一本だけの腕時計を毎日愛用する人もいれば、複数本の腕時計をローテーションして使っている人もいます。それぞれどんな理由があってそのような使用方法になっているのでしょうか。

「複数本の腕時計を持っている人はお金持ちなだけでしょ?」と思われるかもしれませんが、実はお金持ちじゃなくても複数本の腕時計を所有している人は以外に多く、20代という若い世代に限定してみても約80%が2本以上の腕時計を所有しているというデータがあります。

それほどお金を持っていない若い世代であっても、複数本の腕時計を持っているのは「メリット」が大きいからです。

ここでは、腕時計を複数本持っている人は以外に多いというデータの紹介、複数本持つメリット、特に社会人は複数本持っておくべき理由、自分にとって最高の1本だけを愛するのはありか?について解説していきます。

なぜ、多くの人が複数本の腕時計を所有するのか理解して、自分にとって最適な腕時計の本数を考えていきましょう。

腕時計を複数本持っている人は多い

2016年にスイス時計協会「FH」によって行われた「日本の消費者に対する意識調査」によると、78%の日本人が2本以上の腕時計を所有しているというデータがあります。

腕時計はサイズの概念が無いので、記念日などにプレゼントしやすいことも要因だと考えられます。貰った腕時計と自分で購入した腕時計を持っている、と考えると納得できる数値でしょう。

2本~5本の腕時計を持っているという人が全体の63%、10本以上の腕時計を所有しているという人も全体の5%ほど存在しています。

腕時計を10本以上持っている人は、相当なファッション好きか時計好きと言えますので、不景気と言われ続けている日本国内でも腕時計にお金を掛けられる人が一定数存在することが分かります。

男性は年齢を重ねるごとに2本以上の腕時計を持っている割合が高くなっています。これは、年齢が上がるにつれて収入も増えていくからだと推測できますね。

しかし、20代の男性は64%なのに対して、30代の男性は60%しか複数本の腕時計を所有していません。これは結婚して子供ができて、養育費などのお金が必要になり腕時計を手放している可能性がありますね。

女性も男性と同じ傾向が見られますが、6本~9本以上の腕時計を所有する人の割合は男性の8%より多い11%となっています。これはファッションに対する意識が、男性よりも強いからでしょう。

ただし、60代以上に限定して見てみると、10本以上の腕時計を所有する女性は全体の5%に留まり、男性の11%より大幅に低い数値となっています。

ある程度お金を持っている男性は腕時計に情熱を注ぎますが、女性の場合は宝飾品や洋服に注力するからだと推測できます。

どの年齢層であっても、腕時計を複数本持っている人が多いことがお分かりいただけたと思います。

腕時計を複数本持つメリット

ほとんどの人が複数本の腕時計を持っているのは、「腕時計をプレゼントで貰うことが多い」ということ以外にも理由があります。

腕時計を2本以上持っていると、「腕時計が傷みにくい」「腕時計に飽きにくい」というメリットが存在するからです。

どちらも腕時計より長く愛するために重要なポイントなので、これから腕時計を購入する人も、自分の腕時計を大切にしたい人も参考にしてみてください。

ローテーションして使うと傷みにくい

革ベルトを採用している腕時計はもちろんのこと、金属ベルトの腕時計であっても、腕時計は使っている内に少しずつ傷んでいきます。

見た目に大きな劣化が見られなくても、内部機構には摩擦や衝撃といったダメージが蓄積されています。

腕時計は靴やカバンと一緒で、一本の腕時計だけを使っていると傷むスピードが早くなってしまいます。複数の腕時計をローテーションして使うことで、腕時計の寿命を伸ばしてあげられます。

持っている腕時計に飽きない

純粋に腕時計の寿命を伸ばしてあげられる以外にも、「買い替え寿命」を伸ばしてあげることも可能です。

一本の腕時計を毎日使っていると高級腕時計でも飽きてきますが、複数の腕時計をローテーションして使っていると飽きるまでの時間を伸ばしてあげられます。

ある程度高いランクの腕時計になると、加工・組み立て精度の高さから故障が起きにくくなっています。

そのため、買い替えの原因のほとんどは、故障によるものではなく、腕時計に対する「飽き」です。これは高級腕時計が中古市場に数多く流れていることからも分かりますね。

全く同じ腕時計を持っていたとしても、一本だけを使うより複数本をローテーションするほうが、より長く楽しめます。これらの理由から、腕時計愛好家の中には一本あたりの予算を下げて、複数本の腕時計を購入する人もいます。

腕時計を愛する気持ちを大事にしながら、お財布にも優しい、腕時計の運用方法を試してみてはいかがでしょうか。

社会人に腕時計は何本必要なのか

ここまでは、年齢や職業を問わず複数本の腕時計を持つメリットを紹介してきましたが、企業で働く社会人の仕事用に限定して考えると、複数本の腕時計は「必須」と言えます。

ここで解説している内容は社会人特有の境遇が深く関係しているので、学生の皆さんは「自分には関係ない」と思うかもしれません。

しかし、社会人ほどではないにしろ多少の「ストレス」を抱えている人や、インターンで企業に出入りしている人、大学の研究室関連で公の場に出る機会が多い人に役立つ内容になっています。

気分を切り替えることができる

社会人として働く日々は、学生の時とは違う「責任」や「重圧」を感じることが多いですよね。身体的な影響が出ていないとしても、毎日溜まっていく「ストレス」に気づいている人も多いでしょう。

ストレスで落ち込んでしまった気分を切り替えるには、身につけるものを替えるのが一番です。腕時計は、時刻を確認する度に一日何十回も確認するものなので、見る度に「昨日とは違う日」だと気付き、毎日を違う日にしていくれます。

腕時計の他にも、スマートフォンやパソコンといった毎日使うものがありますが、これらを気分に合わせて替えるのは難しいですよね。

また、腕時計を複数本用意する予算が無いという人は、シャツ・ネクタイ・革靴を替えましょう。服装に融通がきく職場であれば、髪型・カバン・メガネ・香水など、何でも構いませんので身の回りの環境を変えてみてください。

何本あると腕時計が壊れてしまった際の予備になる

ビジネスマナーとして腕時計の着用は必須です。会議中や商談中にスマートフォンで時刻を確認するのは、同じ場にいる人に対して失礼になります。

そのため、スーツを着用しない職場であっても、ほとんどの人が腕時計を身に着けているでしょう。社会人としての常識とも言えますね。

しかし、「昨日まで正常に動いていた腕時計が朝起きたら壊れていた」というハプニングを想定しているでしょうか?

何でもない日であれば、仕事帰りに時計屋に行き修理に出せば問題ありませんが、大事な商談が朝一に入っている日や社内会議で重要なプレゼンをする日の朝に腕時計が壊れたら…。

悪いハプニングは、なぜか大事な日に限って起きるものです。このような「もしもの事態」に備えて、予備の腕時計を用意しておくのがリスクマネジメントのできる社会人と言えるでしょう。

複数仕事用と日常用の使い分けができる

休日はG-SHOCKなどのカジュアルな腕時計で構いませんが、仕事用の腕時計はビジネスマナーに沿った「黒革ベルト・白無地文字盤・三針時計」を選ぶ必要があります。

例外として、私生活でもビジネスカジュアルに近い服装がメインの人であれば、ビジネスマナーに沿った腕時計を合わせられるので、用意する腕時計を一本だけに絞ることが可能です。

しかし、「仕事と私生活の切り替え」「壊れたとき用の予備」という意味では、もう一本腕時計があったほうが良いということだけ覚えておいてください。

一本だけ高級腕時計を持つのもOK

ここまで、多くの人が複数本の腕時計を持っている事実と、複数本の腕時計を持つメリットを紹介してきましたが、自分の「理想の一本」だけを持つことを否定するわけではありません。

複数本持っている人が多いという雰囲気に流されず、本当に気に入った腕時計に予算を集中させることは、時計好きとして素晴らしいことです。

腕時計を長く使うために最も重要なことは、間違いなく「腕時計を愛する」ことなので、自分へのご褒美として高級腕時計を購入するのも良いでしょう。

時計は普通何本持っているのかについてのまとめ

  • 腕時計を複数本持っている人は、全体の約8割います。
  • 性別や年齢によって、腕時計を複数本持っている割合に違いがあります。
  • 複数本の腕時計をローテーションすることで、腕時計が傷みにくく、飽きにくくなります。
  • 社会人は、気分転換や壊れたときの予備として、複数本の腕時計を持っておくべきです。
  • 腕時計好きであれば、自分にとって最高の一本だけを所有するのもOKです。