオイルヒーターは、広い部屋より狭い部屋を暖めるのに適しています。
またセラミックファンヒーターや遠赤外線ヒーターも、オイルヒーターよりは暖房効率は良いですがエアコンのように広い部屋を暖めるのには、向いているとはいえません。
しかし、遠赤外線ヒーターは速暖性があるのですぐに暖まりたい人には良いです。
エアコンとの併用が向いているのは、カーボンヒーターとなります。暖房効率が高いため広い部屋でエアコンと一緒に使用すると、すぐに部屋の温度が上がります。
消費電力は「弱運転時400W・強運転時800W」となり、一日8時間で一ヶ月使用し続けた場合でも「弱運転時なら2592円・強運転で5184円」です。オイルヒーターなどに比べると、電気代も安くなります。
短期間で暖房できるのは、石油ファンヒーターやガスファンヒーターです。
石油ファンヒーターとガスファンヒーターは、電気代も一ヶ月8時間使用した場合でも4000円以下になります。
つまり、コストパフォーマンスから見ると石油ファンヒーターやガスファンヒーターは、優れているといえます。
オイルヒーターの消費電力
オイルヒーターの消費電力がだいたい「弱運転時で600W、強運転時で1200W」です。これらを、1kWh当たり27円で計算してみましょう。
一時間使用した場合は、「弱運転時で16.2円」・「強運転で32.4円」となります。
一ヶ月で一日8時間使用したら、「弱運転時3888円」・「強運転時7776円」なので電気代は高めです。
セラミックファンヒーター
セラミックファンヒーターの消費電力はだいたい「弱運転時で600W、強運転時で1200W」となります。1kWh当たり27円で計算します。
一時間使用した場合、「弱運転時で13.5円」・「強運転で27円」です。
一日8時間、一ヶ月使用したとき「弱運転時、3240円」・「強運転時、6480円」となります。
遠赤外線ヒーター
遠赤外線ヒーター消費電力はだいたい、「弱運転時で500W、強運転時で1000W」です。1kWh当たり27円で計算しましょう。
一時間使用したときの電気代は、「弱運転時で135円」・「強運転で27円」です。
1日8時間使用するのを、一ヶ月続けた場合「弱運転時で3240円」・「強運転時なら6480円」になります。
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ヒーターの選び方
燃料で選ぶ
ヒーターの主な燃料として、ガス、灯油・石油、電気があります。
ガスが燃料の商品は部屋をすぐに暖めることができ、乾燥を防ぐことができるでしょう。
燃料を補給する手間がなく使用しやすいですが、ガスホースが届く範囲でしか使用できないため注意が必要です。
一方、灯油・石油を使用した商品もガスと同じですばやく部屋を暖めることができますが、定期的な燃料補給の必要があります。
トータルの光熱費で見た場合、コストパフォーマンスが非常によいため、節約したい方にもおすすめです。
また、電気を使用した商品は、燃料を交換する手間がないのはもちろんのこと、使用範囲も制限されていないため、設置しやすいでしょう。
しかし、ガス、灯油・石油を使用した商品よりも部屋を暖めるのに時間がかかるため、すばやく部屋を暖めたい方には向いていません。
それぞれ、メリット・デメリットが異なるため、自分の目的や環境に合わせて燃料を選ぶのがおすすめです。
機能性で選ぶ
ヒーターには生活する上で役立つ便利機能が付いている商品が数多くあります。
例えば、加湿機能が付いているものなら、乾燥しやすい冬でも潤いのある部屋で安心して過ごせるでしょう。
また、空気清浄機能が付いているものなら、花粉などのアレルゲン物質が多い時期でも、綺麗な空気環境を作りだせます。
他にも、子供が勝手にヒーターを操作できないようにロックをかけるチャイルドロック機能や、本体が転倒したり、傾いた場合に自動で電源をオフにしてくれる機能など安全機能が付いた商品も多いです。
サイズで選ぶ
ヒーターにはコンパクトなサイズから部屋全体を暖められる大きいサイズのものまで様々な大きさの商品があります。
足元を暖めたいなどピンポイントに暖めたい場合や、狭い部屋を暖めたい場合はコンパクトなサイズの商品でも十分暖められるでしょう。
また、リビングなどの広い部屋を隅々まで暖めたい場合には大きいサイズのものがおすすめです。
購入する際にどの程度の範囲を暖められるのか、あらかじめチェックしておくと使用しやすいでしょう。
一人暮らしにおすすめのヒーター
この項目では、一人暮らしにおすすめのヒーターを紹介いたします。主にエアコンを使う場合は、脱衣所やトイレなどにパネルヒーターやセラミックヒーターを置くのがベストです。
パネルヒーターは、コンパクトなので脱衣所などの小さな部屋を暖めたいときに簡単に置くことができます。またセラミックヒーターは、最近では脱臭機能などが搭載されているものも多いです。
自分が良く過ごす部屋にはエアコンを使用して、トイレなどの狭い場所に設置するのなら、コンパクトで薄型・機能も充実しているなパネルヒーターとセラミックヒーターを使いましょう。
そして、メインはエアコンだけどすぐに足元などを暖めたいときもコンパクトサイズのパネルヒーターやセラミックヒーターは、定評があります。
ROOMMATE RM-91A
ROOMMATE RM-91Aは、M型、コの字型、L型と状況や場所によって3種類の形を使い分けることができます。
デスクの下にしっかりと収まるサイズをしており、足元をピンポイントで暖めることができるためデスクで作業をする方におすすめです。
弱・中・強と3段階で温度を調節することができ、3時間連続で使用すると自動で電源がオフになるため、電源の消し忘れなどのリスクもないでしょう。
また、使用しない時はコンパクトに折り畳んで収納できるため、収納面も問題ありません。
ANSOLO セラミックヒーター
ANSOLO セラミックヒーターは、電源をオンにしてから約2秒で温風をだしてくれるため、すばやく部屋を暖めることができます。
運転音が50dBとヒーターの中でも静音性が高いため、就寝時など音が気になりやすい場面も問題なく使用できるでしょう。
自然風モード、中温風モード、高温風モードと3つのモードに切り替えられるため、自分好みの温度や風量にできます。
また、転倒時には自動で電源がオフになるため、地震などの災害時や、誤って子供が本体にぶつかり倒れた場合でも事故のリスクが減るでしょう。
赤ちゃんのいる部屋におすすめのヒーター
赤ちゃんのいる部屋におすすめのヒーターは、オイルヒーターです。
長時間かけてじんわり暖めるので、赤ちゃんの体温がすぐに上がり身体が火照ることも少なくなります。また、空気を汚さず乾燥もしないので安全面でも向いています。
アイリスオーヤマ KIWHD-1210M
アイリスオーヤマ KIWHD-1210Mは、室温を検知し、自動で出力を切り替えてくれるエコモードが付いているため、電力を無駄に消費するリスクや、部屋を暖め過ぎてしまう危険性もなくなるでしょう。
灯油・石油ヒーターのように炎を出すことなく部屋の隅々まで暖めるため、赤ちゃんが炎に触れて火傷してしまう心配もありません。
また、1時間~24時間まで設定できるタイマーや、赤ちゃんが本体を勝手に操作しないように本体の設定をロックできるチャイルドロック機能など機能面も充実しているでしょう。
弱・中・強・エコの4種類のモードを切り替えられるため、自分が快適に過ごせる温度に設定できます。
eureks VF8BS
eureks VF8BSは、最大8畳までの部屋を暖めることができるコンパクトなサイズのオイルヒーターです。
高感度室温センサーを内蔵しているため、14~26℃までの室温を直接設定することができ、温度変化をモニタリングしながら自分が設定した最適な温度を保ってくれます。
また、電源プラグが異常発熱を起こした場合、自動で運転をオフにしてくれる温度センサー内蔵の電子式安全プラグや、本体の操作をロックしてくれるチャイルドロック機能など安全性の高い仕組みが採用されています。
タイマーやモードの切り替えなどをボタンを押すだけで行えるため、シンプルな商品を使用したい方にもおすすめです。
エアコンとの併用におすすめのヒーター
エアコンと併用することで、熱が部屋全体に伝わるセラミックファンヒーターやカーボンヒーターを紹介します。
アピックス AMC-580R
アピックス AMC-580Rは、タワー型のセラミックファンヒーターで、大風量の温風と約80°まで左右に動く首振り機能を組み合わせることで部屋の隅々まで暖めることができます。
送風機能が付いているため、暑い夏場には涼しい風を大風量で出して、部屋を涼しい空気で満たしてくれるでしょう。
本体周辺の温度を自動で感知し、自動で風量を調節してくれるエコモード機能が付いているため、節約面も優れています。
また、付属のリモコンを使用すれば、本体から離れた場所でも操作ができるため、部屋でくつろぎながら快適に使用できるでしょう。
Chrester HEAT-J-069B
Chrester HEAT-J-069Bは、IPX3の防水性能を持ったカーボンヒーターで室内でエアコンと併用するのはもちろんのこと、キャンプなどのアウトドアシーンでも使用できます。
網の部分に特殊な植毛加工をしているため、触れても火傷がしにくく、万が一子供が触れてしまった場合でも通常のカーボンヒーターより怪我のリスクが減るでしょう。
360°の首振りができるため、部屋のどの場所にいても暖かさを感じることができます。
また、本体の上部に取っ手が付いているため、部屋の移動をする際の持ち運びなども楽でしょう。
ヒーターのおすすめまとめ
- 電気代が安いヒーターは、石油ヒーターやガスファンヒーターです。基本的に、暖房するならエアコンが一番電気代が安くなります。
- オイルヒーター・セラミックヒーター・遠赤外線ヒーターは、電気代が高くなる場合があります。暖房効率もそれぞれ異なり、オイルヒーターは暖まるまで長時間かかります。
- 一人暮らしには「パネルヒーター・セラミックヒーター」、赤ちゃんがいる部屋は「オイルヒーター」、暖かいヒーターは「セラミックファンヒーター・カーボンヒーター」がベストです。