ケンテックスSKYMANの概要と歴史
「KENTEX SKYMAN(ケンテックス スカイマン)」は、日本の腕時計メーカーである「KENTEX(ケンテックス)」の製作している腕時計のモデル名です。
KENTEXは、自社開発の国産ムーブメントを開発・搭載し、日本メーカー初のトゥールビヨン(機械式の複雑機構を持った時計)の発表や、防衛省と共同で企画・開発したJSDFシリーズで知られる、高い技術力を持った時計メーカーです。
KENTEXにより「JSDF航空自衛隊モデル」のDNAを継承し、これまでに培ってきた技術を注ぎ込んでつくられたプロ仕様のパイロットウォッチが「KENTEX SKYMAN」です。
パイロットウォッチは本来、その名の示すとおり、飛行機乗りのために作られました。時計は航法のための道具として使われ、操縦する上で時間を計ることは大変重要でした。また、飛行機の位置の割り出しに便利な、時間計測や計算をしやすくする機能が付いたパイロットウォッチが次々と開発されていきました。
飛行機乗りにとって時計の文字盤が暗闇でも見えることは重要になってきます。そのため、蛍光塗料が多く使われ、視認性が確保されていることがポイントになってきます。「SKYMAN」シリーズは、高い機能性を重視しながら、スタイリッシュなデザインを追求しています。
クロノグラフをはじめ、回転計算尺、GMTなどの様々な機能を搭載し、現役のパイロットからのフィードバックを受けて企画・製作されたプロユースモデルです。 お求めやすいクオーツモデルから本格機械式クロノグラフを搭載したフラッグシップモデルまでのラインナップがあります。
ケンテックスSKYMANの特徴
「SKYMAN」の現行モデル「SKYMAN PYLOT」は、パイロットウォッチの原点である視認性と操作性以外の要素を思い切りよく削ぎ落としたことが特徴で、シンプルながらも洗練された力強い時計に仕上がりました。
ムーブメントは信頼性の高い日本製三針デイト。パイロットウォッチらしく操作性を重視した大ぶりの8ミリ径のリュウズで、機械式時計に付きものの時間調整を、腕につけたまま素早く行える。秒単位の時刻合わせを多用するパイロットウォッチとして便利な秒針規制機能(ハック機能)を搭載。
ケースサイズは視認性を考慮した大型の43ミリ、視認性を意識した大きなアプライドアラビア数字と針(時分秒)にはそれぞれスーパー蓄光が塗布され、強化防水100mを確保し、トップガラスには無反射コーティングを施したサファイアクリスタルを採用。タフな使用にも耐える本格プロ仕様のパイロットウォッチとなっています。
また、シースルーバック仕様になっており、なかの機械の見える点も特徴的です。
ケンテックスSKYMANの価格帯
ケンテックスSKYMAN
¥30,000前後
防衛省企画・開発モデル「JSDF」のDNAを持ち、本格的なパイロットウォッチシリーズである「KENTEX SKYMAN」の現行モデル「SKYMAN PILOT」の価格帯は、ブランドコンセプトの示す通り、高性能を誇るプロ仕様のパイロットウォッチとしては低価格といえる3万円前後で購入することができます。