アウトドアで活動するのが好きな人にとって、使い勝手のいい時計はダイバーズウォッチでしょう。ダイバーでなくても、丈夫で防水のダイバーズウォッチは、カジュアルなおしゃれアイテムとしても、またビジネスシーンでも愛用している人を多くみかけます。

ここでは、ダイバーズウォッチの基本、高級ダイバーズウォッチ、国産ダイバーズウォッチ、リーズナブルなダイバーズウォッチのおすすめなどをご紹介します。

ダイビング用、アウトドア用、カジュアルなおしゃれアイテムとしても、気になるダイバーズウォッチが見つかります。

ダイバーズウォッチの基本情報

ダイバーズウォッチ「diver’s watch」とは、日本語でいえば「潜水時計」です。言葉の通り、潜水をするために耐えうる機能を備えた腕時計が「ダイバーズウォッチ」といわれています。

一般的に「ダイバーズウォッチ」といえば、すべてがメタル素材でケースが大きめで厚め、暗いところでも見やすい文字、普通の腕時計よりも防水性が高く、衝撃にも強いというイメージでしょう。

「ダイバーズウォッチ」には明確な定義があります。製品やサービスの国際規格であるISO規格で定義されており、「ダイバーズウォッチ」とは“水深100m以深に潜水できるようにデザインされ、時間管理をできるシステムをもった時計”とされています。

国際ISO規格ではISO 6425:1996、それに対応した日本のISO規格であるJIS(ジス:日本工業規格)ではISO 2281/JIS B 7021に明記されています。

ISO規格でもJISでも、「ダイバーズウォッチ」には他に、細かく要求項目があります。これらは、一般人がイメージするダイバーズウォッチの細かな機能やデザインにつながる項目が多く見られます。

腕時計の防水について 細かい防水機能の規格とおすすめの防水時計

タイムプリセレクティング装置

時間の表示に対して、誤操作や逆回転防止機能などを備えていることを指しています。

これは、アナログダイバーズウォッチの回転ベゼルのことが主になります。アナログダイバーズウォッチの文字盤外側についている回転するベゼルは、一方方向にしか動かなくなっているのがほとんどです。その機能が、タイムプリセレクティング装置のひとつになります。

回転ベゼルは、ダイバーが潜水時間の残りを知るためについています。潜水時間が30分だとしたら、潜水直前に回転ベゼルの30の文字を分針に合わせます。

すると、回転ベゼルの起点が30分経過した時刻=潜水のタイムリミットということになります。時計を見るたびに、回転ベゼルの起点のタイムリミットまで、あと何分あるか知ることができます。アナログの回転ベゼルでは、1時間までであれば計測可能です。

判読性

判読性とは、暗いところで25cmの距離から、時刻表示・タイムプリセレクティング装置の経過時間または残り時間・時計の作動・電池切れ予告表示の4つが目視確認できるようになっていなければいけません。

デジタルダイバーズウォッチはライトがついていたり、アナログダイバーズウォッチでは数字に夜光塗料が施されたりして、読みやすくなっているでしょう。

耐磁性

耐磁性は、磁気が直流で発生磁界4,800 A/mの強さで実験することで1種耐磁性時計と定義されます。4,800A/mとは、たとえばスマホのスピーカー部分やバッグのマグネット部分など磁気を発生するものから5cm以上離せば、ほとんど影響を受けないレベルのことです。ちなみに、一般的な腕時計の耐磁性は、1,600A/mほどです。

また、時計が磁気の影響で止まらないことだけでなく、アナログ時計については残留する影響として、1日の誤差が30~45秒に収まるようにも定められています。

耐磁性の時計についてはこちらの記事を参考にしてみてください。
耐磁時計おすすめの紹介 腕時計とは切っても切れない磁気帯びの解説

耐衝撃性

ダイバーズウォッチは、頑丈とイメージがあります。頑丈とは耐衝撃性であり、衝撃によって止まらないこと、機能に変化がないこと、残留影響は機械式では1日60秒以下、クオーツ式では1日2秒以内とされています。

JISやISO規格によって定められた一般的なダイバーズウォッチが耐えられる衝撃は、硬い木材の表面に1m上から落としても耐えるほどです。

耐塩性

ダイバーズウォッチは、海で使うことも想定されているので、ケース・付属品なども海水の塩分に耐えられるように設計されていなければいけません。

水中作動

水中は空気中よりも、気圧が高くなります。

そのため、ダイバーズウォッチは空気中よりも高い気圧、潜水可能な水深においても、時計として正常に動くだけでなく、タイムプリセレクティング装置やライトなどの付属機能も正常に動作するように作られてなければいけません。

他にも付属品に関する規定も

他にも、水中で操作ができることや操作部の防水性、温度や加圧に対して、ケース内部のガラスに曇りが出ないことなども細かく規定されています。

要求項目にはないことですが、メタルベルトのダイバーズウォッチの多くは、ダビングスーツの上から腕時計を着用することを考えて、3cmほどベルトをワンタッチで伸ばせるような機能を持ったものも多くあります。

すべてのダイバーズウォッチはダイバーズウォッチなのか

今では、ファッションとしてのダイバーズウォッチも多くあり、ダイバーズウォッチという名前がついていても、上記の項目を満たしていないものもみられます。しかし、正式なダイバーズウォッチは、潜水する人の命を守る役目もあるので、ここまで細かく規定がされています。

ここからは、本格的なダイビングにも使えるものからカジュアルなものまで、おすすめのダイバーズウォッチをご紹介します。

高級ダイバーズウォッチのおすすめ

まずは、いつかは本格ダイバーでもおしゃれに敏感な人でも、いつかは手に入れたいと思う高級ダイバーズウォッチのおすすめを3本ご紹介します。

ロレックス シーデュエラー

多くのモデルのダイバーズウォッチを揃えるロレックスは、防水性の高いオイスターケースの技術で、ダイバーズウォッチでも世界的に有名になったブランドです。

ロレックス独自の解釈では、世界初の防水腕時計を開発したとされていますが、諸説あるのが実際のところです。それでもロレックスのダイバーズウォッチといえば、現在でも世界中で愛されている逸品です。ロレックスのダイバーズウォッチといえば、サブマリーナを思い浮かべる人が多いでしょう。

ここでおすすめしたいのは、2017年に誕生50周年を記念してモデルチェンジした「オイスター パーペチュアル シードゥエラー」の新世代モデルです

いままでよりも大きくなり、ケースの直径は43mmです。また、ロレックスの最新技術が搭載され、暗闇での判読性がアップ、キャリバー 3235という最新機械式自動巻ムーブメントで、精度、 パワーリザーブ、耐衝撃性と耐磁性もアップしています。

ダブルエクステンションシステムのベルトは、7mmのドライスーツの上から腕時計をつけることもできます。

おしゃれなタウンユースとしてシードゥエラーを選ぶ人にとっては、2017年モデルから初代モデルと同じように、ブラックの文字盤に赤文字で「Sea-Dweller」のロゴが入るようになったのも、小さな違いですがおすすめのポイントです。実勢価格は160万円ほどです。

ワンポイントアドバイス
価格は160万円ほど。
とにかく最新モデルが欲しい人にオススメ!

ロレックスの魅力を紹介 ロレックスの歴史、逸話などを詳しく解説

ブランパン フィフティファゾムス バチスカーフ

ブランパンは1735年に創業した、現存する最古の腕時計ブランドともいわれています(諸説あり)。1953年にフランス軍のために開発されたモデル「フィフティファゾムス」は、現在のダイバーズウォッチのもとになっているともされています。

これは、技術的に防水時計、潜水時計いう意味ではなく、一般的に現在でもダイバーズウォッチといえば、このデザインと思い浮かべるデザインの元祖という意味です。

フィフティファゾムス開発の当時は、回転ベゼルを搭載したことや判読性のアップ、さらなる防水アップが新しいダイバーズウォッチだったのです。

ここでは、1953年に開発されたブランパン初のダイバーズウォッチの復刻版である「フィフティファゾムス バチスカーフ」をおすすめします。ロレックスやオメガなどの典型的な大ぶりのダイバーズウォッチとは、一線を画すシンプルなデザインです。

全体的に薄型で軽量なダイバーズウォッチは、ビジネスでも使えるでしょう。回転ベゼルはセラミックが採用され、ベルトはキャンバス(布)ですが、サテン加工がされ上品な仕上がりになっています。

もちろん30気圧防水で、本格的なダイビングにも使用可能なダイバーズウォッチです。実勢価格が100万円ほどと高価ですが、人とは違うダイバーズウォッチをお探しの方におすすめです。

ワンポイントアドバイス
価格は100万円ほど。
一見ダイバーズウォッチには見えない腕時計、マニアックな1本が欲しい人にもおすすめ!

 

IWC アクアタイマー・オートマティック2000

ドレスウォッチのイメージが強いIWCですが、自動車メーカーとのコラボや耐磁時計の開発、永久カレンダー機能の搭載など、他の高級腕時計ブランドとはちょっと違うモデルも発表しています。

ダイバーズウォッチも数多く発売しており、なんと2,000m防水という高性能なものから、一般的な300m防水まで揃ってます。回転ベゼルが発売年により、デザインが大きく変更されるのも特徴です。

また、ラバーバンドを定番としているモデルが多いですが、メタルバンドが交換用に用意されていて、IWC独自の特許技術で付け替えが簡単です。気分で使い分けることも可能でしょう。

ここでおすすめしたいのは、「アクアタイマー・オートマティック2000」です。もともとは機雷撤去など非軍事用ダイバーにフェルディナント・A・ポルシェが設計したモデルでした。

そのケースを大きくし、IWC独自のムーブメントを搭載、手袋でも操作しやすい回転ベゼルに変更するなどレベルアップを図った逸品です。文字が黄色のモデルは、ダイバーズウォッチをおしゃれアイテムとして使いたい人のポイントになるカラーでしょう。実勢価格は100万円ほどです。

ワンポイントアドバイス

価格は100万円ほど。
ファッション性の高いもの、人と被らないものを探しているならチェック!

腕時計ブランド IWCの特徴と歴史、価格帯の解説

国産ダイバーズウォッチのおすすめ

国産ブランドのダイバーズウォッチも、本格ダイバーから注目されでなく、おしゃれな芸能人やアスリートにも愛用される逸品です。

セイコー プロスペック マリンマスター プロフェッショナル

日本初のダイバーズウォッチを発売した国産ブランドが、セイコーでした。当時は150m防水でしたが、今では1,000m防水モデルもある高性能なものもあります。

セイコーの中でもダイバーズウォッチは、「プロスペック」というスポーツ系の腕時計を扱うラインに含まれています。プロスペックのダイビングウォッチは防水性だけでなく、IWCと同じ、ピンでへリウムガスを抜く必要がない気密性を誇っています。

それゆえに、代表的なモデルである「マリンマスター プロフェッショナル」は、“ツナ缶”という愛称をもっています。

ハイスペックな「マリンマスター プロフェッショナル」の中から、カジュアルなタウンユースのポイントにもなる「SBDX014」をおすすめします。

外観はシリコンを中心にした造りですが、ベゼル周りにピンクゴールドのカラーリングが見られる個性的なデザインです。りゅうずは、邪魔にならない4時の位置に傾けて配置する繊細さが、国産ブランドならではです。

ベゼルは3つの安全機能を搭載、1000m飽和潜水用防水、耐磁も強く、チタンを使用しているので軽量でもあります。本格ダイバーにも、おしゃれなアウトドア愛好者にもおすすめの一品です。

このモデルの実勢価格35万円ほどですが、マリンマスター プロフェッショナル、15~65万円までの価格帯で揃っています。

ワンポイントアドバイス
おすすめは、価格は35万円ほど。
クォリティーと価格のバランス考えるなら、これ!

シチズン エコ・ドライブ プロマスター

シチズンは、もともと電算機のメーカーとして創業しているだけけに、ダイバーズウォッチにもその技術力が十分に生かされています。

ダイバーズウォッチでありながら電波時計であり、電子センサーによる水深計、判読性を配慮した大きめの針など、独自の機能を搭載しているモデルもあります。セイコー同様、1,000m防水を実現していて、防水性にも高い評価があります。

ここでおすすめするのは、ビジネスユースもできるダイバーズウォッチ「プロマスターNY0070-83L」です。レジャーダイビングには十分な200m防水、かつ電波時計で、メタルバンドに爽やかな青の文字盤が印象的です。アクティブなビジネスマンにおすすめのダイバーズウォッチでしょう。

ワンポイントアドバイス
おすすめの一品は、価格は7万円弱ほど。
ビジネスシーンでも使える、控えめなダイバーズウォッチを探してる人にオススメ!

 

リーズナブルなダイバーズウォッチのおすすめ

ビジネスマンのサブ時計として、ダイビングにアウトドア、カジュアルシーンにおすすめのリーズナブルなダイバーズウォッチもご紹介します。

Gショック フロッグマン

ゴツめのデザインが特徴で、カジュアルシーンには欠かせないブランドでもあるGショックは、やはりおすすめのです。

特におすすめは、Gショックの中で本格ダイバーズ仕様ウォッチとして、200m防水、80mまで計測可能な水深計を搭載したプロフェッショナルなモデルが「フロッグマンGEF-D1000」です。

ボタン操作で、水温、水深時間、方位などの表示もできます。浮上時には、速度警告機能も使えます。Gショックの中でも、最高位モデルといえる逸品だけに、価格は12万5千円と高めですが、一般的なモデルは1万円台後半から3万円くらいでしょう。

ワンポイントアドバイス
おすすめモデルは、価格は12万5千円ほど。
初めてのダイバーズウォッチやヘビーユース前提なら、まずはこの1本!

ニクソン THE 51-30

ニクソンの現在の人気を作り出した名作といわれるのが「The 51-30」です。ラバーの腕時計のイメージもありますが、クロノグラフのダイバーズウォッチも人気です。

51mmの大きなケースがカジュアル度をアップするダイバーズウォッチですが、300m防水機能でカウントダウンタイマーやストップウォッチも搭載した多機能時計です。

大きな黒文字盤に白い文字、ケースの大きさは判読性もバツグンでしょう。アウトドアにはおすすめです。価格は6万円ほどで、手軽なサブウォッチにいいでしょう。

ワンポイントアドバイス
おすすめの一品は、価格は6万円ほど。
おしゃれ重視、タウンユースメインなら、手軽なこのダイバーズウォッチ!カラーも豊富にそろう!!

シーレーン SE46

あまり知られていないブランドのダイバーズウォッチを試したいなら、「シーレーン」がおすすめです。ダイバーズウォッチとしておすすめしますが、防水機能付きでデザインがダイバーズウィッチ寄りではあるものの、正式には戦時中の潜水艦乗務員用をイメージして日本の会社が作るスポーティーな腕時計です。

本格的なダイビング用ではなく、ダイバーズウォッチとしてのファッション性からおすすめします。リューズはアクティブなシーンで邪魔にならない左側に配置、特殊塗料を使った文字盤は暗闇での判読性がかなり高く、リューズの大きなカバーがデザインのアクセントになっています。

おしゃれなダイバーズウォッチ風腕時計として、本来はバイカー用に開発された文字盤が30度傾いたデザインのモデル「SE46」がおすすめです。他の人とはかぶらないものを探しているなら、ぜひサブ時計としていかがでしょうか?実勢価格は、3万5千円ほどです。

ワンポイントアドバイス

おすすめの一品は、価格は3万5千円ほど。
珍しい国産ブランドとして、おすすめ!アウトドアで実力を発揮する1本!!

 

ダイバーズウォッチについてのまとめ

  • 「ダイバーズウォッチ」とは、国際ISO規格ではISO 6425:1996 、日本のISO規格であるJIS ではISO 2281/JIS B 7021 で、“水深100m以深に潜水できるようにデザインされ、時間管理をできるシステムをもった時計”と定義されています。
  • またそのほかにも要求事項があり、タイムプリセレクティング装置、判読性、耐磁性、耐衝撃性、耐塩性、水中作動、またほかの項目もいくつか決められています。本来のダイバーズウォッチは、ダイバーの命を守るひとつのツールでもあるためです。
  • しかし、今ではダイバーズウォッチのファッション性を重視しているものあり、ダイバーズウォッチと名前がついていても要求事項を満たしていないダイバーズウォッチもあります。
  • 高級ダイバーズウォッチのおすすめは、「ロレックス シーデュエラー」、「ブランパン フィフティファゾムス バチスカーフ」、「IWC アクアタイマー・オートマティック2000」などがあります。
  • 国産ダイバーズウォッチでは、「セイコー プロスペック マリンマスター プロフェッショナル」、「シチズン エコ・ドライブ プロマスター」などでしょう。
  • リーズナブルなダイバーズウォッチとしては、「Gショック フロッグマン」、「ニクソン THE 51-30」、「シーレーン SE46」などがおすすめです。
  • さらに、それぞれのおすすめのダイバーズウォッチのワンポイントアドバイスをまとめると、「シードュエラー」は価格は160万円ほど、とにかく最新モデルが欲しい人にオススメ!、「ブランパン フィフティファゾムス バチスカーフ」は、価格100万円ほどで一見ダイバーズウォッチには見えない腕時計、マニアックな1本が欲しい人にもおすすめ!、「IWC アクアタイマー・オートマティック2000」は、価格100万円ほどで、ファッション性の高いもの、高級ダイバーズウォッチで人と被らないものを探しているならチェック!というところでしょう。
  • 「マリナマスター プロフェッショナルSBDX014」は、価格は35万円ほどでクォリティーと価格のバランス考えるなら、これ!、「「プロマスターNY0070-83L」なら価格は7万円弱ほどで、ビジネスシーンでも使える、控えめなダイバーズウォッチを探してる人にオススメ!です。
  • リーズナブルなダイバーズウォッチでは、「Gショック フロッグマンGEF-D1000」が12万5千円ほど、初めてのダイバーズウォッチやヘビーユース前提なら、まずはこの1本!、「ニクソン THE 51-30」は価格は6万円ほどで、おしゃれ重視、タウンユースメインなら、手軽なこのダイバーズウォッチ!カラーも豊富にそろう!!、「シーレーン SE46」は3万5千円ほどで
    珍しい国産ブランドとして、おすすめ!アウトドアで実力を発揮する1本!でしょう。