腕時計ブランド ジャガー・ルクルトとは

JAEGER-LE COULTRE(以下 ジャガー・ルクルト)は、スイスのル・サンティエの街に本拠を置く19世紀の始めに創業の高級時計の時計の製造メーカーで、数々の発明やパーツを開発してきました。

現在、8つの時計コレクションを市場に送り出し2000年よりファッション・宝飾品などを扱うスイスのラグジュアリーブランドの「リシュモン」の傘下に入っています。

スイスにおけるルクルト家の初期の記録は、16世紀にフランス人のユグノー(フランスの宗教改革派教会)でカルヴァン主義者だったピエール・ルクルト(約1530年~1600年)が、宗教的な迫害からフランスのリジー=シュール=ウルクからジュネーブへと逃れて、1558年に居住権を得て、翌年になってようやく土地を取得し小さな集まりが形成されました。

1612年にピエール・ルクルトの子がその地に教会を建ててからル・サンティエ村が誕生し、この地に今日、時計部品から一貫生産・製造するジャガー・ルクルトが創業しています。

1903年にパリに拠点を置いてフランス海軍向けの時計を作っていたエドモンド・ジャガーが、スイスの時計職人に対して、みずから発明した薄型のキャリバーを製造してほしいと発注します。

アントワーヌ・ルクルトの孫にあたるジャック・ダヴィド・ルクルトは、この課題に挑んで超薄型懐中時計をみごとに製作してみせ、1907年には、ルクルト製のキャリバーを載せた世界で最も薄い懐中時計を製作し、ジャガーは買い手であったフランスの宝石商カルティエと15年間の専売契約(すべてのジャガーのムーブメントをカルティエ専用とする)を締結し、以後、ルクルトで製造されることにななりました。

こうしてジャガーとルクルトの協力関係によって1937年、ジャガー・ルクルト ブランドが正式に誕生しましたが、ただ一時期(1932年~1985年頃まで)北アメリカでルクルトのブランドで腕時計が販売された後に、国際的にジャガー・ルクルトのブランドに統一(ルクルトの商標は1985年に終了して、その後にジャガー・ルクルトの商標に替わりました)されました。

時計史に名を残した、その時計は、今でも「ジャガールクルト」を代表する時計として作られ続けられ、デジタル時計が主流の現在でも自社生産を続けている老舗の時計メーカーです。

ジャガー・ルクルトのつくる時計の特徴

ジャガー・ルクルトは、企業設立当初から部品製造と供給に特長があった時計メーカーで、今でも自社製造を続けている数少ないクオリティの高い機械を持ったメーカーです。

ジャガー・ルクルトの最大の特徴は「マニュファクチュール」ということで、「マニュファクチュール」 とは、自社で一貫してムーブメントなどを製作できる時計メーカーであることで、スイスでも数少ない価値のある存在の時計ブランドです。

スイスの時計作りは、スイスにおいて分業化(ムーブメントやケースにダイヤルと針など)を、それぞれの専門メーカーが作るのを伝統としていましたが、特に高い技術力を要するムーブメントにおいては外注するブランドが多かったのですが、ムーブメントから時計づくりを行うブランドだけを特別に「マニュファクチュール」と呼ばれています。

「ジャガー・ルクルト」はそんな数少ないマニュファクチュールを代表する名門で、ジャガー・ルクルトはムーブメントだけでなく、ケース、ダイヤル、針なども全てを自社にてで製作しています。

ケースにムーブメントを合わせることも、逆にムーブメントをケースに合わせることもダイヤのセッティングも思いのままで、2002年にジャガー・ルクルトによって考案されたスノーセッティング技法(約0.5㎜から1.6㎜の大きさの異なるダイヤモンドを並べて地金の表面を覆うセッティング技法で、それぞれの石は、厳に選別されて継ぎ目無く敷き詰められる様は熱く確実な表現が可能。配列は全て異なっており同じものは一つもない)とはマニュファクチュール「ジャガールクルト」が生んだ技の一つです。

高級時計メーカーに対して機械や部品を供給していた製造元であったことからも、自身のブランドであるジャガー・ルクルトも高級ブランドの1つで、アンティーク性においても比較的に高値が付けられており、本来は機械や部品の供給元であったため、自身の時計メーカーとして業界への参入が遅く、骨董的価値のある時計としては数が少なめですが、スタイルやデザインなどは一見して希少さに価値を感じるものが入手できることが特徴の時計メーカーです。

ジャガールクルトの人気を主導するのが、「レベルソ」と「マスター」の2つの代表モデルシリーズです。「レベルソ」シリーズの、レベルソとはラテン語で「回転する」という意味で、ケースを横にずらして時計を“裏返し”にすることができるデザインが特徴的なモデルで、一時期、生産されていない時があったものの、現在でも同社の代表的なシリーズであり、本来は“風防を守る”という考えだったレベルソも、今では「裏面を有効的に活用する」というおもむきがあります。

例えば、“レベルソ・デュオ”というモデルは表面と裏面で別々の時間を表示でき、裏面に様々な工夫がなされるなどレベルソの娯楽しみは尽きることがありません。

ジャガー・ルクルトの腕時計のおおまかな価格帯

ジャガー・ルクルトの腕時計 価格帯

\598,000~926,000

 

最低価格は「ビッグ・レベルソ」の59万8千円~最高価格は「レベルソ・トリビュート・デュオ」で92万6千円です。

また根強い人気の「マスター」シリーズは1992年から続く伝統的なラウンドケースをもつシリーズで、合わせてジャガールクルトの技術の結晶ともいえるシリーズでもあり、シンプルなモデルだけでなく「パワーリザーブ表示」や「ワールドタイム」および「アラーム」、「クロノグラフ」、「永久カレンダー」などの機能的なモデルが多い事もそれを実証しています。

2017年のジャガー・ルクルトは、レベルソコレクションから手巻きムーブメントが搭載されたモデルが各サイズから発表されバリエーションが豊富になり、マスターコントロールのコレクションにおいては通常のコレクションよりも価格帯を抑えたモデルが3タイプ登場しています。

「レベルソ」ではレディースモデルのレベルソワンは、片面だけのクォーツのモデルが新作として登場し、ブレスレットタイプと、革ベルトタイプの2タイプがあり、12時と6時にダイヤモンドがセッティングされていて、元々でているレベルソワンは、デュエット(両面)の機械式ですが、2017年モデルはクォーツで片面式となり、ダイヤモンドセッティングでも求めやすい価格になっています。

「 レベルソワン 革ベルトタイプ」で63万7千200円 、レベルソワン ブレスレットタイプで73万4千400円 」です。

「レベルソワンコルドネ」からは、レッド文字盤が発表され、アクセサリー感覚でも愛用でき、コードの金具部分にはダイヤモンドがさりげなくセットされていて、「レベルソワンコルドネ」で56万1千600円 です。

「レベルソ・クラシック・スモール」から手巻きムーブメントを搭載したモデルが登場し、クォーツモデルのみのモデルでしたが、2017年からは手巻きモデルと2つのムーブメントバリエーションが登場し、「レベルソクラシックスモール」で 58万3千200円です。