腕時計は男性にとって唯一のアクセサリーともいわれる物のため、強いこだわりを持つ人も多いでしょう。
また、ある程度年齢を重ねると、社会的ステータスを表すアイテムでもあるため、渋い時計を探している人も多いでしょう。
ここでは、渋い時計とは、おすすめの渋い時計のブランドなどをご紹介します。年代や好みにあう渋い時計が見つかります。
目次
そもそも渋い時計とはなにか?
渋い時計とは、一生モノともいえるシンプルで飽きのこないドレスウォッチといわれるタイプのものが該当するでしょう。
いくつになってもしっくりくるデザインで、ファッションを引き立ててくれる一品を選びたいものです。
大人の男性が似合う落ち着きのあるもの
時計の渋さは、見た目ではアナログ時計、機構は機械式のものがおすすめです。
落ち着いた男性の腕にしっくりくる重みのある機械式腕時計は、ケアも必要なところが男性の落ち着いた趣味のひとつにもなるでしょう。
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色はシックでデザインも高級感のあるもの
腕時計の色といえば、ベルトと文字盤で大きく印象が変わるでしょう。
ベルトは黒や茶などのシックなカラー、文字盤もドレスウォッチに準じた白、または高級感もある黒やグレーなどもおすすめです。
ベルトの部分に革を使用しているもの
落ち着いた渋い時計のベルトは革をチョイスするのがいいでしょう。
フォーマルシーンにも対応できるのは、革ベルトです。さらに落ち着きと大人の高級感を求めるなら、クロコダイルなど革の種類にもこだわるのがいいでしょう。
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渋い時計のおすすめブランド
渋い時計のおすすめブランドは、時計業界でも有名な機能を開発したブランドからブランドの歴史がストーリーのようなものまであります。
以下ではそれぞれの代表的なモデルとあわせて、ご紹介します。
ROLEX(ロレックス)
ロレックスは、高級腕時計ブランドの中でも知名度が高いひとつでしょう。
時計業界の歴史に残る完全防水のオイスターケース、全回転ローター式の自動巻きパーペチュアル、瞬間日付送り機構デイトジャストの開発も達成した実力派ブランドでもあります。
女性にもすぐにわかるブランドで、ステータスも申し分ないでしょう。
スポーツ系やメタル系のモデルが多いイメージですが、渋い時計もあります。
ROLEX(ロレックス)チェリーニ
スーツとの相性もいい39mmケース、ホワイトゴールドの上品な輝きが映える一品です。
ベルトは最高級のアリゲーターを使用した渋い装いで、完璧なドレスウォッチとして活躍してくれるでしょう。40代の大人の男性にもぴったりはまる腕時計です。
価格帯は50万円から200万円ほど
ロレックスには珍しい正統派ドレスウォッチの渋さは40代におすすめ
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IWC(アイダブリューシー)
時計好きにファンが多いIWCは、正式には「インターナショナルウォッチカンパニー」という名です。ファンからは、「インター」と呼ばれることもあるブランドです。
独自の自動巻き機構や防止性を追求したスポーツモデルやパイロットウォッチも有名ですが、洗練されたドレスウォッチも発表しています。
IWC ポートフィノ
ポートフィノは、1984年に発表された歴史あるモデルです。機械式時計が低迷していた時期に生み出されたブランド渾身のモデルとも言えます。
今では、発売当初よりもケースがサイズダウンされ、よりフォーマルなエレガンスを演出しています。
おすすめの一品は、落ち着いたダークグレーの文字盤とレッドゴールドの相性がいいポートフィノです。
デザイン性の高い一品は、遊び心もほしい30代の男性の渋い時計としておすすめです。
価格帯は30万円から200万円ほど
ゴールド素材の渋いドレスウォッチとして30代の男性におすすめ
TAG Heuer(タグホイヤー)
モータースポーツとの関わりが深く、スポーティーなイメージなタグホイヤーでしょう。
ムーブメントの精巧さに定評があり、ブランドを代表するモデル「カレラ」でも使われています。
ドレッシーなアリゲーターベルトのカレラは、ブランドのスポーティーでフレッシュなイメージから若い人におすすめしたい渋い時計です。
TAG Heuer カレラ
カレラは、ロレックスのスピードマスターの人気を引き継いだモデルともいえるでしょう。
有名セレブを使った広告で、一気に知名度をあげたモデルです。自社製のムーブメントを搭載しているこだわりのモデルでもあり、高級ブランドの中では割と低価格な渋い時計です。
渋さの中にもブランドイメージがフレッシュなカレラは、20代におすすめです。
価格帯は30万円ほどから100万円ほど
渋さの中に若い人にぴったりのイメージも混在するホイヤーは20代におすすめ
腕時計 タグ・ホイヤーHERITAGEの歴史と特徴、価格帯の解説
PATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)
スイスの世界三大時計メーカーのひとつで、1839年に創業した歴史あるブランドです。
三大ブランドの中でも、日本での人気と知名度は一番でしょう。パテックフィリップ独自の品質基準を持ち、PPシール(パテックフィリップシール)で商品を保証しています。
このシールは、永久修理宣言をしているブランドならではでしょう。
パテックフィリップで渋い時計といえば、1932年に初代のモデルが誕生した「カラトラバ」でしょう。
PATEK PHILIPPE カラトバラ
ドレスウォッチの定番モデルとも言えるのが、パテックフィリップのカラトバラです。
ベゼルにクルドパリ装飾が施され、もっともフォーマルとされるローマ数字インデックスが印象的な一品です。
定番の美しさの中に、華やかさもある渋い時計で、モーニングやタキシードにも似合う小さめのケースも特徴でしょう。
40代、50代にも似合う大人の渋さです。いくつになっても映えるドレスウォッチとしておすすめです。
*ワンポイント*
価格帯は300万円ほど
正統派ドレスウォッチの渋さを堪能できる40代50代におすすめの腕時計
Breguet(ブレゲ)
ブレゲは、今の時計業界の歴史を200年早めたともいわれる1775年創業のブランドです。
創業者アブラアム=ルイ・ブレゲは、時計界のレオナルド・ダ・ヴィンチとも称されるのは、世界三大腕時計機構のトゥールビヨン、パーペチュアル(永久)カレンダー、ミニッツリピーターを作り上げた人物だからです。
そのほかにも、ブレゲ数字、ブレゲ針、ギョーシェ(文字盤の細やかなピラミッド状の装飾)など今でも高級時計には欠かせないデザインまでも開発しています。マリー・アントワネットも顧客だったブランドは、創業者の思いを子孫が大切に追求しています。
Breguet(ブレゲ) Tourbillon Extra-Plat 5377
クラシック・コンプリケーションというラインのこのモデルは、ブレゲの開発した機構を存分に搭載した一品です。
3mmの超薄型自動巻ムーブメントを使用し、手元になじむドレスウォッチでしょう。時計好きの人のための渋い時計とも言えるブレゲの時計は、一生モノとして愛情を持てる腕時計です。
世界三大腕時計に追随するブレゲは、数億の腕時計も存在します。
価格帯は1000万円台から数億円まで
だれでも手にしたいみたい、あこがれの渋い時計
腕時計ブランド BREGUET(ブレゲ)の歴史と特徴、価格帯
渋い時計についてのまとめ
- 渋い時計とは、一生モノともいえるシンプルで飽きのこないドレスウォッチといわれるタイプのものが該当するでしょう。
- 渋い時計の条件としては、しっくりくる重みのある機械式腕時計で、大人の男性が似合う落ち着きのあるものがいいでしょう。ベルトは黒や茶などのシックなカラーのアリゲーターなど、文字盤もドレスウォッチに準じた白、または高級感もある黒やグレーなどで、シックでデザインも高級感のあるものが渋いです。
- 渋い時計のマストな条件としては、ベルトの部分に革を使用しているものというのも挙げられます。
- 渋い時計のおすすめブランドと代表的なモデルは、40代の男性にはROLEX(ロレックス)のチェリーニの、意外なドレッシーさが渋く決まるでしょう。
- 30代男性には、コアなファンが多いIWC(アイダブリューシー)ポートフィノのゴールドケースがおすすめです。20代なら、ブランドのフレッシュなイメージがあるTAG Heuer(タグホイヤー)のカレラで、アリゲーターバンドのモデルがおすすめです。
- いつかは手に入れたい渋い時計としては、世界三大腕時計ブランドのひとつであるPATEK PHILIPPE(パテックフィリップ)のカラトバラ、億を超える腕時計も多い世界三大複雑機構の生みの親が創業者のBreguet(ブレゲ)もおすすめです。
- ブレゲでは複雑機構のトゥールビヨンを搭載したTourbillon Extra-Plat 5377が渋いでしょう。