こちらの記事は2018年12月21日を2020年3月31日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・おすすめの録画用外付けHDDを2020年3月31日の情報に更新いたしました。

ここでは録画用の外付けHDDの選び方と、おすすめ製品について解説します。

HDD(ハードディスク)レコーダーや、多くの録画可能なテレビには、テレビ番組を沢山録画したい方に向けて、「長時間録画」というデータ圧縮モードが付いてます。

しかし、せっかく大画面のテレビを買ったのに画質を落とすなんてもったいないと思う人も少なくありません。

録画用外付けHDDを使用すれば、内蔵HDDの容量不足で録画時間が足りなくなっても、外付けHDDを増設すれば簡単に容量を増やすことができます。

この記事を読むことで、自分に合った録画用外付けHDD購入の検討が出来ます。

録画用外付けHDDの選び方

テレビ録画専用として選ぶ

録画用外付けHDDを選ぶときにまず気をつけたいことは、テレビ録画の記録方式は、PCのデータ保存とは全く違うということです。

両者の記録方式には互換性がないため、HDDをレコーダーとPCで共用することはできない事に注意が必要です。

PC用のHDDを録画用に使うと、元のデータは完全に消去され、フォーマットの形式も変わるため復元することができません。

同じように、レコーダーで録画したHDDをPCで視聴することもできません。

HDDはPC用とテレビ用では全く別物と考えて、個別に導入する必要がある事に注意が必要です。

耐久性で選ぶ

録画用外付けHDDを選ぶ場合は、24時間常時稼働させる事を前提で耐久性を見る必要があります。

テレビ番組を録画予約すると、HDDは自動的にスタンバイモードに入り、テレビを消したあとも、いつでも録画を開始できるように、何十時間も通電状態を維持し続けるためです。

使い方によっては、四六時中稼働させることになるため、安価なHDDや中古品では故障する可能性が高くなります。

テレビ録画には24時間録画に対応した耐久性の高いHDDを選ぶのが大切です。

SeeQVault対応で選ぶ

録画用外付けHDDは、SeeQVault対応かどうかも確認しておくとよいでしょう。

SeeQVault(シーキューボルト)とは、著作権保護のために作られた規格です。

SeeQVaultに非対応の外付けHDDにデジタル放送を録画すると、録画時に接続していたテレビかレコーダでしか再生することができないため、他のテレビで録画を見ることが出来ません。

一方、SeeQVault対応のレコーダーとテレビに、SeeQVault対応の外付けHDDを接続して録画した場合は、HDDを他のSeeQVault対応のテレビやレコーダーにつなぎかえても番組を視聴できるほか、microSDカードに保存してスマートフォンやタブレットでも視聴できるようになります。

現在お持ちのテレビやレコーダーがSeeQVault対応機ではないとしても、外付けHDDをこれから選ぶ場合は、将来を見据えてSeeQVault対応製品を選ぶとよいでしょう。

容量で選ぶ

録画用外付けHDDは、容量で選ぶのも大切です。

デジタル放送を、画質を劣化させない非圧縮モードで録画する場合、1TB(テラバイト)のHDDに録画できる量は、4K放送で約53時間、BS/110度CSデジタルハイビジョン放送では約89時間、地上デジタルハイビジョン放送は約126時間録画できます。

地デジしか見ない方や、録画した番組を見たらすぐに消すという方は1TBで充分でしょう。

しかし、衛星放送などの高画質放送を非圧縮で沢山録画したい方や、多チャンネル同時録画対応の全録レコーダーを活用する方は、予算が許す限り容量が大きいHDDを選ぶと安心です。

接続方法で選ぶ

外付けHDDを選ぶ際は、接続方法の種類を確認しておくのもポイントです。

外付けHDDの接続方式は、USBケーブルでつなぐのが一般的です。

しかし、LANでネットワークに接続する「NAS(Network Attached Storage)」というタイプもあります。

NASは外付けHDDというよりサーバーに近い機能があり、テレビ番組を録画再生するだけでなく、録画した番組や写真をホームネットワーク(※)やインターネット経由で、外部から視聴したり、管理したりすることができます。

しかし、NASは通常のHDDよりも価格が高く、設定にはネットワークに関する広い知識が必要である事に注意が必要です。

単にテレビを録画再生するだけであれば、LAN接続は必要はなく、USBケーブル接続だけで十分でしょう。

(※PCや周辺機器、デジタル家電機器、モバイル機器が互いに通信できるようにするために、家庭内に設置するローカルなネットワークシステムの事です。)

テレビやレコーダーメーカーの対応品を選ぶ

録画用の外付けHDDを選ぶときは、お手持ちのテレビやレコーダーなど録画機器のメーカーを確認し、購入したい外付けHDDが対応機種に含まれるどうかを、あらかじめチェックしておく必要があります。

テレビやレコーダーと外付けHDDとの相性が悪く、正常に機能しないことがあるため、各メーカーの公式サイトで対応機種を確認しておくとよいでしょう。

わからないときは、サポートセンターにメールか電話で問い合わせると確実です。

HDDのタイプで選ぶ

録画用の外付けHDDは、ポータブル型と据え置き型の二つに大別できます。

ポータブル型はノートPC用の2.5インチHDDを内蔵したモデルで、軽量小型で場所をとらず、電源をUSB給電でまかなうことができます。

デメリットは据え置き型に比べて容量が小さく、価格が高いことです。

一方、据置型はデスクトップPC用の3.5インチHDDを内蔵しており、ポータブル型よりも大容量な事が特徴です。

容量が大きくても、ポータブル型より低価格な製品が多いのも魅力でしょう。

しかし、サイズが大きくスペースを取る事や、電力はUSB給電では足りないため、専用のコンセントが必要になることなどがデメリットです。

自分に合ったHDDのタイプで選ぶよいでしょう。

おすすめの録画用外付けHDD

I-O DATA EX-HDAZ-UTL4Kは静音性にこだわったモデル

I-O DATA EX-HDAZ-UTL4Kは、深夜の録画でも作動音が気にならない静音性が魅力のモデルです。

静音性の秘訣はファンレス構造で、表面積を増やす目的で作られた筐体表面の凸凹のデザインにより、ファンレスでも十分な放熱性能を実現しています。

さらに、防振用のゴム足などで、駆動の際の振動も抑えています。

幅広い使い道があるのも魅力です。テレビ録画やPCのデータ保存だけではなく、PS4 Pro、PS4、nasne(ナスネ)などでの動作も確認済みです。

BUFFALO HD-LE4U3-BAは故障の際に安心の機能が特徴

BUFFALO HD-LE4U3-BAは、異常が本体に起きた際に、原因はなにかを瞬時に判断できるのが安心なモデルです。

LEDによる異常通知システムである「みまもり合図 for AV」により、本体に何らかの異常があった場合、原因はなにかをLEDの点灯を見ることで知ることができます。

最悪の場合、有償で録画番組の引越しを別のハードディスクに行うことが出来るため、大切なデータが入ったまま動かなくなったときにも安心です。

バッファロー HD-LE4U3-BA(ブラック) 「みまもり合図 for AV」搭載 HDD 4TB

I-O DATA RECBOXはコンテンツの整理がしやすい

I-O DATA RECBOXは、コンテンツの整理がしやすい事が魅力の録画用外付けHDDです。

RECBOXの設定画面よりフォルダーを作成し整理する事で、録画番組の検索をより早く、簡単にすることができます。

たくさんの番組を保存したい方におすすめのモデルです。

I-O DATA アイ・オー・データ DTCP-IP対応ハイビジョンレコーディングハードディスク「RECBOX」4TB HVL-AAS4[HVLAAS4]

録画用外付けHDDについてのまとめ

  • テレビやレコーダーが外付けHDD録画に対応していれば、容量不足になっても外付けHDDを加えて録画時間を延ばすことができます。
  • テレビ録画用の外付けHDDは、パソコンと兼用できません。
  • 外付けHDDはSeeQVault対応品がおすすめです。
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バッファロー HD-LE4U3-BA(ブラック) 「みまもり合図 for AV」搭載 HDD 4TB
I-O DATA アイ・オー・データ DTCP-IP対応ハイビジョンレコーディングハードディスク「RECBOX」4TB HVL-AAS4[HVLAAS4]