SEIKO グランドセイコーの概要と歴史
グランドセイコーは1960年に世界最高級の腕時計を作り出すというコンセプトのもと生まれた腕時計で、高い次元で守られた伝統と品質は現在まで受け継がれて生産されています。
当時、腕時計はスイス製が最高級の代名詞とされていた中、グランドセイコーはセイコーが培ってきた時計技術の粋を集め、世界に挑戦するべくつくられました。初代グランドセイコーは国産腕時計としては初めてスイスのクロノメーター検査基準(B.O)優秀級規格に準拠したモデルです。
当時の上級国家公務員の初任給が12,000円という時代、価格は25,000円と、破格の高級品でした。また、グランドセイコーは日本を代表する腕時計という名に恥じない高精度の実現のために独自の精度規格がつくられ、持てる技術を磨きぬいて常に時代の常識の上をゆく高精度を達成しています。
しかしながら、グランドセイコーが追求しているのは単なる高精度な腕時計ではありません。正確さや美しさ、見やすさのほか、長く愛用できて使いやすいことが腕時計づくりの本質と捉えられ、「最高の普通」を目指しています。
この理念は時代に流されることのなく、燦然と輝く腕時計であるという「セイコースタイル」という美しいデザインに息づいています。
さらに誕生以来、実用時計の最高峰を目指してきたグランドセイコーはその高い時間精度や見やすさのほか使いやすさ、耐久性といった腕時計本来に求められる性能を追求しながら、永く愛用できる高級腕時計として現在も進化し続けています。
SEIKO グランドセイコーの特徴
グランドセイコーの特徴は年差という高精度だけではなく、従来、機械式でしか動かせなかった太い針を動かすことができる「ツインパルス制御モーター」にあります。
また、温度変化によって引き起こされる精度不良を防止するための「温度センサー」は1日に540回もおよぶ内部温度の計測によって補正をおこないます。さらに、2000分の1秒で切り替わる「瞬間日送り機構」はクオーツムーブメントの常識を超えているといえるでしょう。
このほかグランドセイコーは機械式時計と同様にゼンマイのほどける力を動力としながらも、水晶振動子によって精度を制御しています。これは電池や充電池を使用せずにクオーツ式と同等の高精度を実現するムーブメントで、スプリングドライブと呼ばれます。
開発に20年以上の時間を要したこの機構は、1秒間に8回転するローターが発生させるごくわずかなエネルギーを使用することで、水晶振動子を発振させて、高精度を実現しています。
SEIKO グランドセイコーの価格帯
SEIKO グランドセイコー
¥220,000~¥2,750,000
グランドセイコーの価格帯はクオーツモデルで22万円くらいから275万円位までと大変幅広く、価格が低いものは普段使いにも便利ですが、高級素材を使用している価格の高いものでも存在を主張しすぎないシンプルなデザインで、ビジネスシーンや冠婚葬祭などでも使用できる腕時計です。
最新モデルは2018年2月発売予定のSBGJ231となっていて、価格は670,000円(税別)です。
SBGJ231はセイコープレミアムブティックだけで入手可能な特別モデルです。
最低価格は2017年発売のSBGV221が260,000円(税別)
レディスモデルの場合は2017年発売のSTGF267が250,000円(税別)となっています。
グランドセイコーの2019年時点での最新モデルについて
グランドセイコーは、日本国産の腕時計メーカーであるセイコーウォッチの高級ブランドとなっています。
そんな、グランドセイコーの腕時計は、日本国内で部品製造から組み付けまで行われています。
グランドセイコーの最新モデルですが、2019年11月に発売が予定されているSBGA405があります。
ゴジラ65周年を記念に作られた限定モデルとなっており、価格帯は130万円です。
650本の数量限定ということもあり、発売前から注目を集めている最新モデルです。
時計の裏面には、ゴジラのデザインが入っており、ゴジラ65周年とコラボした魅力的な時計となっています。
外装はブライトチタンが使われており、高級感溢れるデザインのモデルです。