オメガ スピードマスターの概要と歴史

オメガスピードマスターは、文字盤の中に60秒・30分・12時間の3カウンターを備える標準的なクロノグラフとして1957年に発売されたオメガ社の腕時計です。

オメガスピードマスターは、当初カーレースなどのドライビング時の計測機能を有した時計として、オメガ社のシーマスタークロノグラフをモチーフに作製されました。オメガスピードマスターを一躍有名にしたのが、1969年7月21日人類が初めて月に降り立った時に、アポロ11号の宇宙飛行士が身に着けていた、オメガスピードマスターです。

当時NASAが宇宙飛行士用の腕時計を選択する際に、宇宙空間の過酷な状況を想定して11項目に及ぶ厳しいテストを行っていた10種類以上のクロノグラフの中から唯一テストに合格したのが、オメガスピードマスターでした。

NASAに正式に採用されたオメガスピードマスターは、NASAのミッションによって飛び立つ宇宙飛行士の腕に常に身に付けられることになります。また、オメガスピードマスターを有名にした事件があります。

映画にもなったアポロ13号の事件です。1970年4月11日、地球を飛び立ったアポロ13号は、三度目の月面着陸をする予定でした。ところが、4月13日の午後9時7分、酸素タンクの爆発によってアポロ13号は月面着陸を断念し、ヒューストン管制室の指示で月の裏側を回って地球に帰還することとなりました。

電気系統が軒並みショートする状況下において大気圏再突入時に宇宙船の軌道を修正するために14秒間、逆噴射する必要が生じましたが、カウントダウン用の時計は使用不能な状態でした。この状況下で噴射時間を正確に計測し、結果的に乗組員が無事に地球に生還できたのは、宇宙飛行士が着用するオメガスピードマスターを使ったためでした。

オメガ スピードマスターの特徴

オメガスピードマスターの特徴は、過酷な宇宙空間でも証明された耐久性にあります。また初めて月面に到達した腕時計としてのエピソードが、多くの人々にロマンを感じさせる点が魅力でしょう。

マイナーチェンジはしているものの、タキメーターベゼルやインデックスのデザイン、スモールセコンドの形状やや配置など発売当初から変わらないデザインの秀逸さも光ります。

オメガスピードマスターは、デザイン自体は変わりませんが、様々なカラーバリエーションが出ており、その色合いからカジュアルなものからフォーマルなものまで幅広いモデルがあるのも魅力です。

さらに限定モデルや珍しいモデルもあるのが特徴です。オメガ社が独自に搭載しているコーアクシャル機構が、オメガシスピードマスターでも採用されており、コーアクシャル機構搭載によって、オーバーホールまでの期間を長くしています。

時計自体の寿命が長くなったことが特徴の一つで、耐磁性の高い材料を使うことによって、パソコンやスマートフォンなどの磁気を発生する機器と併用も可能なのが特徴です。

オメガ スピードマスターの価格帯

価格帯
オメガ スピードマスター
¥600,000~¥700,000

現在オメガスピードマスターの最新モデルは、ムーンウォッチ、スピードマスター57、マークII、レーシング、スピードマスター38MM、スピードマスター、ソーラーインパルスHB-SIA、X-33レガッタ、スカイウォーカーX-33、スペースマスターZ-33で、60万~70万円の価格帯になります。