フランクミュラー ロングアイランドの歴史と概要
フランクミュラーは1992年に創設されました。
ブランド名は天才時計師と名高いフランクミュラー氏の名前で、宝石商・ケースメーカーだったヴァルタン・シルマケスと創設したテクノウォッチ社が前身となっています。
1983年、ポケットウオッチだけに搭載されていた、複雑機構を腕時計に搭載するアイディアを思いついたフランクミュラーは、その既成概念に囚われない感性と感覚で、現在も多くの人を魅了する時計を作り続けています。
「ロングアイランド」と同じく有名なモデルには、ブランド誕生と同時に開発された、「トノーカーベックス」などが挙げられます。
2000年に発売されたロングアイランドは、今やフランクミュラーを象徴するコレクションとなったモデルです。
「ロングアイランド」はニューヨーク南東部の島の名前です。その背景は1920年代のニューヨークはマンハッタンにあります。
当時、マンハッタンに住んでいた裕福なアメリカ人はロングアイランドの別荘にて週末を過ごしていたそうです。その別荘へは橋を渡らなくてはなりませんでした。
この「橋」が時計ケースの縦長プロポーションをイメージさせ、ロングアイランドが誕生しました。
ブランド創設以来、フランクミュラーは細身で腕の丸みになじむトノー型のコレクションを発表してきましたが、ロングアイランドはレクタンギュラー型のケースとなります。
とはいえ、精密なアールデコスタイルは随所に散りばめられており、落ち着いたデザインと溢れる美しさはもちろんそのままです。
現在では世界各国の著名人や富裕層から愛用させるフランクミュラーですが、質は高いまま比較的安価な時計も発売されるようになりました。そのせいあってか、一般層の間でも話題を呼ぶようになり、購入するケースも多いそうです。
フランクミュラーの時計には、やはり誰をも魅了する美しさがあるのでしょう。
フランクミュラー ロングアイランドの解説
上述した通り、フランクミュラーの象徴ともいえる「ロングアイランド」は、これまでにない新しいデザインでありながらも、かつての重厚感あふれるラグジュアリーな雰囲気は健在です。
従来のアールデコスタイルをしっかり継承しつつ、古典的なノヴェチェントスタイルにインスピレーションされたデザインといえるでしょう。
四角い大ぶりなケースにも関わらず、ロングアイランドは華やかな上品さをきちんと兼ね備えています。手首に沿った流線型のカーブによりもちろん着け心地も最高です。
フランクミュラーの代名詞ともいえるアート性の高い文字盤とスペード型の時分針はしっかりと受け継がれていますので、ブランド感もたっぷりです。
エレガントな商品が多いフランクミュラーですが、角形のロングアイランドは男性にも人気があるようです。ベルトのカラーなどにさまざまなバリエーションがあり、宝飾品を使った華やかなタイプも多く、選びがいがあるのかもしれませんね。
また、優れた防水性や防塵性も備えており、実用性が高いのも魅力の1つといえるでしょう。
繊細さとエレガントな落ち着き、そして実用性を兼ね備えたフランクミュラーのロングアイランドは、カジュアルシーンではもちろん、ドレスアップした手元にも溶け込んでしまいます。
フランクミュラー ロングアイランドの価格帯
フランクミュラー ロングアイランド
価格:約¥400,000~¥2,300,000
ロングアイランドは低価格でも約40万円以上が定価となってきます。
さすがは高級時計と評される価格帯になりますね。
新作モデルは、ロングアイランドプティのパスティーユ「トルース」で2018年2月1日に発売されたばかりです。(価格:約¥1,048,000~¥1,350,000)
女性らしい小ぶりサイズで、「シャンパンダイヤル×ダイヤモンド×ピンクゴールド」を組み合わせたエレガントで印象的なモデルです。「トルース」は三つ編みの意で、3つの異なる素材が溶け込み調和していることから命名されたそうです。
男性にはレザーベルトなどの落ち着いたモデルが好まれ、女性には上品な光沢感のあるアクセサリーのようなモデルに人気が集まるようです。
定番モデルと価格相場はおおよそ次の通りです。
ロングアイランドレリーフ902QZ 約¥430,000~
ロングアイランドプティ802QZ 約¥670,000~
ロングアイランド1200SCDT 約¥750,000~
ロングアイランド952QZD 約¥1,580,000~
ロングアイランド1000SC 約¥2,250,000~