ヴィルレの概要と歴史

ヴィルレとは、「BLANCPAIN(ブランパン)」によって製造されている機械式腕時計のコレクションの一つです。

BLANCPAIN発祥の地ヴィルレの名が付けられ、ムーブメントから一貫して自社一貫製造する時計メーカーであるブランパンにとって、最もクラシカルで伝統的な技術によって製造されているコレクションであることが特徴です。

BLANCPAINとヴィルレ(Villeret)関係性は発祥の地だけでなく、1932年、2世紀以上にわたる家族経営が終焉を迎え、翌年、フレデリック・エミル・ブランパンと最も親しかった二人のアシスタント、ベティ・フィスターとアンドレ・レアルがマニュファクチュールを買い取られた際、「レイヴィル株式会社、ブランパン後継者」という名称になります。
このとき付けられた「レイヴィル(Rayville)」の名はヴィルレ(Villeret)のアナグラムです。

社名変更があってもマニュファクチュールのアイデンティティは継承され、ブランドのスタイルは守られました。

1953年現在のダイバーズウォッチのモデル原型となった「フィフティファゾムス」の発表や、スイス企業による買収、クォーツショックなど、紆余曲折を経て1980年代初頭に誕生したのが「ヴィルレ」コレクションです。

さまざまなことがありながらも世界最古の時計メーカーとして受け継がれてきた2世紀以上に渡る技術と伝統を守り受け継ぎ続けてきたすべてが込められたコレクションとだいえます。

 

ヴィルレの特徴

1980年初頭に登場して以来30年にわたり、丸型ハーフハンターケース、ローマ数字の文字盤、控えめな美学が「ヴィルレ」ウォッチの特徴となっていました。しかし、近年新たに発表されるコレクションでは、こうしたデザイン要素を尊重することに揺るぎはないものの、スタイルをリニューアルすると共に、ブランパン ムーブメント進化の恩恵がフルに生かされています。

2002年マーク A. ハイエックがブランパンの会長兼CEOに就任すると、新経営陣はブランドのDNAを成す価値を表現するためにコレクションの再編成を行います。

「フィフティファゾムス」の復刻、アバンギャルドなコレクション「L-エボリューション」の誕生などとともに「ヴィルレ」コレクションも再構築されました。
伝統からの回避ではなく、本物の時計の価値に対するマニュファクチュールの揺るぎないこだわりが、1世紀以上も忘却の彼方に追いやられていたカルーセル機構を復活させました。

ムーンフェイズと同時に搭載させたモデルの発表や、「グラン・フー」と呼ばれる高温焼成エナメルを施した文字盤や、ブルースチール製のサーペント針などから見られます。

ヴィルレの価格帯

価格帯
BLANCPAIN(ブランパン)ヴィルレ
¥700,000~¥10,000,000

ヴィルレの価格は機械時計の特性上、組み込まれた構造と素材によって格段に変わります。

シンプルの極致とも言われている「ウルトラスリム」は、現在の最低価格で、70万円台で購入できるものがあります。しかし、同シリーズの高級モデルは、500万円を超えるものもあります。

カルーセルやトゥールビヨンなどの複雑機構のモデルともなると1000万円超が当たり前のように存在するため、価格帯の傾向はありません。

インターネットからカタログなどを見ることができますのでそちらを参照することをおすすめします。