ヘアアイロンは髪をカールさせたりストレートにしたりと、好みにアレンジするために欠かせないアイテムです。でも、毎朝スタイリングしても通勤ラッシュや雨風に乱されてオフィスに着くまでキープできない、という人も多いのではないでしょうか。
スタイリングを長持ちさせるにはヘアアイロンを正しく使うことはもちろんですが、髪質やヘアスタイルに合ったスタイリング剤を選ぶことも大切です。そこで、ここではストレート用のスタイリング剤を中心に解説します。
目次
ストレート用のスタイリング剤の選び方
ヘアアイロンとスタイリング剤には、それぞれストレート用とカール用、その両方に使える2ウェイタイプがあります。
ヘアアイロンを使うときにスタイリング剤をつけるのは、ヘアアイロンの熱から髪を守り、ブラッシングするときの摩擦や静電気を防いでスタイリングしやすくするためと、セットしたヘアスタイルを崩れにくくするためです。日本人の髪質は太くて断面が円形で直毛が多いといわれています。
ヘアスタイルもストレートは定番人気のひとつです。黒いストレートヘアは日本人形のように清楚で色っぽい雰囲気を演出してくれます。でも、髪に寝ぐせやうねりがあると、思いどおりのストレートヘアになってくれません。そんなときには、ストレートヘアを作るのにぴったりのストレート用ヘアスタイリング剤がおすすめです。
テクスチャー
ひとくちにスタイリング剤といっても、つけ心地や質感などのテクスチャーはさまざまです。おもなものだけでも、オイルタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプ、クリームタイプ、トリートメントタイプ、ミストタイプなどがあります。
それぞれの特徴と使用感を簡単に説明しますと、まずオイルタイプは、その名のとおりオイル分が多く、髪によく浸透してウェットなつやつや感を与えてくれます。オイルタイプには最初から液状のものと、クリーム状で手にとると体温で溶けて液状になるものがあります。
ミルクタイプもまた髪に浸透しやすく、スタイリングをしっかりキープしてくれるテクスチャーです。水分が多めで保湿力が高く、ダメージ予防や修復に効果があります。
3つめのジェルタイプはゼリー状のスタイリング剤で、キープ力が強く、雨の日でも崩れや乱れを防いでくれます。
4つめのクリームタイプはスタンダードなスタイリング剤のひとつです。扱いやすく、水分量が多いので、保湿効果が高く、ヘアアイロンの熱から髪を守ってくれる効果もあります。髪の傷みが気になる人におすすめです。
次にトリートメントタイプは、シャンプー後に髪を乾かす前につけるスタイリング剤です。ただしシャンプー用のトリートメントとちがって、ゆすいで流してはいけません。シャンプー後に使うので、保湿とダメージ軽減に効果があります。
最後のミストタイプは霧吹きで髪に噴霧するタイプです。水分は多めに思えますが、実はほとんどがアルコール分なのでベタベタせず、すぐに強いセット力を発揮してくれます。朝の寝ぐせや、うねった髪のスタイリングに効果があります。
このようにスタイリング剤はそれぞれのテクスチャーで仕上がりや効果が変わってきます。自分の好みやイメージに合うものを選びましょう
補修成分
スタイリング剤はセット力とキープ力も大切ですが、多くの製品は髪の保湿や補修に効く成分も配合しています。
たとえばヘアケア製品の総合メーカー、ナプラの N.(エヌドット)も、ヘアケアに力を入れているブランドのひとつです。同社のN.ナチュラルバームやN.スタイリングセラム、N.ポリッシュオイルなどのスタイリング剤には、「シア」という植物の種から得られる「シアバター」を主成分にしています。
シアバターは保湿効果が高く、髪だけでなくお肌にもうるおいを与えてくれるので、N.ナチュラルバームをハンドクリームやボディクリームとして愛用している人もいるほどです。
また、N.スタイリングヘアスプレーには、ゆずの実から得られる「ユズセラミド」を配合し、ダメージヘアを補修して、なめらかな手触りを与えます。ほかにも髪の保湿に効果的なアロエ液なども配合しています。
ストレートのスタイリング剤の使い方
ストレートヘアをきれいに作るには、ヘアアイロンを使う前に、うねりや寝ぐせを整えて、からまった髪をじゅうぶんほぐしておく必要があります。
次にスタイリング剤を手にとって、髪にまんべんなくつけましょう。内側や後頭部、耳の裏側の髪にもしっかりつけるのをお忘れなく。髪が長い人や毛量が多い人は、ゴムやヘアピンでブロッキングすると、均等につける目安になります。
スタイリング剤を手ぐしでじゅうぶんなじませたあとは、ブラシやコームで髪全体に行きわたるようにとかします。トリートメントタイプのようにぬれた髪につける場合には、ドライヤーでよく乾かしてからヘアアイロンでスタイリングすることをおすすめします。
おすすめのストレート用スタイリング剤
ここではお手ごろ価格でおすすめのストレート用スタイリング剤をご紹介します。
MACHERIE(マシェリ)ヘアジュレEX つるつるストレート
資生堂の「MACHERIE(マシェリ)ヘアジュレEX つるつるストレート」は、固めずにしっかりセットできるジェルタイプのストレート用ヘアスタイリング剤です。
チューブから出した直後はこってりとしたジェルですが、手のひらに乗せると体温ですぐに溶けて液状に変化。髪全体に浸透し、きれいなストレートヘアを作ります。紫外線や静電気、ドライヤーなどの熱から髪を守るだけでなく、煙草の臭いを防ぐ「スモーキーカット香料」も配合しています。
LUX(ラックス)美容液スタイリング まとまるスタイリング クリーム
ラックスの「美容液スタイリング まとまるスタイリング クリーム」は、保湿力と補修力の高いリッチなクリームタイプのスタイリング剤です。濃密なクリームが髪のダメージを補修して、つやとうるおいを与え、毛先までなめらかなストレートヘアに仕上げることができます。
おすすめのヘアアイロン
SALONIA ダブルイオン ストレートアイロン
SALONIAの「ダブルイオン ストレートアイロン」はリーズナブルな価格と扱いやすさで、 若い世代を中心に大ブレイク中のヘアアイロンです。クイックヒート機能で最高230度までわずか2分半。しかも、この温度はプロのヘアスタイリストがくせ毛を矯正するときに使うのと同レベルなので、ほとんどすべての髪質に対応します。さらにプレートと噴射口のダブルでマイナスイオンを発生。つやつや感たっぷりのヘアに仕上げてくれます。
パナソニック ストレートアイロン ナノケア EH-HS9A
家電大手パナソニックのストレートアイロンEH-HS9Aは、独自の「ナノイー」技術を搭載したヘアアイロンです。ナノイーに含まれる水分量は通常のマイナスイオンの約1000倍。髪のうるおいバランスを整え、なめらかなスタイルに仕上げます。さらに電源オンから30秒で温まるクイックヒート機能や、5段階の温度調節機能、手になじむ使いやすいデザインなど、完成度の高さは大手家電メーカーのパナソニックならではのおすすめ品です。
ヘアアイロンとスタイリング剤のまとめ
- ヘアアイロンでスタイリングするときはスタイリング剤を使うと、セットが簡単でキープ力が強くなります。
- スタイリング剤にはカール用、ストレート用、両対応の2ウェイタイプがあります。
- スタイリング剤にはさまざまなテクスチャーがあります。好みと用途に合うものを選びましょう。