一般的なカメラと小型カメラについてご紹介します。
カメラの種類はさまざまで、現在、数百におよぶ機種があるといわれます。
カメラの機能については特に説明がなく、知識がないと困ることも多いのが現状です。
機能や特徴を知って、写真を愉しむきっかけとなればと思います。

カメラの種類のなかでも小型カメラは風景や人物を愉しむための目的とは違って、特殊な場合に活躍するアイテムとして、いまもなお市場に残り続けています。
スマートフォンの普及でも代用できないような水準の小型カメラは必要なタイミングで活躍できる心強い味方にもなります。
「隠しカメラ」「スパイカメラ」「カモフラージュカメラ」ともいわれる軽くて小型なサイズ感が特徴のカメラです。
SNS投稿も簡単な機種が多く、カメラ初心者でも扱いやすい種類といえます。
一般的なカメラの主要な機能を見ていきましょう。

 

目次

カメラ機能のパワーオフ時間とは

パワーオフ時間とは、一定時間以上カメラの操作を行わないと自動的に電源が切れる機能の事をいい、撮影後にうっかり電源を切れ忘れても、パワーオフ時間の設定によってバッテリーの消費を抑える事ができるようになります。

パワーオフ時間の調節ができるカメラが多くなっており、ユーザーの使用状況に合わせる事が可能です。

カメラ機能の撮影画角とは

撮影画角とは、カメラの撮像素子やフィルムに写る範囲を角度で示したものです。

撮影画角が90度であれば、レンズを中心に90度の範囲が撮影できるということになります。
通常、望遠レンズのような焦点距離の長いレンズは撮影画角が小さくなり、写る範囲が狭くなります。
反対に、広角レンズのような焦点距離の短いレンズは撮影画角が大きくなり、写る範囲が広くなります。

近年色々な製品が登場している全天球カメラの撮影画角は360度になります。

カメラ機能の絞り値とは

絞り値とはレンズを通す光の量を表す数値の事を言います。

絞りは人でいうと瞳の瞳孔のような仕組みになっており、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22など様々な絞り値があります。

数値が大きくなるほど絞った状態になり光の量が少なくなります。

逆に数値が小さくなるほど絞りを開いた状態になり光の量が多くなるでしょう。

一番絞りを開いた状態を開放と呼んでおりボケ味を出したい時に、F8、F11、F16、F22などの絞り値は風景などパンフォーカスで撮影したい時に良く用いられます。

カメラ機能のフォーカスロックとは

フォーカスロックとは簡単にいうとピントを固定することです。

オートフォーカスといわれる自動的に被写体にピントをあわせる機能がついたカメラでは、カメラを構えてシャッターボタンを半押しするとピントが合います。

しかしこのオートフォーカスではどこにピントを合わせるかはカメラ任せであり、本当に自分がピントを合わせたい部分ではないところにピントがあっている、ということもあります。

そんなときにはシャッターを反押しのまま、カメラをずらして撮りたい構図にあわせてから撮影しましょう。
これが自分の好きなところにピントを合わせることができるフォーカスロックの方法です。

フォーカスロックを使いこなして撮影の幅を広げていきましょう。

カメラ機能のレンズフードとは

レンズフードとはレンズの一番前に装着するアクセサリーの事を言います。

以前は太陽など強い光がレンズ内に入るとゴーストやフレアが発生する事があったため、そのゴーストやフレアを防ぐために装着する事が多くなっています。
その他にもレンズを守る目的でも使用される事があります。

筒状のレンズフードから花型のレンズフードまで、形はレンズによって様々です。

望遠レンズになるほどレンズフードが長くなる傾向があります。

レンズを購入した時に付属されている事が多いですが、レンズフードを紛失した時は別途購入できます。

カメラ機能のISO感度とは

ISO感度とはアナログカメラやフィルムカメラには搭載されていない、デジタルカメラに搭載されている機能です。
デジカメは素子(映像素子)に当たった光を電気信号にして処理を行います。
つまり感度を上げると光をカメラ内で増幅させることになり、暗い場所でも被写体をクリアに撮ることができます。
ただし、写真のノイズが増えたり、シャープさが無くなったりとデメリットもあるので注意が必要です。

カメラ機能のシャッターとは

シャッターとはフィルムや撮像素子に光が当たる時間を調整する装置の事を言います。

物理的シャッター、電子的シャッターと大まかに分けて2タイプあります。

昔のフィルムカメラには機械制御式シャッターが採用されていましたが、最近のデジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラではフォーカルプレーンシャッターや電子制御式シャッターなどが良く用いられています。

同じ光の場合、シャッター速度が遅くなるほど明るく写り、シャッター速度が速くなるほど暗く写ります。
1秒、1/2秒、1/250秒、1/500秒、1/1000秒とシャッター速度が上がるほど動いている被写体を止めて撮影できるようになります。
逆にシャッター速度を下げると動いているように撮影できます。

カメラ機能の絞りとは

絞りはカメラの基礎的な部分、ピントに影響してくる部分です。カメラにおいてレンズから入る光の量を調節することを言います。

絞りの逆は開くと言うのですが、開く状態で有れば写真の背景がボケて、逆に絞ればクリアな背景となります。
絞りはカメラ機能のF値のことを指し、F値が低いと背景がボケ、F値が高いと背景がクリアになります。

カメラ機能の長時間露出とは

カメラの長時間露出というのは長時間露光撮影の事で、シャッタースピードを遅くして撮影する事です。
シャッタースピードを遅くするというのは、光をたくさん取り込むという事になります。

暗い環境下の撮影や星空撮影などで使用するほか、シャッタースピードが速い写真とは違った趣のある写真が撮れます。
長時間露光撮影では手振れが残像記録されてしまいますので三脚を使用しカメラを固定することが必要です。

カメラ機能のゴーストとは

ゴーストとは光の玉のようなものが写り込む現象の事を言います。
太陽が出ている逆光シーンで撮影すると発生する事が多いです。

強い光がレンズに入ると乱反射が起きてゴーストになると考えられています。
カメラの絞りによってゴーストの形が変わる事があります。

ゴーストが写り込んだからといって悪い写真とは言い切れません。
撮影者によっては意図的にゴーストを写り込ませ、眩しいような印象を与えるといった事もあります。

カメラ機能の焦点距離とは

28mmや50mm、200mm、400mmなどレンズには焦点距離というものがあります。

焦点距離が短いレンズほど広範囲を写せるように、焦点距離が長いレンズほど被写体を大きく写せるようになります。

11mm-35mmや70mm-200mmなどのズームレンズではその範囲で焦点距離の調節が行えるというメリットがあります。
28mmや50mmなどの単焦点レンズでは一つだけとなっており、ズームレンズのような調節はできません。

しかし単焦点レンズのほうが明るいレンズが多い、ボケがきれいなどのメリットがあります。

カメラ機能のアスペクト比とは

カメラのアスペクト比とは、写真の縦と横の長さの比率です。

デジタル一眼レフなどのアスペクト比には3:2が多く、ミラーレス・コンデジ・スマホなどのカメラのアスペクト比には4:3多いです。
pcのディスプレイは16:9の比率で、ワイド感のある写真を撮りたいときに便利な比率です。
その他にも4:5や1:1などがあり、1:1はInstagramで有名です。

カメラの種類によって写真の大きさは異なり、機材やモードなどによって撮れる写真の比率が違います。

カメラの種類によってセンサーサイズ(写真の解像度の違いや高感度撮影の強さの違い)が違うのでそれぞれに最適なアスペクト比が初期設定されています。
設定を変更して好みの比率にすることもできるカメラの場合は正方形や横長のパノラマ写真風にもすることもできます。

カメラ機能のハイライトとは

ハイライトとは一番明るい部分の事を言います。

露出を上げていくとハイライトから白とびが発生していくという特徴があります。
撮影する際はハイライトが白とびしないように露出を決定していくのが基本です。

カメラのオート機能は優秀ではありますが、黒い被写体だと明るくなり過ぎる、白い被写体だと暗くなり過ぎる事があります。

そんな時は露出補正で調整していく事が多くなっています。

カメラ機能の光学ファインダーとは

光学ファインダーとはレンズを通した映像が見られるカメラのファインダーの事を言います。

反射ミラーを必要とするため、カメラ本体が大きくなる事がありました。
そのため一眼レフカメラで良く用いられています。

反射ミラーの無いミラーレス一眼カメラでは電子ファインダーが基本となっています。

光学ファインダーではタイムラグが発生しない関係上、動きの速い被写体にも向いています。
外で撮影する時は光学ファインダーで太陽を見ないように注意する事が必要です。

カメラ機能のコントラストAFとは

コントラストAFとはコントラストの高い状態を探してピントを合わせるオートフォーカスの事を言います。

カメラの小型化ができるため、コンパクトデジタルカメラやスマートフォンのカメラ機能などで良く用いられています。

レンズを動かしながらコントラストの高い状態を探すといった関係上、ピントが合うまでが遅いというデメリットがありました。

最近では技術の進歩により、速いものが見られますが動きの速い被写体には不向きです。

カメラ機能の白とびとは

白とびとは白一色になる現象の事を言います。

カメラのフレーム内に太陽や照明など、強い光源があると白とびが発生しやすいです。

明暗差が大きい場合、露出オーバーだと明るい部分が白とびしやすいため、露出アンダー気味で撮影する事が多くなっています。

RAWであれば白とびが生じても、画像編集ソフトを使用すればある程度階調を戻せる事があります。

カメラ機能の画像サイズとは

画像サイズとは、カメラで写真を記録するときの画質を表しているものです。

このサイズが大きければ大きいほど、高画質の画像として残すことができます。
高画質の画像は拡大をしてみたときにも荒れることなく細かいところまで鮮明に見ることができます。

最近のカメラでは、画像サイズを自由自在に切り替えることができるようになっています。画像サイズが大きくなればなるほど、データ容量が大きくなるので保管しにくくなります。

カメラ機能の黒つぶれとは

黒つぶれとは黒一色となる現象の事を言います。

黒つぶれが生じると何が写っているのか目で見ても殆ど分かりません。

明暗差のあるシーンで撮影した際、露出不足の部分で発生する事が多くなっています。

極端な黒つぶれが起きるとRAWでも復元が難しくなります。
カメラのダイナミックレンジが広いと黒つぶれに強くなりますが、撮影者や撮影シーンによってはあえて黒つぶれを表現として用いる場合もあります。

カメラ機能のマニュアルフォーカスとは

マニュアルフォーカスとは撮影者が手動でピントを合わせる事を言います。

オートフォーカスでは迷ってしまう時、特定の場所にピントを合わせたい時、パンフォーカスで撮影する時などに良く用いられています。

マニュアルフォーカスではレンズに付いているフォーカスリングを回すのが基本となっており、右回りで遠距離側、左回りで近距離側にピントが合っていきます。

オートフォーカス機能が付いていてもオフにすればマニュアルフォーカスで撮影ができます。

カメラ機能のRAWとは

RAWとは画像センサーが記録した生の画像データの事を言います。

デジタルカメラで撮影すると光が画像センサーに当たる事で生の画像データが生成されます。

その生の画像データは画像エンジンに送られますが、JPEGで出力すると圧縮される関係上、情報量が少なくなってしまいます。

JPEGの場合は加工と上書き保存を繰り返すと画質が劣化していきます。
しかし生の画像データであるRAWの場合、現像ソフトにて何度でも加工(現像)が繰り返せます。

撮影者の好みによって現像できるのがRAWの特徴の一つとなっているでしょう。

カメラ機能の逆光とは

逆光とは太陽などの光源が正面、または正面に近い状況の事です。

人物などが被写体の場合、逆光シーンで撮影すると人物が暗くなってしまう事があり、そのためフラッシュを使用するなどの対策を行う撮影者が良く見られます。

逆光ではレンズの特性により、ゴーストやフレアといった現象が生じやすく、レンズによってゴーストやフレアに対する強さが異なります。

カメラ機能の被写体ブレとは

被写体ブレとは被写体の動きによってブレが生じてしまう現象の事を言います。

手ブレは撮影者の手や体の動きによって生じますが、カメラやレンズに手ブレ補正の機能が付いていればある程度抑えられます。

しかし被写体ブレの場合は手ブレ補正で抑える事ができません。

三脚を使用するといった対策も被写体ブレの場合は殆ど防げません。

被写体ブレはシャッタースピードが遅い時に発生しやすいため、防止したい時はシャッタースピードを速くする事が必要です。

カメラ機能のプログラム線図とは

カメラにはシャッター優先露出(露出とは絞りとシャッター速度の組み合わせの事です。)モードや絞り優先露出モード、マニュアル露出モード、プログラムオート露出モード等々、様々な露出モードがあります。

この内、プログラムオート露出モードの時に露出をカメラが自動的に設定する時に使用される指標となるものがプログラム線図です。

プログラム線図は被写体の明るさに対する露出の設定があらかじめ決められた一種の設計図であり、絞りやシャッター速度を縦軸・横軸とし、被写体の明るさを斜軸としてグラフにしたとき折れ線グラフのようになるため、プログラム線図と呼ばれます。

カメラ機能のマニュアル発光とは

マニュアル発光は、フラッシュを手動で発光させる方法で、暗いところで撮影をする時でもフラッシュを利用したくない時にはこの設定にします。

夜景を撮影したり、星空を撮影したりする時にはフラッシュがない方が良いです。カメラのモード切替に必ずついているので簡単に設定変更できます。

博物館など文化財があるところや人に迷惑がかかるようなところでは、フラッシュを禁止しているようなところもあるので、こうしたところでは必ずマニュアル発光に切り替えましょう。

カメラ機能の圧縮とは

圧縮はカメラのデータ保管をする方法を表しているもので代表的なものが圧縮ファイルと呼ばれているものです。

ファイル形式がjpagになっているものはすでに圧縮をされているファイルであり、ほとんどのデジタルカメラやスマートフォンで撮影をするとjpagになるようになっており、知らないうちに圧縮ファイルになっています。

圧縮されていないものは生データとよばれLAWというファイル名で保管されています。

jpagに比べるとファイルの容量が多いので、記録をするのも保管をするのも大変ですが、自分で色の変更をしたい人はこれを利用します。プロはLAWで撮影して、パソコンソフトを利用して加工することが多いです。

カメラ機能の輪郭強調とは

輪郭強調とは、画像の輪郭部分を検出してデジタル処理を行う事です。

ボケやブレなどによって不鮮明となっている画像にメリハリを与え、鮮明な印象をもつ画像にする事ができます。

フォトレタッチソフトというデジタル写真の修正を行うソフトウェアを使って行うものですが、デジタルカメラで自動または、手動によって行えるものもあります。

カメラ機能のTTL調光とは

TTL調光とは、TTL自動調光と呼ばれるストロボの発光方法の一つで、ストロボとカメラが連携して適正だと思う発光量を自動的に調整してくれる機能です。

自動調光には外部自動調光というストロボ単独で行う機能もありますが、TTL調光の方が調光性能が高くなっています。

カメラ機能のレディーライトとは

レディーライトとはオートフォーカス補助光とよばれる機能です。

この機能をオンにすると、カメラが周囲が暗く被写体の光量が足りない為にピントが合わせづらいと判断した時に自動的に作動し、シャッターボタンを半押ししてからピントが合うまでのあいだ被写体をストロボで照らします。

補助光はピントを合わせるときの一瞬だけしか点灯しないので写真には影響がありません。

カメラ機能の後幕発光とは

後幕シンクロとは、スローシンクロ(ストロボを用いるための撮影方法です。

シャッターの閉じる速度が通常より遅いスローシャッターとなる。)においてシャッターが閉じ始める瞬間にストロボを発光させる撮影方法です。

シャッターを押してからストロボが発光するまでの時間が長いため、被写体が動体の場合は撮影のタイミングが難しく、一瞬のチャンスを逃してしまう可能性があるというデメリットがあります。

しかし動体の被写体を撮影する場合、被写体の進行方向後方に残像が発生するため、自然な写真を撮れるというメリットがあります。

カメラ機能の先幕発光(先幕シンクロ)とは

先幕シンクロとは、スローシンクロ(ストロボを用いるための撮影方法です。

シャッターの閉じる速度が通常より遅いスローシャッターとなる。)においてシャッターが完全に開いた瞬間にストロボを発光させる撮影方法です。

シャッターを押してからストロボが発光するまでの時間が短いため、被写体が動体の場合は一瞬のタイミングを逃さずに撮影できるメリットがあります。

しかし動体の被写体を撮影する場合は、被写体の進行方向前方に残像ができてしまい、不自然な映像となるデメリットがあります。

カメラ機能のファインダースクリーンとは

ファインダースクリーンとは、カメラで撮影する際にピントを合わせるフォーカススクリーンを通過した被写体の映像が映るファインダーと呼ばれるカメラの覗き窓の映像です。

このスクリーンに映る映像が写真に映される画像となります。

カメラ機能のペンタミラーとは

一眼レフで撮影した映像はファインダー内で反射を繰り返してカメラに届けられます。

この映像を反射させるものをペンタミラーといい、より性能を強化したものをペンタプリズムといいます。

高価なプリズムを用いたペンタプリズムの廉価版であるペンタミラーは、より安価な鏡を用いるために性能面では劣りますが、カメラ価格の低下やカメラ重量の低下といったメリットがあります。

カメラ機能の光学ローパスフィルター(OLPF)とは

光学ローパスフィルター(OLPF)とは、CCDイメージセンサ (固体撮像素子のひとつで、デジタルカメラなどに使用されている半導体素子撮像)で撮影する際に発生するモアレ現象(デジタルカメラ等の場合、規則正しい模様を撮影したときに画像に縞模様が発生してしまう現象)を取り除くために用います。

しかしOLPFを使用しないほうがより鮮明な画像を撮影できるという事もあり、SONYはOLPFのオンオフを自分で選択できる機能をもつカメラを世界で初めて開発しました。

カメラ機能のスローシャッター(スローシンクロ)とは

スローシャッター(スローシンクロ)とは、シャッタースピードを遅くした撮影方法をする機能です。

シャッタースピードを遅くすることによって、夜景などライトアップされた背景を潰すことなく、被写体とのバランスを保った写真を撮ることができます。

また、車のライトを線を引くように撮影したり、星の巡りなど動きの感じられる写真を撮影することができます。

シャッタースピードが遅くなるということは、手ブレや被写体のブレなどが大きくなりますので、三脚で固定するなどの対策が必要です。

カメラ機能のレリーズモードとは

レリーズモードとはシャッターを切るときの動作、つまり撮影方法を設定する機能のことです。

レリーズモードという呼び方は、主にニコン製のカメラで使われており、ソニーやキャノンでは『ドライブモード』と呼ばれています。

主な撮影方法は、1枚撮影・連続撮影・セルフタイマー撮影・リモコン撮影などです。

・1枚撮影は、シャッターを全押しときに1コマずつ撮影。

・連続撮影は、シャッターを押している間、連続して撮影します。機種により撮影速度も設定することができること。

・セルフタイマー撮影は、セルフタイマーを使っての撮影。
・リモコン撮影は、別売りなどのリモコンを使用しての撮影。

 

 

メーカーや機種によって呼び方や、撮影速度・タイマー時間の設定が異なりますので確認が必要です。

カメラ機能の色合い(色相)とは

色合い(色相)とは赤や緑、黄、紫などの色の違いのことを言います。

普段のカメラを使っていて色合いを変えること無いと思いますが、カメラによってはピクチャコントロールなどの機能で色合いを変えることができます。
色合いが気になった、場合この機能を使い変えてみて撮ってみると普段と違った写真ができるのでオススメです。

カメラ機能のペンタプリズムとは

ペンタプリズムとは、レンズから入った光をファインダーから見る場合の仕組みの一つです。

ペンタプリズムとペンタミラーの2つの形式があるのですが、ペンタプリズムは光学ガラス多面体を使いレンズから入った光を正立製造に復元しファインダーに映します。得られる像が明るく、大きいのが特徴です。

カメラ機能のコントラストとは

一般的なコントラストとは、色や明るさ、形などの差、違いのことを言います。

カメラの場合は、最も暗い部分と最も明るい部分の輝度の差のことを指します。
コントラストが高くなれば、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くなるので鮮やかな写真に、逆にコントラストが低いと灰色がかった薄い写真になります。

カメラ機能の絞り羽根とは

絞り羽根とはレンズに搭載されており、光量を調節するための複数枚の板の事を言います。

複数枚の板は重なっており、瞳の瞳孔のように光量を調節していきます。
開くほど光量が多くなり、絞るほど光量が少なくなります。
太陽やライトなど強い光源をカメラで撮影すると光芒が写り込む事があります。
この光芒の数は絞り羽根の枚数によって決まります。
絞り込むほど光芒が鮮明になっていく傾向があります。

カメラ機能の色の濃さ(彩度)とは

色の濃さ(彩度)とは色の鮮やかさの事を言います。

彩度の高い写真は華やかな印象に、彩度の低い写真は落ち着いた印象になります。
彩度をゼロにすると色が無くなり、モノクロのような写真に変わります。
彩度を上げ過ぎるとカラーが飽和して不自然になるため、適度に調整していきます。
画像編集ソフトの中には自然な彩度と呼ばれる項目があります。
彩度の項目ではカラー均等に調整できますが、自然な彩度では彩度の高いカラーの調整は控えめにし、彩度の低いカラーを上げていく事が可能です。

カメラ機能の位相差AFとは

位相差AFとは2つに分けた画像の間隔により、自動的にピントを合わせるオートフォーカスの一種の事を言います。

セパレータレンズと位相差AFセンサーが必要になるため、一眼レフカメラで良く見られるオートフォーカスです。
オートフォーカスのスピードが速いため、動体の撮影に向いています。
その代わりにコストがかかるためにカメラ本体の価格が高くなる、映像の撮影には使えない、AFエリアが中心付近のみといったデメリットがあります。

カメラ機能の露出とは

露出とは撮影した時、カメラに取り込まれる光量の事を言います。

露出不足だとアンダーに、露出過多だとオーバーになるため、適正な露出で撮影するのが基本となっています。
シャッター速度、絞り値、ISO感度によって露出は変わります。
全てオートならカメラが自動的に適正な露出を決定します。
撮影者が手動で露出を変更して意図的に暗く撮影する、明るく撮影するという事も可能です。

カメラ機能の調光とは

調光とは光の調節をするものであり、主に発光量をコントロールします。

カメラではストロボから発せられる光を被写体に応じて変える機能であることから、自分好みの写真が撮影できます。
また高機能な機種では調光を段階的に調節でい、オート機能を使用すれば美しい明るさでの撮影が見えてきます。

カメラ機能の非写界深度とは

被写界深度とはピントが合っているように見える範囲の事を言います。

被写体とカメラとの距離、絞り値、レンズの焦点距離によって被写界深度は異なります。
ピントが合っているように見える範囲が狭い事を被写界深度が浅いと呼び、範囲が広い事を被写界深度が深いと呼んでいます。
一般的には絞り値が小さくなると浅くなり、絞り値が大きくなると深くなります。
写真の一番手前から一番奥までピントが合っているものをパンフォーカスと言います。

カメラ機能の収差とは

スピードライトは、一眼レフカメラに装着をすることができる外付けのストロボをあらわしています。

一眼レフカメラにはストローが付いていることが多いのですが、小さなものが多く、遠くまで光を届けることができません。
スピードライトは、内蔵されているフラッシュよりも強い光を出すことができるようになっているので、遠くまで光を届けて明るく撮影をすることができます。

カメラ機能のフォーカスポイントとは

カメラのピントが合う場所の事を「フォーカスポイント」と呼びます。

カメラは何処でもピントが合うわけではなく、カメラに内蔵されたピント用のセンサーがある場所でしかピントが合う事はありません。高性能なカメラには画面に複数のフォーカスポイントは存在し、それらをうまく活用することでどの奥行きの景色でもピントを合わせて写真を撮ることが可能となります。

カメラ機能のガイドナンバーとは

ガイドナンバーは、フラッシュ撮影をするときにそのフラッシュの光がどこまで当たるのかをあらわしています。

この数字が大きければ大きいほど、被写体が遠くてもフラッシュの光を当てることができます。
ガイドナンバーは、距離×絞りの値と言う計算式で求めることができます。外付けのフラッシュは、ガイドナンバーの大きなものが多いので、より遠くまでフラッシュの光を届けることができます。

カメラ機能の自動露出(AE)とは

自動露出(AE)とはカメラが自動的に露出を決定する機能の事を言います。

背景や被写体に合った露出が決定されますが、必ず適正とは限りません。
白い被写体の場合は明るいと感知し、見た目よりアンダーに写る事があります。

逆に黒い被写体の場合は暗いと感知し、オーバーに写る傾向があるため、露出補正で微調整していきます。

フィルムカメラと違い、デジタルカメラでは背面にある液晶画面などですぐに適正な露出であるかどうか確認できます。

カメラ機能の全押しとは

全押しとは撮影するためにシャッターボタンを完全に押す事を言います。

オートフォーカス機能の付いているカメラで半押しすると自動的にピントと露出が合います。

合ったのを確認したら全押しし、カメラのシャッターを切るといった動作を行うのがデフォルトの設定です。

全押ししなければシャッターは切られないため、撮影も行われません。
手ブレを抑える時に使用するシャッターリモコンでも全押しでシャッターが切られます。

カメラ機能のノイズとは

ノイズとは写真に写り込むザラザラとした不必要な情報の事を言います。

光量が少ないシーンで長時間露光撮影を行う、ISO感度を上げて撮影するとノイズが発生します。
デジタルカメラによってはノイズリダクションというノイズを抑える機能が付いている場合があります。
画像編集ソフトでもノイズ除去機能が付いている場合がありますが、ノイズが多すぎる場合は完全に除去するのが難しくなります。
ノイズを抑えたい時はISO感度は上げ過ぎないように設定します。

カメラ機能の周辺光量とは

周辺光量とはレンズ周辺の明るさの事を言います。

レンズは中心部分が明るく、外側に向かって暗くなっていく性質があります。
カメラで撮影した時、写真の四隅に向かって次第に暗く写る現象が生じる事がありますが、これを周辺光量落ちと呼んでいます。
特に広角ズームレンズの広角側で撮影した時に良く見られます。
中心部の被写体をクローズアップさせるため、意図的に周辺光量落ちを利用する事もあります。

カメラ機能の色かぶりとは

“色かぶりとは赤や青など特定の色味が強く出る現象の事を言います。

カメラにはオートホワイトバランスという機能が付いており、自動的に適切なホワイトバランスにて撮影が行われます。
しかし100%完全な機能ではないため、失敗すると色かぶりが生じやすくなります。
色温度が高いほど青みが、低いほど赤みが強くなる傾向があります。
手動でホワイトバランスを調整する、RAWで撮影して現像ソフトなどで調整するなどの方法があります。”

カメラ機能の半押しとは

半押しとは撮影者がシャッターボタンを半分ほど押し、カメラにピントや露出を決定させる事を言います。

オートフォーカス機能や自動露出調節機能が付いているカメラで良く用いられる撮影動作です。
半押しから全押しするとカメラのシャッターが切られて撮影が行われます。
カメラによっては半押ししてもオートフォーカスしないという設定ができます。
この設定を行った上でカメラの背面側にあるボタンでオートフォーカスするように設定しておき、撮影はシャッターボタン全押しで行う親指AFというテクニックもあります。

カメラ機能のシーンモードとは

シーンモードは撮影シーンに合ったモードを選べるカメラに搭載されている機能です。

風景を撮影する時は風景モード、人物を撮影する時はポートレートモード、花などを近距離で撮影する時はマクロモード、動きのある被写体を撮影する時はスポーツモードなどを選びます。
自動的に調整されるため、撮影者の手間が掛からなくなります。
カメラ初心者の方に特に便利な機能となっています。
カメラによってシーンモードの種類や呼び名が変わります。

カメラ機能の撮影可能コマ数(電池寿命)とは

撮影可能コマ数(電池寿命)とは電池交換やバッテリー充電を行わずに撮影し続けた場合の上限枚数の事を言います。

カメラの性能の一つとなっており、撮影可能コマ数が多いカメラほど電池交換やバッテリー充電の頻度が少なくなります。
電池寿命はカメラの使用状況によって変わるため、定められている電池寿命測定法にのっとってカメラメーカー側が測定し、カタログなどに記載しています。
長期の撮影日程の場合は交換用の電池、予備のバッテリーを持参する事が多いです。

カメラ機能のフレアとは

フレアとは太陽など強い光源での逆光撮影時に生じやすい白っぽく写る現象の事を言います。

写真の一部に生じる事もあれば全体的に白っぽくなる事もあります。
このフレアはレンズ面や鏡胴にて光が反射する事で生じます。
レンズフードやハレ板などのアクセサリーである程度フレアを抑える事が可能です。
撮影者によってはレンズの上に手をかざしてフレア対策する事もあります。

カメラ機能のモアレとは

モアレとはデジタルカメラで撮影した時に縞模様が出る現象の事を言います。

画素の配列が規則正しいイメージセンサーが大きく関係しているため、不規則なフィルムでは生じません。
被写体には無いはずの縞模様が写り込みますが、デジタルカメラではイメージセンサーの前にローパスフィルタを入れてモアレを抑えています。
ローパスフィルタを入れると解像度が落ちるという欠点がありますが、最近では技術の進歩でローパスフィルターレスのカメラが登場しています。

カメラ機能の調光補正とは

調光補正とはフラッシュの発光量を調節する事を言います。

+側に補正するほど発光量が増え、-側に補正するほど発光量が減ります。
絞り値やシャッタースピード、ISO感度を変更させているのが露出補正です。
調光補正ではフラッシュの発光量のみという違いがあります。
被写体が遠方過ぎる時は+側の効果が、被写体が近過ぎる時は-側の効果が弱くなる事があります。

カメラ機能のスピードライトとは

スピードライトとはNikonやCanonで名付けている発光装置の事を言います。

一眼レフカメラのホットシューなどに外付けとして装着するタイプのものが多いです。
暗い場所でも発光により明るく写るストロボと同じですが、ストロボは既に商標登録済みとなっており、メーカーでは他の名称を付ける事が必要でした。
そこでスピードライトと名付けて販売するようになりました。
スピードライトはフラッシュやエレクトロニックフラッシュなどメーカーによって名称が変わります。

カメラ機能のヒストグラムとは

ヒストグラムとは写真の明るさを表すグラフの事です。

グラフの山が左に寄るほど暗い、右に寄るほど明るく、左に寄りすぎると黒つぶれが、右に寄りすぎると白とびが発生しやすくなるため、寄りすぎないように露出を決定していきます。
人の眼だけでは明るさの判断が難しい事がありますが、ヒストグラムを見れば分かりやすくなります。
RAWで撮影する場合は後で調整ができるため、jpgで撮影する時に良く参考にされます。

カメラ機能のダイレクトプリントとは

ダイレクトプリントとはデジタルカメラとプリンターを直接繋いで、SDカードを取り外さずにデジタルカメラの画像を直接プリントすることです。

ダイレクトプリントにはPictBridge(ピクトブリッジ)と呼ばれる規格があり、対応するデジタルカメラとプリンターなら、メーカーの違いに関係なくダイレクトプリントが可能です。
最近ではプリンターにSDカードを直接差し込むことで印刷が可能なタイプも販売されるようになったため、こちらもダイレクトプリントと呼ばれるようになりました。

カメラ機能のサムネイルとは

サムネイルとは写真などの画像を縮小し表示したものです。

画像データのオリジナルを開かなくともサムネイルの表記を見るだけで画像内容の把握が行え、カメラのサムネイルとは、デジタルカメラ内に表示された縮小画像の事をいいます。

カメラ機能の撮影倍率とは

撮影倍率は、何倍まで被写体を拡大して撮影することができるかをあらわしています。

基本となる数字が50ミリで、100ミリになると2倍の撮影倍率を持っていると言うことになります。

デジタルカメラでは、標準で6倍から8倍程度のものが多いです。ただし倍率が高くなればなるほど、入ってくる光の量が少なくなるために、撮影しにくくなる欠点があります。
高額な一眼レフカメラのレンズでは、6倍や8倍になってもたくさんの光が入ってくるように、レンズの先の部分が太く大きくなっています。撮影倍率が高ければ高いほど遠くのものを大きく撮影することが可能です。

カメラ機能のズーム・撮影倍率とは

撮影倍率は、何倍まで被写体を拡大して撮影することができるかをあらわしています。

基本となる数字が50ミリで、100ミリになると2倍の撮影倍率を持っていると言うことになります。
デジタルカメラでは、標準で6倍から8倍程度のものが多いです。

ただし倍率が高くなればなるほど、入ってくる光の量が少なくなるために、撮影しにくくなる欠点があります。
高額な一眼レフカメラのレンズでは、6倍や8倍になってもたくさんの光が入ってくるように、レンズの先の部分が太く大きくなっています。撮影倍率が高ければ高いほど遠くのものを大きく撮影することが可能です。

カメラ機能のライブビューとは

ライブビューは、デジタルカメラが普及をしたことによって生まれた能力です。

被写体をビデオカメラのように映し出しながら、モニターを見てシャッターを切ることができます。
従来のカメラでは、ファインダーを見ながらシャッターを切る必要がありましたが、モニターを見ながらシャッターを切ることができるので、自分の目よりも高い位置にカメラを構えて撮影することが可能です。
新しい一眼レフカメラでは、ライブビューを利用する人が増えているので、モニターの部分が下向きになって、ライブビューをやりやすくなっています。

カメラ機能の順光とは

順光は、撮影対象物に向かって太陽の光や部屋の明かりなどがまっすぐ渡っている状態で、撮影しようとしているものが最もきれいに見える状態ということが多いです。

どうしても撮影対象物が順光にならない場合には、フラッシュなどを利用して無理矢理順光の状態を作り上げます。

この言葉の反対語が逆光であり、撮影しようとするものが影になってしまうので暗くなってしまうことが多いです。
あえて逆光の状態で撮影をしてシルエット上に被写体を撮ると言う方法もあります。

カメラ機能の測光センサーとは

測光センサーは、カメラの中に内蔵されているセンサーの1つです。

被写体の明るさをこのセンサーが測り、カメラが自動的にシャッタースピードや絞りの値、さらにISOの感度をコントロールします。
オートフォーカスのカメラには必ずついている機能であり、どれだけの測光センサーが付いているかによって、カメラの価格が変わってきます。センサーがたくさん付いていればいるほど、正しい明るさを測定することができるので、撮影をしたときにきれいな仕上がりになります。

オートフォーカスのカメラでは、撮影モードによってこのセンサーの働きを変えるようになっています。

カメラ機能の画素数とは

色かぶりは、光源の種類によって被写体の色が変わってしまうことです。

暖色系の明かりの下で人物を撮影すると顔が思ったよりも赤くなってしまうような状態を色かぶりといいます。
これはカメラが自然の光を忠実に再現するために起こってしまいます。
こうした色かぶりを解決することができるのがホワイトバランスです。
カメラにはホワイトバランスの機能が付いており、ここでどのような光源のもとで撮影をするのか事前に設定しておく必要があります。

カメラ機能の遠近感(パースペクティブ)とは

遠近感は撮影の構図によって出すことができます。遠近感を出すためには、手前と奥にものを置く必要があり、この配置によってどれくらいの遠近感を出すことができるかが決まってきます。

またカメラの倍率が低くなればなるほど遠近感が強く出ますが、低すぎると遠近感が強くなりすぎます。
一方で望遠レンズを使うと、遠近感を圧縮することができ、遠くにあるものと近くにあるものがとても近い関係にあるように見えます。

カメラ機能の遠景とは

遠景は、遠くのものを撮影する技術で、背後にあるものにピントを合わせる技術が必要になります。

オートフォーカスでは自動的にピント合わせてくれますが、マニアルでは経験とカンで合わせていかなければいけないので少し難しくなります。
また遠景を強く出すためには手前に何かものを置いておく必要があり、カメラマンとしての技術やセンスが問われるのが遠景の撮影です。

カメラ機能の近景とは

近景は、近くのものを撮影することをいいます。

近くのものを撮影するのは簡単そうですが、カメラの焦点距離が短くなるので光が多く入りすぎ、露出オーバーになりやすく、光の使い方と絞りの使い方がポイントになります。
またピントが合いにくく、被写体がブレやすくなるので、できるだけ光をきれいに当てて、しっかりと絞りを絞り込むことによって中心だけでなく周辺部もピントが合っている撮影をする技術が必要です。

カメラ機能の構図とは

構図とは、写真撮影をするときにどのようなアングルで撮影するのかを決めることです。

撮影したいものを真ん中に持ってくるのか、あえて端っこにずらすかなど、撮影目的やカメラマンのセンスによって大きく変わります。
また動かないものを撮影するときにはゆっくりとコースを決めることができますが、動くものを撮影するときには事前に被写体がやってくるであろうコースを予測し、構図を決めてカメラのピントやシャッタースピードなどを決定しておく必要があります。

カメラ機能のフォーカスロック撮影とは

フォーカスロック撮影とは、あらかじめやってくるであろう被写体の位置を予測してピントを合わせておくことです。

動いているものを撮影するときに有効なテクニックで、カメラのシャッターボタンを半分押したままにしておくことによってフォーカスロックをすることができます。
フォーカスロックをした状態で、被写体がやってくるのを待ち、狙いのポイントで撮影をしましょう。このフォーカスロック撮影のことを人によっては置きピンと言う人もいます。

カメラ機能の適正露出とは

適正露出は、撮影をしようとしているものの露出が適正に合っている状態で、最もきれいに撮ることができる状態です。

最近のデジタルカメラでは、自動で光の量を計算し適正露出になるようにカメラの設定を変更してくれます。
ただし適正露出であればきれいに撮ることができると言うわけではなく、雪の中での撮影であればやや露出をアンダーにする必要があり、暗いものを撮影するときはやや露出オーバーにするほうがきれいに撮ることができます。

適正露出は、撮影をする者や周りの状況によって変わってきます。

カメラ機能のファインダーとは

ファインダーは、カメラで写真撮影をするときに、のぞく部分になります。

デジタルカメラやスマートフォンにおいては、撮影をするものがデジタル画面に表示されるようになっているのでファインダーはありません。
フイルムカメラには必ずファインダーが付いており、ここで除いた画像を撮影することができます。
一眼レフカメラは、レンズで見ているものがファインダーに表示されるのが特徴で、見たものをそのまま撮影することができます。
一眼レフカメラ以外は、ファインダーの位置とカメラのレンズの位置が微妙にずれているため、撮った写真と見ているものでは、微妙に違うでしょう。

カメラ機能のアンバーとは

アンバーとは、写真を撮影したときの色合いを表すときに使う言葉です。

アンバーは、琥珀という意味であり、青色の反対にあたる意味合いになります。
アンバーが強いと温かみのある色になりますが、アンバーを弱くしてブルーを強くすると全体的に冷たい感じの色に仕上がります。
グリーンとマゼンダの合計4種類でホワイトバランスが決まっており、この4つを調節することによって実際の色に近い写真に仕上げることができます。

カメラ機能の距離基準マークとは

距離基準マークは、一眼レフカメラなどに記されているマークで、このマークから被写体までの距離を測るものになります。

レンズには最短の撮影距離が設定されており、この最短撮影距離は被写体と距離基準マークの間の長さで測ります。
一眼レフカメラのような場合大型のレンズを取り付けることが可能ですが、最短撮影距離は、レンズの先端から被写体ではないので距離を測るときには注意が必要です。
距離基準マークがどこに記されているかはカメラによって異なりますが、カメラの上部、シャッターボタンのすぐそばに記されていることが多いです。

カメラ機能のオートフォーカス(AF)とは

オートフォーカス(AF) とはカメラが自動的にピントを合わせる機能の事を言います。

手動のマニュアルフォーカスより素早いピント合わせができるようになり、基本的にはシャッターボタンを半押しするとオートフォーカスが始まります。
オートフォーカスの速さと精度はカメラによって異なるでしょう。
風景などの場合はそれ程重要視されませんが、動体など動きのある被写体を撮影する場合は速さと精度が求められます。

カメラ機能の露出補正とは

露出補正とは、写真の明るさを左右する「露出」を補正・調節することです。

この露出補正機能によって、出来上がりの写真の明るさを変化させることが出来ます。
写真をとる場合には被写体や周囲の明るさに応じて写真の明るさ(=露出)を調節する必要があります。
通常であれば、カメラが自動で明るさを判断して適正露出を決定し、適切な設定の写真を撮影できるように調整してくれますが、適正露出が上手く働かない場合や自分の意図したものとは違っている場合があります。

その場合、自分で調節する必要がありますが、それを行うのが露出補正です。

機種によってどの程度の精度で調節できるかに違いはありますが、一般的に露出補正をマイナスにすれば暗く、プラスにすると明るくなるでしょう。
これによって、白とび・黒つぶれを抑えたり、意図的にハイキー(明るめ)、ローキー(暗め)の写真を撮影し、自分好みの出来に近づけることが出来ます。

露出を決めるための要素に絞り値とシャッタースピード があり、カメラモードの「P、S、A、Mモード」 はそれぞれどの要素を調節するかを選ぶものです。

Sモードでは撮影者はシャッタースピードを選び、Aモードでは撮影者は絞り値を選びます。そしてそれぞれと対になる要素はカメラが自動で決定してくれます。
Mモードではシャッタースピード、絞り値ともに撮影者が選ぶことになるので写真の幅は広がりますが、調整はそれだけ難しくなるでしょう。

カメラ機能のケラレとは

ケラレとはレンズ前面に装着したレンズフードやフィルタなどにより、写真の周辺に黒い影のようなものが生じる現象の事を言います。

曲がったレンズフードを装着した、違うレンズフードを装着した、広角レンズに厚めのフィルターを装着した、2枚のフィルターを重ね付けしたなどが原因となるでしょう。
正しいレンズフードを正しい位置に装着する、広角レンズの場合は薄いフィルターを使用するなどの対策で防止ができます。

カメラ機能のセルフタイマーとは

セルフタイマーは、カメラに設定されている時計の機能を利用して、シャッターが切れるまでの時間を設定することができる能力です。

自分の写真を撮影するときに利用する機能であることからセルフタイマーと呼ばれています。
撮影ボタンをしてからシャッターが切れるまでの時間は、カメラによって異なりますが、およそ10秒程度が多いです。
ただしカメラによっては2秒程度の短時間に設定することができるものもあります。
自分自身を撮影するだけでなく、スローシャッターでの撮影の時など、シャッターを押すことによってカメラがぶれてしまうような時にもセルフタイマーは有効です。

カメラ機能の露出オーバーとは

露出オーバーとは、被写体を撮影したときに光が多すぎることによって、撮影したものが白くなってしまう状態のことをいいます。人によっては白とびと言う言い方をするケースもあります。

オートの撮影モードのときには、光の量とシャッタースピードをカメラが自動的にコントロールしてくれますが、マニュアルで撮影をするときには、光の量が多いと露出オーバーになってしまいます。
露出オーバーになったときには絞りを絞るか、シャッタースピードを速くすることによって解決できます。

カメラ機能の日中シンクロ(デイライトシンクロ)とは

日中シンクロ(デイライトシンクロ)とは、太陽の光がある日中にフラッシュをたいて撮影することです。

たとえば逆光に立ってしまうと、人物が暗くなってしまいます。
この時に逆光でフラッシュをたくことによって被写体を明るく、背景を暗く撮影することができます。
また日中シンクロは表情が暗くなることを防ぐだけではなく、光が入ることにより写真に動きを出したり、特定の物を目立たり、より印象的な写真が撮れるテクニックとしても使われているでしょう。

カメラ機能の露出アンダーとは

露出アンダーは、被写体を撮影したときの光の量が少ないために暗くなってしまう現象です。室内で撮影をする時など、光が少ない時に起こりやすくなります。

露出アンダーにならないようにするためには、シャッタースピードを遅くするか、絞りをできるだけ開ける必要があります。
ただしシャッタースピードが遅くなってしまうと撮影した被写体がぶれてしまうこともあるので、こうしたときには撮影の感度を高くすることによって、少ない光でも露出アンダーにならないように済ませることができるでしょう。
欠点として、感度を上げれば上げるほど画像が荒くなります。

カメラ機能のピントとは

ピントは、撮影するものに焦点を合わせることです。最近はオートフォーカスのカメラが多いので、シャッターボタンを半押しすることによって自動的にピントが合うようになっています。

一眼レフカメラになると、ピントが合うスピードが速いので撮影をするものも瞬間をとらえることができます。
一方で、一般的なデジタルカメラは、ピントが合うのに少し時間がかかるため、動いているものを撮影するときには少しテクニックが必要になるでしょう。

カメラ機能の記録可能コマ数とは

記録可能コマ数とは、利用をしているカメラに保存することができる撮影枚数を表しています。

記録をすることができる写真の量は、そのカメラに入っている記録媒体によって変わってきます。 16メガなどの大型の記録媒体が入っているのであれば、2,000枚以上の写真を撮影することができます。
また記録可能コマ数は、撮影をするモードによっても異なり、画像サイズの大きな状態で撮影をしていると記録できるデータの数が少なく、一方で、画像サイズを小さくすればたくさんの写真を記録することができます。

カメラ機能の最短撮影距離とは

最短撮影距離は、レンズによって定められているピントの合う最も近い距離になります。

カメラは光の屈折を利用しているため、ピントを合わせることができる範囲がレンズによって異なります。
このため、30センチ以内になるとピントを合わせることができないことや、大型の一眼レフカメラなどでは2メートル以下になるとピントが合わせられないようなケースもあるでしょう。
レンズによって最短撮影距離は異なるので、カメラやレンズを購入するときに、最短撮影距離がいくつであるのかは必ず表示されているのでチェックしましょう。

 

小型カメラの目的と使い方

そもそも小型カメラは、一般的なカメラとは違います。

小型カメラの別名は、「隠しカメラ」「スパイカメラ」「カモフラージュカメラ」です。
別名の通り、小型カメラは隠して撮影することが前提です。

一般的なカメラは、撮影する際に隠す必要はありません。
しかし小型カメラの場合、雑貨や機器など日常で使用するものに小さいカメラレンズを仕込んだカメラのことを指しています。
一般的なカメラと違い小型カメラは撮影したことがバレないような設計になっています。
また、「スパイカメラ」は探偵や興信所のプロに主に使用されています。

「カモフラージュカメラ」は、「隠しカメラ」と少し異なりカメラであること自体を隠して生活雑貨などに溶け込ませているカメラです。
基本的に、小型カメラの大きさ自体は色々あります。
例えば、腕時計サイズから掛け時計サイズなど大きさは様々です。
しかし、他人に見えないくらい小さなカメラレンズであれば、それらを含めて小型カメラと呼びます。

小型カメラの使い方

小型カメラを使う際、絶対に注意しなければならないのが必ず撮影していることを相手に悟られないようにすることです。
特に、DVやパワハラなどを証拠として撮影する場合、自分に危険が及ぶ可能性があることも考慮しましょう。
ですから、使うときは必ず上手く撮影していることを知られないようにすることが大切です。
隠して撮影すると言うことは、リスクが必ず伴うことを忘れないように気をつけましょう。

また、証拠などの収集のために使うのではなく盗撮・盗聴などの目的で使うことは絶対にしてはいけません。
小型カメラは、あくまでも「自己危機管理用」、「防犯カメラ」など自分や大切な人を守るために使用することが必須です。
そして、小型カメラは色んな種類があるため購入するときは自分が何に使うかをしっかり決めたうえで、商品を選ぶことがベストです。
確実に撮影を成功させたいなら、小型カメラの種類や選び方も知っておきましょう。

小型カメラの種類

小型カメラには、色んな種類があります。
どれを選ぶかは、撮影する場所によって異なります。
どこに設置したいのか、いつ撮影したいかによって選ぶ小型カメラも変わり、種類によって写り方も違うのでしっかり吟味する必要があります。

自宅での撮影におすすめな小型カメラの種類

  • 掛け時計型カメラ(自宅リビング、各部屋など)
  • 置時計型カメラ(自宅リビング、各部屋など)
  • ティッシュボックス型カメラ(自宅リビング、各部屋など)
  • エアコンスイッチ型カメラ(自宅リビング、各部屋など)
  • PC/AC電源アダプター型(カメラパソコンの設置部屋など)
  • 火災報知器型カメラ(自宅玄関の近く、各部屋の天井)
  • 電球型カメラ(廊下などのダウンライト仕様になっている天井)
  • フック型カメラ(寝室、クローゼットの近く)
  • 充電器型カメラ(棚、テーブルの上に置く)
  • ミントケース型カメラ(棚、テーブルの上に置く)
  • キーレス型カメラ(棚、テーブルの上に置く)
  • ライター型カメラ(手に持ったあと、棚・テーブルの上に置く)
  • メガネ型カメラ(装備後、棚・テーブルの上に置く)

オフィスでの撮影

  • ペン型カメラ(オフィスデスクのペン立て、会議室の机の上、スーツの胸ポケット、ビジネスバッグの側面ホルダー)
  • USBメモリー型カメラ(パソコン周辺、自分のデスク上など)
  • PC/AC電源アダプター型カメラ(パソコン周辺、自分のデスク上など)
  • フック型カメラ(更衣室で主に使われる)
  • ペン型カメラ(取引先との商談の記録など)
  • 腕時計型カメラ(会話の録音)

店舗で撮影する場合は「電球型カメラ」「火災報知機型カメラ」などが適しています。
外出先なら、「サングラス型カメラ」「メガネ型カメラ」があり主に身に着けて使う小型カメラが多いです。

また、最近では自動車内に設置する人も増加しています。
自動車内を撮影する場合は、「キーレス型カメラ」「帽子型カメラ」などが使用されます。

小型カメラの選び方

設置方法目的で選ぶ

自宅で撮影する際は、固定型の小型カメラのほうが撮影が失敗しにくいです。
ですから、設置するときにアングルなどに気を配るようにしましょう。

 

 

 

自宅リビングなどたくさんの人が集まる場所には、掛け時計型の小型カメラがおすすめです。
全体を撮影しやすく、意外とバレにくいと言われています。
オフィスで撮影する場合は、USBメモリー型やペン型カメラなど持ち歩いていても違和感がないものが良いです。
特にペン型だと、ロッカーから会議室までどこでも持ち歩くことができます。

パワハラやセクハラなどの証拠に残りにくいトラブルでさえ、簡単に撮影されます。

店舗で小型カメラを設置するときは、商品の万引きなどが起こらないように配慮することが大事です。
閉店後でも気を抜けないからこそ、設置する小型カメラはカモフラージュ性が抜群なものを選びましょう。
深夜の店舗でもきちんと撮影できる、赤外線ライトが搭載されているものだとさらにベストです。
なるべく、長時間録画や遠隔操作ができる価格が高めの小型カメラが向いています。
選ぶ際は、必ず固定されているものか持ち歩くものかをしっかり確認して、部屋に合わせて購入するのがおすすめです。

画質で選ぶ

小型カメラには様々な画質の商品がありますが、防犯目的で人物を撮影したい場合などはハイビジョンなど高画質で撮影できるものがおすすめです。
画質が低いと、せっかく撮影したにも関わらず、映像が荒く見にくくなってしまう可能性が高いでしょう。

しかし、高画質の商品は高価なものが多いため、予算を考慮しながら選ぶのがおすすめです。
防犯目的や、人を撮影したいわけではなく、ただその場の映像が欲しい場合などは低画質のものでもよいでしょう。

機能性で選ぶ

小型カメラは、商品によっては非常に便利な機能がついているものもあります。

例えば、動体検知機能が付いているものなら、撮影したいものが動いた時だけ電源がオンになるため、バッテリーなどの無駄な消費を抑えてくれます。

また、Wi-Fi機能が付いているものは、Wi-Fiと接続することで外出先からでも小型カメラを設置した場所の様子をスマホなどの端末で確認したり、小型カメラの操作を行うことも可能です。

他にも、赤外線ライトを搭載したものであれば、暗闇の中でもはっきりとした映像を撮影できるため、就寝時の家の中の様子や、閉店後の店舗の様子なども問題なく撮影できます。
購入する前にあらかじめ機能を確認することで、より効率的に小型カメラを使用できるでしょう。

外出先での撮影

外出先で撮影する場合は、小型で持ち歩きやすいものと身に着けるものと2つの種類があります。
身に付けるタイプの小型カメラであれば、突然のトラブルにも焦らず対処可能です。

いつ必要になるか分からないため、外出先では身に着けて使うメガネ型などがおすすめです。
ドライブレコーダーの代用にすることもできます。
外出先で小型カメラを身に着ける場合は、メガネ型や帽子型だと気付かれる可能性も下がります。

おすすめの小型カメラ



カメラの主要機能・小型カメラのまとめ

  • カメラの種類はさまざまで、現在、数百におよぶ機種があるといわれます。
  • 一般的なカメラの機能については特に説明がなく、知識がないと困ることも多いのが現状です。
  • 小型カメラは、一般的なカメラと違い、隠して撮影することが目的として作られています。ですから別名で「隠しカメラ」、「スパイカメラ」、「カモフラージュカメラ」と呼ばれています。
  • 相手に隠して撮影することは、必ずリスクが伴うため犯罪目的などに使用しないようにしましょう。大切な人を守ること、自分の管理のために使うことが良いです。
  • 小型カメラには、メガネ型や腕時計型など様々な種類のものが販売されています。
  • 選ぶ際は、どこに設置・持ち歩くかによってどの小型カメラが良いかを決めることが大切です。
  • 外出先では、身に着けて使うタイプがおすすめとなります。