ブロックを好きなように組み立てることができるレゴ。小さいころよく遊んだ方も多いのではないでしょうか。玩具だけでなくアニメシリーズも大人気で、2017年には名古屋にレゴランドが上陸し、子供から大人まで、世界中の人を虜にしています。

そんなレゴの世界をそのまま腕時計にしたのが、レゴウォッチです。レゴブロックのような見た目やカラーで、他にはない魅力的なデザインです。レゴウォッチを愛用しているファンも多いことでしょう。

ですがレゴウォッチを長年使っていると、電池が切れて動かなくなってしまいます。まだまだ使い続けたいけれどどうしよう、とお悩みの方へ、レゴウォッチの電池交換について解説いたします。

自分で交換するデメリットも紹介しますので、自分で交換を行うか、お店に頼むか、よく考えて決めてみてくださいね。

LEGOの腕時計の電池交換は自分でもできる

レゴウォッチの電池は、実は自分でも交換することができます。裏蓋の種類によって交換方法は多少異なりますが、どちらも高価な道具などがなくても交換できます。複雑な手順を踏む必要はなく、必要な工具と換えのボタン電池さえあれば、すぐにまたレゴウォッチを動かすことができるでしょう。

しかし、裏蓋を外す際に力を入れすぎてしまった場合など、電池交換のとき失敗してしまうと、レゴウォッチが傷ついたり、最悪レゴウォッチが使えなくなったりしてしまいます。

防水機能をもっているレゴウォッチは、自分で電池交換するとその機能が正常に作用しないことがあり、保証はないため、レゴウォッチの電池を自分で交換する際は、自己責任で行いましょう。

LEGOウォッチの裏蓋は2種類

レゴウォッチの電池を交換するためには裏蓋を開ける必要がありますが、発売時期によって裏蓋の仕様が違います。

レゴウォッチの裏蓋は、ボタン電池部分だけが開くタイプと、裏蓋を丸々外せるタイプの2種類があります。初期のものはボタン電池部分だけが開くタイプが多く、現在は裏蓋を丸々外せるタイプが主流です。

裏蓋のタイプによって電池交換の方法が多少変わってくるため、それぞれの裏蓋タイプの見分け方や電池交換方法を見ていきましょう。

なお、どちらの裏蓋の場合も、マイナスの精密ドライバーなどの工具と、換えのボタン電池が必要になります。

マイナスの精密ドライバーは先が細く平たくなっているもので、ない場合は腕時計用の電池交換工具を購入してください。この工具は100円ショップなどでも売っているので、入手しやすいでしょう。ぜひ探してみてください。

電池の種類はレゴウォッチによって違うので、事前に適応している電池を調べて用意してください。ボタン電池は出っ張っている方がマイナス、「+」の刻印がある方がプラスになります。

電池サイズの小さい裏蓋の電池交換方法

ボタン電池部分だけが開くタイプは、裏蓋に「LIFT TO OPEN」という文字があります。この「LIFT TO OPEN」の後に矢印があり、その矢印が指す先に精密ドライバーなどをひっかける隙間があります。この隙間に精密ドライバーなどを差し込み、裏蓋を持ち上げます。

裏蓋を開けるとボタン電池がありますので取り外し、新しいボタン電池をはめます。

ボタン電池のプラスとマイナスをつまむようにして同時に持ってしまうと、通電してしまう危険性があります。手袋をしたり、側面を持ったりするようにします。

ボタン電池をレゴウォッチにはめる時、プラスとマイナスを間違えないようにしましょう。電池を換えたら、裏蓋を元に戻して完了です。時計部分を見て、正常に動いていれば、電池交換は成功です。

裏蓋自体を外すタイプの電池交換方法

裏蓋を丸々外せるタイプの場合、裏蓋をこじ開ける必要があります。マイナスの精密ドライバーやこじ開けのための工具を使ってこじ開けます。

裏蓋のフチをよく見ると、こじ開けのための溝があります。レゴウォッチの種類によってはわかりにくいかもしれませんので、拡大鏡などを使って探してみてください。

こじ開けのための溝を見つけたら、そこに精密ドライバーなどの工具を差し込みます。細いものでないと差し込めません。太めのドライバーなどを無理に入れようとすると、レゴウォッチが傷ついてしまうのでやめましょう。

精密ドライバーなどを差し込んだら、てこの原理で裏蓋を持ち上げて開けますが、力加減を間違えると裏蓋が割れてしまうこともあります。力任せにせず、慎重に開けましょう。

裏蓋を外したら、電池を交換します。電池が取り外しにくい場合は、ピンセットなどを使用するとやりやすいでしょう。ボタン電池部分だけが開くタイプと同様に、電池の向きには注意してください。

電池交換が終わったら、裏蓋をはめこみます。元の向きと同じにしないと閉じませんので、無理やり押さえつけて裏蓋を破損しないよう気を付けましょう。時計がきちんと動き出せば、正しく電池交換できています。

心配なら時計屋さんで電池交換を

レゴウォッチの電池交換は、裏蓋を外し、電池を取り換え、裏蓋を閉めれば完了します。回路をいじったり、特殊な工具を使用したりするわけではないので、素人でも可能といえます。

ですが、壊してしまったらどうしよう、二度と使えなくなってしまたらどうしよう、と不安になるかもしれません。特に裏蓋が丸々開くタイプは、こじ開ける力加減を間違えてしまうと裏蓋を割ってしまうことがあります。

壊すことを不安に思っている方は、時計屋さんに頼むのがよいでしょう。

時計屋さんはプロですから、レゴウォッチを壊すようなことはありませんし、正しく電池を交換してくれます。

費用はお店によってまちまちですが、1,000円から2,000円が目安です。サービスや仕上がりスピードによっても価格は変動します。自分が望む予算やサービスで電池交換をしてくれる時計屋さんを探してみてください。

防水機能付きのモデルは時計屋さんでの交換がベター

レゴウォッチの中には、防水機能がついているものもあります。防水機能付きのレゴウォッチを自分で電池交換した場合、防水機能は保証されません。そのまま防水機能を利用できることもあるかもしれませんが、確実性はありません。

時計屋さんであれば、防水機能を維持したまま電池交換を行ってくれます。

自分で交換したけど大丈夫だろうと思って壊してしまうより、最初から信頼できる時計屋さんに頼んだ方が、結局は安上がりですし、安心して使えますよね。

防水機能は特に必要ない、という方は自分で交換しても問題ないかもしれません。ですがレゴウォッチの防水機能を利用している場合は、迷わず時計屋さんに頼むことをおすすめします。

レゴウォッチの電池交換の方法についてのまとめ

  • 他の時計にはない魅力的なデザインのレゴウォッチは、自分でも電池交換が可能です。
  • マイナスの精密ドライバーや100円ショップでも購入できる腕時計用の電池交換工具があれば交換できます。
  • 防水機能付きのレゴウォッチの場合、自分で電池交換すると防水機能の保証はされないため、時計屋さんに頼んだ方がよい。
  • 自分で行うのが不安な場合や、自分で電池交換した結果動かない場合なども時計屋さんに頼むとよいです。
  • 時計屋さんでの電池交換は、1,000円から2,000円が相場です。