綺麗な写真を撮りたいとは思っても、レンズ交換する手間やカメラとレンズを持ち運ぶ重さなどを考えると躊躇する人も多いでしょう。

そういう人に今おすすめなのが、ハイエンドコンデジです。この記事では、ハイエンドコンデジとは、ハイエンドコンデジの選び方、おすすめのハイエンドコンデジを解説します。

ハイエンドコンデジで、一眼レフやミラーレスのようなに綺麗な写真なのに気軽に撮影が楽しめます。

ハイエンドコンデジとは

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

ハイエンドコンデジのおすすめ

一般的なハイエンドコンデジの定義は、レンズ交換ができないコンパクトデジタルカメラでも、搭載しているセンサーが1インチ以上の大型、かつ高性能な明るいレンズを搭載しているものとされています。

レンズは、おおむねF2.8より明るいものをさしています。

ハイエンドコンデジでセンサーが大きいメリットは、レンズ交換なしでもボケ表現ができるようになり、写真の幅を広げることができるところにあります。

大型センサーは光を多く集められるので、暗いところでもボケを表現できます。また、写真の画質も、一般的なデジカメと比べてかなりよくなります。

ハイエンドコンデジの選び方

ハイエンドコンデジは、決して安い買い物ではありませんから、よく考えて買いたいと思うのは当たり前です。

しかし、さまざまなハイエンドコンデジがあり、何を選んでいいかわからなくなってしまうこともあるでしょう。ハイエンドコンデジを選ぶ時には、主に以下のようなポイントを考えてみましょう。

どういう時に使うか

ハイエンドコンデジを使うのは、どんな場面が多いかを考えてみましょう。

子供の撮影が多いなら、撮影する側も動くことが考えられるので、強い手ぶれ補正があると便利です。手ぶれ修正にも種類がありますが、高画質を意識するなら光学式手ブレ補正がいいでしょう。

カメラ初心者には特に強い味方になる、シーン撮影やズーム機能なども合わせてチェックするのをおすすめします。また、登山や海辺などアクティブなシーンには、防水のハイエンドコンデジもいいでしょう。

通信機能が付いているかどうか

せっかく取った写真などの保管には、通信機能を活用すると便利です。コンデジでもWi-Fi機能を搭載しているものも多く、撮ってからスマホなどに転送してすぐにSNSにアップすることも可能です。

通信機能には、Wi-FiだけでなくBluetoothやNFC、GPSなど他の通信方法のものもあります。

ハイエンドコンデジでも動画撮影をして転送を考えているなら、Wi-Fi通信のできるものがおすすめです。

カメラの機能についてはこちらの記事もご覧ください。
カメラの主要機能一覧

大きさ

コンパクトなカメラがいいから、一眼レフではなくハイエンドコンデジを選ぶ人が多いでしょう。しかし、本体がコンパクトになると、どうしても液晶モニターも小さくなってしまいます。

ファインダーを覗かないコンデジでは、液晶モニターの見やすさも大切です。大きさでいうと、2.6型以上のもので角度を変えられるモニターが見やすいといわれています。

ハイエンドコンデジの大きさとモニターの大きさのバランスのいいものを選びましょう。

レンズの選び方

ハイエンドコンデジは、レンズを交換しないだけに、最初のレンズの選び方は重要です。

レンズは、とりたいもので広角か望遠か、どの程度までF値が使えるかなどのスペックを考えて自分に合うハイエンドコンデジを選びましょう。

ハイエンドコンデジのおすすめ

ハイエンドコンデジはメーカーや商品によってさまざまな特徴があるため、どのようなものをメインに撮影するのかによっても選び方が変わってきます。

機能によって価格の幅も広いです。

どれも高性能な技術が施され、どれを選んでよいのかわからないという方も多いでしょう。

お使いになる撮影シーンや使いやすい大きさ、レンズなどの特徴を、商品別に解説します。

ソニーサイバーショットは手のひらサイズで高画質

ハンエンドコンデジの代表格と言える「ソニーサイバーショット」の大型センサーを搭載したRX100シリーズは、手のひらサイズでありながらも高画質を実現している品です。

ソニーサイバーショットの中でも主流のシリーズで、あらゆる充実した機能が搭載されています。

中でも、先進のイメージセンサーによる圧倒的スピード性能を駆使した「RX100VII」は、動画、連続撮影、画質などハイスペックな逸品で、RX100シリーズの最上位品モデルです。

その他のRX100シリーズでも、高画質かつ十分なハイスペックが搭載されており、ハンエンドコンデジでありながらも、ソニーの中ではリーズナブルな価格帯のラインナップもあります。

高速連写・高速シャッター・4K動画など、ソニーならではの技術が光る品です。

SONY Cyber-shot DSC-RX100VIIはプロレベルの動画性能が魅力

SONY Cyber-shot DSC-RX100VIIは、今までのRX100シリーズを上回る、スピード性能と高画質性能、プロレベルの動画性能を搭載したモデルです。

スポーツなどの激しい動きの撮影にも、美しい写真や映像を残すことができます。

新機能のイメージセンサーにより、ピントが合わせづらい瞬間でも高精度に被写体を捉えます。

1回のシャッターで、最高90コマ/秒の連続撮影はどんなシーンでも決定的な瞬間をとらえることができるでしょう。

タッチシャッター機能で、素早くシャッターを切ることが可能です。

高度な光学手ぶれ補正がついているため、初心者でも綺麗な描写を楽しむことが出来ます。

*ワンポイント*

最上位品であるRX100VIIの価格帯は、15万円前後のハイクラスです。

プロ並みの精度を求める方には満足のいく最高峰でしょう。

サイバーショットにしたいが、そこまでの機能は使わないという方にはRX100M4がおすすめです。

RX100M4は2016年に、デジタルカメラグランプリ総合金賞を受賞しているのも特徴です。


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キャノンパワーショット

軽量かつコンパクトなフォルムであり、先進テクノロジーによる撮影性能を持つ「キャノンパワーショット」は、画像処理の高速化と高感度化を両立した、キャノン初となる「積層型CMOSセンサー」を採用しています。

シンプルで簡単な操作でありながら、高画質な撮影ができるため、SNSなどで綺麗な写真や動画を残したい方におすすめです。

初心者でも数多くの高機能を使うことができる、最先端のサポート性能が魅力です。

高性能レンズによるズームや高精細のマクロ撮影など、普通の撮影では撮れないものもカメラに収めることが出来ます。

Canon G7X MarkⅢは機能性が豊富

Canon G7X MarkⅢは、高画質・レンズ・高速撮影・操作性・表現力・動画性能・画像共有といった7つの特徴があります。

新センサーと映像エンジンにより、新しい高画質を実現しており、小型で操作が簡単であることから、カメラ初心者や女子にも最適です。

ノイズを除去し、暗所でも明るくクリアな映像を残すことができます。

自動補正で白トビを防ぎ、風景や物撮りなども簡単に綺麗な撮影が可能です。

*ワンポイント*

シリーズの価格帯は、5万円~10万円前後まで幅広く、どのタイプもコンパクトで軽量なため、持ち歩きにも便利です。

まずはハンエンドコンデジを使ってみたいという方におすすめです。



ニコンクールピクス

高倍率&高性能を手軽に使いこなせる「クールピクスAシリーズ」は、圧倒的な描写力と、トップクラスの技術が詰まった「クールピクスPシリーズ」が有名です。

プロ並みの高技術を身近に感じることができ、ズーム力や補正力が群を抜いています。

ハイエンドコンデジ初心者から、プロが求めるほどのトップクラス仕様まで幅広く対応しています。

根強いクールピクスファンがつくほどの、高い支持を得ています。

ニコン COOLPIX A1000はコンパクトで多機能

ニコン COOLPIX A1000は、高画質かつ光学35倍のズーム機能を搭載した「ニコンクールピクスA1000」です。

コンパクトボディに本科的な機能が凝縮されています。

被写体に合わせて瞬時に切り替える「クイックバックズームボタン」や、細部まで美しく撮影する「NIKKORレンズ」が搭載しており。

ディテールから質感まで、通常の撮影では表現しにくい部分まで美しく描写できます。

暗所でも高画質に撮れる「裏面照射型CMOSセンサー」が搭載され、手ぶれやノイズを防ぎ夜景も美しく取ることが可能です。

*ワンポイント*

クールピクスシリーズは、6万円前後の価格帯が主流です。

本格的な技術を簡単に使うことができる高性能で、自撮りもしやすい大型モニターのタッチパネルを採用しています。



 

ハイエンドコンデジに関するまとめ

  • 一般的なハイエンドコンデジの定義は、レンズ交換ができないコンパクトデジタルカメラで、1インチ以上の大型センサー搭載、かつ高性能な明るいレンズを搭載しているものとされています。
  • センサーが大きいメリットは、レンズ交換なしでもボケ表現ができるようになり、写真の幅を広げることができるところです。
  • ハイエンドコンデジの選び方では、搭載している機能を厳選するために、どういう時に使うか考える、また、手軽なコンデジだからこそ、Wi-FiだけでなくBluetoothやNFCなどの通信機能で、気軽に転送できるものがよいでしょう。
  • コンパクトなカメラが好みでハイエンドコンデジにしたとしても、液晶モニターも小さくなってしまうと見にくいという問題が発生します。
  • コンデジ自体の大きさ、液晶モニターが2.6型以上のもので角度を変えられるものが見やすいので、バランスで選ぶのがおすすめです。
  • レンズは、とりたいもので広角か望遠か、どの程度までF値が使えるかなどのスペックを考えて自分に合うハイエンドコンデジを選ぶとよいでしょう。
  • ハイエンドコンデジのおすすめは、まずはハイエンドの走りといえるソニーサイバーショットRX100シリーズ、RX100M5は、すべての機能を搭載したとも言える一品です。
  • コンデジらしい軽量なのはもちろん、ダイヤルを使った操作が主になり、簡単なところがおすすめなのは、キャノンパワーショットです。
  • PSG9X MARKIIは、見た目のシルバーのデザインも素敵な広角レンズの一品です。
  • ニコンクールピクスは、天体撮影もできるモードを搭載している本格派で高評価を得ています。