基本仕様
駆動方式 :ダイナミック
構造 :密閉型
コード長 :1.2m
重量 :6.2g(ケーブル除く)
プラグ形状 :3.5mmステレオミニ
再生周波数帯域:5Hz ~ 25kHz
インピーダンス:16Ω
音圧感度 :104dB
最大入力 :200mW
ドライバ口径 :10mm
コード種類 :Y型ケーブル
特徴
音質傾向
メリハリが効いたドンシャリ傾向の音ですが、カーボン振動版の特性からか低音重視の味付けですが、中高域の分解能が高いのでイメージに反して全体的に音場表現力は優秀。
遮音・音漏れ耐性
遮音性はイヤピースのフィッティング次第だが、おおむね良好な印象です。
密閉型であるが、エクストリームディープ・バスポートの特性か音漏れは大きい部類です。
装着感・携帯性
逆輸入品ゆえにイヤピースは大きめの印象ですがフィット感は悪くない。
専用ハードキャリングケースとコードキーパーが付属しているので携帯に便利です。
商品紹介・レビュー
XXシリーズは米国逆輸入モデルで、HA-FX3Xはカナル型のモデルになります。現在は生産完了になっていますが、2011年の発売から現在まで、新機種リリース後も人気のロングラン機種。
特徴は、ドライバユニットに応答速度の速い特性を持つカーボン振動板と本体にメタルボディを採用。
独自のエクストリームディープ・バスポートとよばれる音響構造により、高精細な表現力とキレがある重低音を鳴らします。
出音の傾向は、低音の肉厚が厚くなると音の輪郭がぼける傾向にありますが、本機の持ち味は、筋肉質な粒立ちのよい低音で特にベース音が心地よく鳴ります。
中高域もバランスよく分解能も高いので音場感も豊かで奥行きのある聴きやすい音に味付けされています。
音楽ソースの相性としては、ロックやJAZZなどは心地よくドライブしてくれます。
本体のつくりは武骨で洗練さはありませんが、地味な部分にも手を抜かず仕上げています。
絡みにくいケーブルの採用や安定した装着感を得るために音筒に適度な角度をつけるなど様々な工夫がされています。
価格もこなれているのもありますが、コストパフォーマンスが優れたカナル型ステレオイヤホンの傑作モデルです。