腕時計ブランド ランゲアンドゾーネとは
ランゲ&ゾーネは、1868年に誕生した時計メーカーです。アドルフ・ランゲ氏によって設立されました。
ランゲ&ゾーネが生み出す時計は、瞬く間に評判となり、確固たるシェアを獲得していくのです。そんな中で開発した、皇帝ヴィルヘルムの懐中時計は、特に大きな話題を呼びました。
一方その頃、世間では第1次世界対戦の真っ只中になっており、深刻な世界恐慌を迎えていました。その影響は、ランゲ&ゾーネにも徐々に忍び寄ってきました。
しかし、そんな中でも、なんとか危機を乗り越えて時計開発を進めてきたランゲ&ゾーネ。ところが、第二次世界対戦を迎えた時、ランゲ&ゾーネの本社工場は全滅してしまいます。
その後、1948年には、東ドイツの共産政権の影響を受けて、会社が国有化することに。その結果、ランゲ&ゾーネは、「過去の伝説的ブランド」になってしまいました。
そんな出来事が起こってから、50年後。東西ドイツ統合をきっかけに、情勢は大きく変わっていきます。そして、1990年、アドルフ・ランゲの曾孫のウォルター・ランゲの手によって、ランゲ&ゾーネの時計製造を復活させることに成功しました。
それを機に、ランゲ&ゾーネの人気は再び世界に広がるようになります。そして、1996年には、東京都の青山にランゲ&ゾーネの記念すべき第1号がオープンし、そのため、日本でもランゲ&ゾーネを身につけるビジネスマンや富裕層が増えるようになりました。
ランゲアンドゾーネのつくる時計の特徴
ランゲ&ゾーネの特徴で真っ先に挙げられるのは、「ムーブメント」です。通常の時計ブランドは、自社開発のムーブメントを、他のモデルでも使い回すことがあります。
しかし、ランゲ&ゾーネの場合は、ひとつのモデルのために、新しいムーブメントを開発しています。これを実現させるためには、莫大な時間と費用がかかってしまいます。
しかし、これこそが、世界の時計マニアを納得させるランゲ&ゾーネのクオリティでしょう。したがって、ランゲアンドゾーネがリリースする新作モデルは、「前作から少し工夫しただけ」という中途半端なモデルチェンジではなく、「正真正銘の新作モデル」となっています。
さらに特徴を挙げるならば、ランゲ&ゾーネの時計が撮影&展示される時に示している「針の向き」です。通常の時計は、10時10分を向いています。しかし、ランゲ&ゾーネの場合は、1時51分を向いています。
なぜ、このようになっているかと言うと、ランゲ&ゾーネ独自のデザインが「笑っているように見える」ためです。
これは、時計ファンの間では「ランゲスマイル」と呼ばれており、トリプルスプリットは、そのネーミングにあるように、ダブルスプリットではなく、トリプルスプリットになっています。
そのため、この新作モデルに合わせた新規ムーブメントを搭載しており、パワーリザーブ表示を下部分にして、ダイヤルの上部にラトラパント時積算計を設置しています。
本来は、複雑な性能にすると部品が増える分、時計サイズも大きくなってしまいますが、それをダブルスプリットと同じサイズに収めています。
サファイアクリスタルから見える歯車、バネ、クラッチ、レバーetc、といった構造は、ランゲ&ゾーネならではの品質&芸術を感じられる魅力があります。
これだけの精密な作りをしているだけあって、大量生産はできません。そのため、世界限定の100本生産となっています。リリース予定日は2018年の9月以降です。
ランゲアンドゾーネの腕時計のおおまかな価格帯
ランゲアンドゾーネの腕時計 価格帯
\1,880,000が参考価格です。
ランゲアンドゾーネは一つ1,882万7,035円との見込みになっています。