腕時計関連のアイテムを選ぶ上で、ダイソーは意外にも優れた製品を取り揃えています。

特にダイソーのベルトはコストパフォーマンス抜群で、到底100ショップのアイテムとは思えません。

ここでは、ダイソーで販売されている腕時計や替えベルト、工具などについて紹介します。

ダイソーの腕時計のコーナー

意外なものが100円で買えてしまうことから驚かされることの多いダイソーですが、腕時計に関連するアイテムも非常に充実しています。

価格は300円や500円など、さすがに100円均一とはいかないものの、そのクオリティは想像以上。

ひと目見ただけでダイソー製品だと見破れる人は、ほとんどいないでしょう。種類もカジュアルなデジタルウォッチからドレスライクなアナログ3針ウォッチまで実に豊富です。

また、腕時計本体だけでなく、交換用のベルトや、ベルト調整用のキットまで販売されています。

ワンコイン腕時計はベルトがNATOタイプが多め

ダイソーはこれまで数多くの腕時計を販売してきました。中には発売から瞬く間に完売してしまった人気作もあります。

過去に話題を読んだのが「ブループラネット」というシリーズです。人気グループ三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの2015年のツアー名が同じ「BLUE PLANET」であったことから、ファンの間で注目を集め、売り切れ続出状態になりました。

ブループラネットは、チプカシ風のデザインでその後も根強い人気を誇っています。

チプカシとは1000〜2000円前後のカシオ腕時計のことで、”チープ(安価)なカシオ”の略です。

10代20代の若者を中心に大人気で、ダイソーのブループラネットに関しても若者を中心に支持されています。

グリーンやブルー、イエロー、ブラックなど、豊富なカラーバリエーションも人気の理由。チプカシ風の薄型タイプの他に、G-SHOCKを彷彿とさせるごついクロノグラフモデルもあります。

日常生活防水を備えるクロノグラフモデルは、スプリット(途中経過測定)機能付きストップウォッチやバックライトの他、アラームやチャイム機能まで装備。300円ながら本格的な性能を誇ります。

ワンコイン(500円)で買える腕時計は、NATOタイプのベルトが主流です。薄型2針ビッグフェイスの文字盤にカジュアルなナイロン製NATOブレスレットを備えたこの腕時計は、ダニエル・ウェリントンの時計にソックリということで話題を呼びました。

ダニエル・ウェリントンは、2011年に創設されたスウェーデンの時計メーカーで、ミニマルなデザインで男女問わず大流行したブランドです。

2万円前後する腕時計ですが、遠目に見ればダイソーのワンコイン腕時計とほとんど見分けがつきません。

ダイソーのワンコイン腕時計のケースサイズは36mmです。

これはダニエル・ウェリントンのユニセックスモデルと同じサイズです。そのため、ワンコイン腕時計はおしゃれな女子からも非常に人気。ペアウォッチとしても愛用できます。

素材は亜鉛合金とナイロン、ステンレスを組み合わせたもので、ツヤ感もしっかり実現しています。

薄型ケースもエレガントです。そもそも、おしゃれなNATOベルトだけで500円の価値があるといえるでしょう。クオーツムーブメントに関しても、安心して使える日本製です。

ワンコイン腕時計には「ミリタリーウォッチ」タイプのものもありました。同じくNATOベルトを備えたブラックケースの腕時計で、発売から間もなく完売したほどの人気でした。

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替えベルトはNATOタイプやクロコダイル風もある

替えベルトのNATOブレスレットは、100円で販売されています。カラーバリエーションも豊富で、紺×赤や紺×白、黒×グレーといったような2トーンのものがラインナップに並びます。

幅は20mmで、メンズの大型ウォッチだとやや隙間ができるものの、ほとんど違和感はありません。ナイロンの質感もクオリティが高く、毛羽立つようなことも皆無です。

ステンレスの金属部分に関しては、当然ブランド品よりは見劣りするものの、チープな印象は受けません。ベルトはフリーサイズのため、かなり長めに作られています。

細身の男性や、女性の場合ほぼ確実にあまるので、先端を折り返して金具に通して装着するのがポイントです。

腕時計を買ったままのメタルブレスレットを付けている人は、NATOブレスレットに付け替えるだけで大きく印象が変わるのでおすすめです。

例えばダイバーズウォッチのようなスポーティな腕時計に、黒×グレーのNATOブレスレットを装着するだけでジェームズ・ボンド風の大人っぽい印象を演出できます。

また、NATOブレスレットの他にもエレガントなレザーベルトも販売されています。価格は同じく100円で、クロコダイル調の型押し仕様。王道のブラックとブラウンのカラー展開です。

ベルト幅はやはり20mmで、金属製の尾錠もしっかりと備え付けられています。クロコの型押しのリアルな質感はもちろん、ステッチの丁寧さや縁の仕上げも実にハイクオリティです。

さらに、バネ棒が2本付属しています。バネ棒は腕時計自体に元々備えられているものですが、予備として持っていも損はありません。バネ棒をAmazonで買うと数百円はするので、これだけで元を取れてしまいます。

他にもベルトを交換するための工具としてバネ棒外しが付属しています。

ただし簡易的なものなので、腕時計の種類によっては使いものにならないので注意が必要です。

本来クロコダイルのブレスレットは数万円するもの。それを考えると、ダイソーのレザーベルトは圧倒的なコストパフォーマンスです。

ベルト交換キットは2種類

ダイソーでは、腕時計のメタルベルトの長さを調整するための工具キットも販売されています。

ベルト調整キットは2種類で、「腕時計 金属ベルト調整工具セット1」には押し出しピン2種類とベルト調整用の作業台、小さなプラハンマーがセットになっています。一方で「セット2」は押し出しピンをハンドルで回して押し出すタイプです。

ベルト交換にはキット2が人気

ベルト調整キットは、「セット2」のほうが人気があるようです。ハンドルで回して作業を行えることから、比較的初心者でも失敗が少ないためです。

「セット2」には、ハンドル付きの作業台に加え、押し出しピンは太さ約0.8mm、約0.9mm、約1.0mmの3本が付属しています。

作業には、ラジオペンチとピンを戻すときのために小さなハンマーを別途用意しておくと便利です。

ベルト交換キットの簡単な使い方

例えば割ピン式のメタルベルトのサイズ調整を行う場合、まずはベルトを固定台にセットします。

その後、ハンドルをくるくる回すとピンが出てくるので抜き取りましょう。このとき指で抜くのが難しければ、ラジオペンチを使うと便利です。

調整したい分のコマを外したら、今度はコマを連結させてピンを差し込みましょう。

ちなみにピンを抜き取る方向と差し込む方向には決まりがあり、これを間違えると故障の原因になるので注意です。ベルトの裏側に矢印などが書かれているので、間違えないようしっかり確認しておきましょう。

ピンを差し込むときは、別途用意した小さめのハンマーを使うか、抜いたときと同じ要領で作業台のハンドルを回して作業します。

初めてでも比較的簡単に行なえますが、傷がついたり破損したりする可能性もゼロではないので、高級時計などは避けたほうが無難です。

ダイソーベルトについてのまとめ

  • ダイソーの腕時計は、チプカシ風のカジュアルウォッチや、ダニエル・ウェリントンのようなドレスウォッチなど幅広いラインナップが揃っています。
  • 替えベルトはNATOタイプやクロコ型押しのレザータイプを展開。100円なので気軽に試せるのが魅力です。
  • ベルト交換のキットは「2」が人気。メタルブレスレットの長さ調整などが行なえます。
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