ランゲアンドゾーネ 1815の概要と歴史

「ランゲ・アンド・ゾーネ」はドイツに本拠地にする高級時計ブランドの名称となります。

1830年ドイツ、ザクセン王国の宮廷時技師であった「フェルディナント・アドルフ・ランゲ」が時計師「ヨハン・フリードリヒ・グートケス」に弟子入りを行い、アドルフはその修行の末、1845年にグラスヒュッテに独立工房の開設を行います。

この工房こそが、ランゲ・アンド・ゾーネ最初のブランド店ともいえ、この工房は採掘業でかつて栄えたグラスヒュッテという町の町おこし企画として多額の融資を受け取り活用した大規模な町の改革も兼ねていました。

1945年の第二次世界大戦時のソビエト軍による空襲で一度この工房は消失してしまいましたが、アドルフ・ランゲから数えて4代目に当たる「ヴァルター・ランゲ」は1960年代インターナショナル・ウォッチ・カンパニーと手を結び再びブランドを復興させようとしましたが、クォーツ時計の低価格化が進んだ「クォーツショック」によりその復興はなされることはありませんでした。

しかし、1990年10月3日にドイツ統一がなされた時、時計技師としての腕を持つドイツの財閥「マンネスマングループ」の鉄鋼部門代表が、統一を記念しドイツ時計の最高峰を復活させようという思いでヴァルター・ランゲを探し出し、30年の時を経て再びランゲ・アンド・ゾーネによるブランドを立ち上げる事がかないました。

ランゲアンドゾーネ1815という名称は、詩計産業の父「アドルフ・ランゲ」の生誕にちなんだブランド誕生の根本ともいえる意味合いを含んだ歴史深いネーミングです。

ランゲアンドゾーネ 1815の特徴

ランゲアンドゾーネ1815の特徴として、「アラビア語のインデックス」「ブルースティールの針」が使用されたクラシックなデザインがなされている特徴を持ちます。これらはすべてブランド創設者であるアドルフ・ランゲが好んで使用していたデザインであり、この時計すべてに創設者の思いが一途に込められております。

ランゲアンドゾーネ1851はその他にも、時計に使用されているパーツはすべて自社で製造している特徴があり、秒針やバネ、歯車のなめらかなムーヴメントを生み出すには自社製造による徹底た時計作りがそのこだわりの高さを物語ります。

創設者生誕から200年にかけてこのモデルの生産数は200本となっており、当然手に入れることは並大抵の事ではありません。

一番初めに販売がなされたモデル「236.049」はケース経が38.5mmと他のモデルと比較してもやや小ぶりな印象があるのですが、後に販売された「LS2362AM」は40mmとなり、どちらもメッキを使用せず洋銀で塗装された渋い色合いに身が引き締まるような重厚感を感じます。

ランゲアンドゾーネ 1815の価格帯

価格帯
ランゲアンドゾーネ1815
¥1,900,000~¥2,700,000

ランゲアンドゾーネ1815 235.032の価格帯

このモデルの価格帯は「1900000~2050000」円となっており、記念モデルゆえの特別なデザインに加え、ランゲアンドゾーネの特徴であるなめらかで隙のないムーヴメントが魅力です。

ランゲアンドゾーネ1815 233. 233.026の価格帯

このモデルの価格帯は「2600000~2700000円」となっており、前モデルとはモデルチェンジを行っており正確な秒針の刻みが特徴的となっています。

ランゲ&ゾーネ1815 235.021の価格帯

このモデルの価格帯は「11400000~1700000円」となっており、ベーシックなデザインでモデルの中では安価な事もあり人気があります。