ボームメルシエ クラシマの概要と歴史

「クラシマ」は、スイスで7番目に誕生した、歴史ある時計ブランド「ボーム&メルシエ」が誇るシリーズの1つです。

ボーム&メルシエの歴史は1830年に始まり、今日に至るまで、実に188年もの伝統を刻んできました。

「文化や国の違いを越えて、人々の心をときめかせる、人生の特別な瞬間に欠かせないパートナーとなる時計を作りたい」という現CEOの熱意のもと、古い歴史と伝統をしっかり守りつつ、次世代の新しいモデルを次々に世の中に誕生させています。

現在、ボーム&メルシエを代表する腕時計シリーズは、大きく分けると5つあります。

男性のみならず女性も魅了するフォルムで愛される「ハンプトン」、クロノグラフとワールドタイマーと呼ばれる高性能の機能を搭載した「ケープランド」、クラシックでいてコンテンポラリーな「クリフトン」などがあります。

1988年、リシュモングループの傘下に入ったのちに、「ハンプトン」などの、ボーム&メルシエを代表するシリーズが開発されました。

女性も腕時計に興味を示していることに早い段階から気づき、女性向けのレディースウォッチの開発にも早くから取り掛かり、エレガントで行動的な女性にふさわしい「リネア」シリーズも誕生しました。

そんな中でも「クラシマ」は、デザインのミニマリズムを追究したシリーズとして、多くの人から高い人気を集めるシリーズです。スレンダーモデルに宿る、本質的なエレガンスこそがクラシマの持ち味で、数多くのスリムウォッチを世間に送り出しています。

ボームメルシエ クラシマの特徴

ボームメルシエ クラシマのデザイン性

クラシマは、ボーム&メルシエが徹底的に「シンプル化」にこだわって作られたモデルです。

クラシマを、必要最小限の要素だけで時間を表現できる時計として位置づけ、極めてシンプルなデザインに仕上げています。時計にとって大事な装飾を、あえて控えめな印象を与えるローマ数字と、手作業で取り付けられたインデックス、カレンダー表示にとどめています。

薄さ、わずか5㎜というスリムウォッチは、究極のシンプルの上に完成された腕時計です。身に着ける人の上品な魅力を、最大限に引き出す効果を発揮してくれます。

ボームメルシエ クラシマの機能性

クラシマは、高性能なスイス製のムーブメントを搭載し、アリゲーターストラップ、スティール、バイカラーブレスレットを兼ね備えています。

サファイアクリスタル製の裏蓋から見える機械式ムーブメントだけでなく、スイス製のクォーツムーブメントが搭載されているモデルもあります。

ボームメルシエ クラシマのレディスウォッチ

女性用の腕時計として、クラシマからはレディスウォッチモデルも誕生しています。

ダイヤモンドセットのベゼルを配したモデル、ポリッシュ仕上げのスティールモデル、18Kゴールドプレートのバイカラーモデルが展開され、多くの女性から愛されています。

ボームメルシエ クラシマの価格帯

価格帯
ボームメルシエ クラシマ
¥113,400~¥675,000

クラシマの価格帯は、11万円~68万円となっています。

他のシリーズと比較すると、価格の開きが少ないのが特徴であり、100万円を超えるモデルがなく、全体的にリーズナブルな価格設定です。
平均のモデル価格帯は、25万円~30万円前後となります。

2017年秋には、クラシマシリーズにも新モデルが発表されました。
「MOA10355」や「MOA10353」は税抜き価格で10万円という驚きの価格設定で、1番高価な新モデルでも「MOA10329」の17万円となっています。

またクラシマのレディースモデルにも新モデルの「MOA10325」17万円と「MOA10326」18万円が仲間入りしています。