CASIO(カシオ) プロトレックの歴史と概要
プロトレックとは、CASIO(以下:カシオ)計算機から販売されている腕時計のブランドです。
主にアウトドアで実際に使用されることを想定して開発されており、温度・気圧・方位を測定できる機能を装備してあるのが特徴となっています。
1994年に温度センサー、気圧センサー、方位センサーの3つの「トリプルセンサー」を搭載した「ATC-1100」を開発します。そして、翌年の1995年にプロトレックブランドシリーズを販売し、以来登山などのアウトドアを趣味や生業とする者たちに注目を浴びるようになりました。
また、プロトレックの開発はトリプルセンサーに収まることなく、高度、タイドグラフ、日の出日の入り予測、月齢表示、オートライトなどのさまざまな機能を搭載するモデルを開発。
さらには太陽電池を利用したものまで開発し、プロトレックの時計があれば登山ができてしまうまでに至りました。
しかし、増え続ける機能を小さな時計1つにすべてを搭載するのは非常に厳しく、販売を断念したモデルも多くがあります。それでも、何度も改良を加えて新たなモデルとして開発・販売をおこなうに至ったモデルもあるようです。
これほどまでに多彩で高性能を誇るプロトレックシリーズは、実際に開発者が自ら登山をおこない使用体感を検証しているので、とても信頼性のある製品といえます。
開発者の試行錯誤と、実体験に基づいて造られているプロトレックシリーズは多くの登山家から愛されているブランドです。
CASIO(カシオ) プロトレックの特徴
プロトレックの特徴と言えば、やはり多彩な機能が搭載されていることでしょう。その機能のいくつかをここで紹介していきます。
12時の方向がどの方角であるかを表示する機能。機種により角度のみの表示、方位の表示と変わってきますが、方位を知るというオーソドックスでありながらも安心できる機能といえます。
現在地の気圧をヘクトパスカル単位で表示する機能。機種によっては過去の気圧を記録し、その変動をグラフィック表示できるものもあります。このグラフィック表示は気圧の傾向を読み取ることで、天候をよそくできるといった強みがあるのです。
名の通りに現在の気温を表示する機能。しかし、素肌に装着していた場合は体温によって誤差が生じてくるので、外気温を測る時には素肌から10分ほど外してから測る必要がでてきます。
現在の高度を計測する機能。注意点として、あくまで測定開始地点からの差異を測る機能なので、海抜0メートルを基準とはしていません。
登山で主に利用する機能は上記4点でしょう。しかし、プロトレックは登山だけに特化したブランドではありません。その他の機能を紹介していきます。
潮の干満を時刻より割り出してグラフィック表示する機能。内臓の簡易コンピューターによる計算で潮汐を予測します。あくまで予測のため過信は禁物です。
月齢のグラフィック表示を行う機能。プロトレックシリーズの中でも上位種に搭載されている機能です。
こちらは主にフィッシャーマンが利用する機能となっています。このように多彩な機能が搭載されているのがプロトレック最大の特徴であるといえます。アウトドアにはとても心強い時計です。
CASIO(カシオ) プロトレックの価格帯
CASIO(カシオ) プロトレック
¥60000~¥190000
以下はシリーズ別の価格となります。
プロトレック最高峰のクオリティで、極限を生き抜くことができる最強ののアウトドアスペックを誇ります。
価格帯はおよそ11万~といったたころ。メーカー希望の小売価格は16万と設定されています。
こちらも7AJFと同じくプロトレック最新の8000シリーズ1つ。
価格帯は13万~からで7AJFよりやや高価です。メーカー小売価格は19万円と設定されています。
また、8000シリーズの1つ前の7000シリーズが現状6万ほどと安くなっているので、そちらを購入するというのも手でしょう。