CASIO ウェーブセプターの概要と歴史
「wave ceptor(ウェーブセプター)」は、CASIO(以下 カシオ)計算機株式会社が販売している電波時計のブランドです。ラインナップには腕時計、置時計、掛け時計があります。
特に腕時計においては他のブランド(OCEANUS、G-SHOCK、EDIFICE、PROTREKなど)の電波時計機能の総称でもあります。
wave ceptor が搭載された腕時計には、マルチバンド5もしくは6(世界各地の標準電波受信機能付き)のモデルを含め、一部を除き裏蓋または文字盤に”wave ceptor”の刻印・印字がされているのが特徴です。
2004年10月以降カシオでは、電波ソーラー腕時計ケースがフルメタル化されたモデルを「第1世代」、マルチバンド5の搭載されたモデルを「第2世代」、マルチバンド6・タフムーブメント搭載モデルを「第3世代」とムーブメントの世代ごとに分類され呼称されています。
「マルチバンド5」とは、標準電波を受信して時刻を自動修正する機能のことで、日本(福島局、九州局)、アメリカ合衆国(WWVB)、ドイツ(DCF77)、イギリス(MSF)の5局から発信された電波を受信できるもののことを指します。
また「マルチバンド6」は、上記5局に加え、中華人民共和国(BPC)電波の受信機能が付加されたもののことを指します。
「タフムーブメント」は「タフソーラー」「マルチバンド6」「ハイブリッドマウント構造」「針位置自動補正機能」を備えたムーブメントのことです。
CASIO ウェーブセプターの特徴
「ウェーブセプター」の特徴は、「高機能でありながらも価格が安価」であることが挙げられます。機能については、具体的には、ソーラー電波式を採用していること、ワールドタイム機能を搭載していること、10気圧防水の三つが挙げられます。
まず最初に、ソーラー電波式の採用については、電波の受信による時刻の自動調整が行われ時刻のズレがほとんど発生しないことやソーラー充電機能によって自動充電されるため、電池の交換が不要な点があり、買ったその時からほとんど手間が掛からない点が特徴として挙げられます。また自動調整されるためリューズの無いデザインとなったことも特徴です。
次にワールドタイム機能については、日本国内だけでなく海外でも時刻の調整や修正も働くため、幅広く使える点が特徴として挙げられ、最後に10気圧防水なので時計が水に浸かる程度であれば平気な点が特徴としてあげられるため、いつでもどこでもどんな場合でも幅広く使用できる腕時計といえます。
CASIO ウェーブセプターの価格帯
CASIO ウェーブセプター
¥5,000~¥30,000
ウェーブセプターの価格帯は、時計メーカーの中では安価な部類に入り、ファッション性や装飾品よりは機能性を重視した実用品としての位置づけとなっています。
モデルごとのおおまかな価格帯は、「ソーラークロノグラフ」:2~3万円、「ソーラーアナログ」:2万円、「ソーラーコンビネーション」:1万8000円~3万円、「デジタルマルチバンド5」:5000円~7000円となっています