こちらの記事は2022年3月27日に加筆修正いたしました。

画像編集は、画面に色相・彩度やトリミングなど様々な用語がコンテンツの中にあります。
それを駆使して画像を編集しますが、画像の明るさを調整するときに特に重要な用語があるのをご存知ですか。
それは、コントラストと呼ばれる用語です。

画像を編集する際によく耳にする言葉であるコントラストは、意味を知っておくとより画像を美しく編集することができます。
何故なら画像にメリハリをつけたり、逆にぼやけた雰囲気にしたりなどコントラストを調節することでより自分の考えに沿った画像に仕上げられるからです。

人気のあるアニメやプロの写真は、どれもコントラストが鮮やかで映像・編集にもこだわりを見せているものが多い傾向となっています。
また、コントラストを上げるなどの編集をすることでプロの写真家でなくても簡単に美しい画像を作ることが可能です。
そこで今回は、コントラストに焦点を当てて詳しく解説していきます。
是非、参考にしてください。

そもそもコントラストとはなにか?

コントラストの意味を紹介します。コントラストとは、「対比」を意味しており「明暗の差」や「色彩の対比」に使われている用語です。

英語では、「contrast」と表記され2つ以上並んでいるものの視覚的な特徴の差、そして明るさの違いなどを表現する際に使用されます。
簡単に言うと、「明るい部分・暗い部分の明暗の差(明暗比)」を表していると言うことです。
コントラストを上げることで実際の画像よりもメリハリのある、陰影のはっきりしたものに仕上げられます。

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最近ではスマホで精度の高い画像編集ができるようになり、コントラストと言う用語は昔より身近になったと言えます。

また、明るい色と暗い色の対比以外にも、形や質感などの特徴の違いもコントラストと呼ぶことが多いです。
グラデーション(色が少しずつ変化すると言う意味)とコントラストの使い方などを間違う人も少なくないため、混同しないように注意しましょう。

写真のコントラストを変える機能

写真を頻繁に撮影している人にありがちなのが、「画像がぼやけている」「思った以上に色が濃い」と考えてしまうことです。
そう感じた際に、カメラやスマホを用いて写真のコントラストを変えるなどの画像編集を行うのが良いでしょう。
また、カメラやスマホなどの画像編集機能は、コントラスト以外にもシャープネス・色相などをまとめて変えられることが多数です。
シャープネスを変えると画像のエッジ部分・輪郭を強調することができるようになり、色相を変えると全体的に黄色っぽい画面になります。

まとめて簡単に画像編集できるので、写真撮影に慣れていない人や自分の撮影した写真に満足していない人もすぐにプロ顔負けの写真にすることが可能です。

写真のコントラストを変える機能は各メーカーによって呼び方が異なります。この章では、写真のコントラストを変える機能が各メーカーでどう表記されているかを紹介します。

・キャノン
「ピクチャースタイル」と表記されています。
・ニコン
「ピクチャーコントロール」と書かれています。
・オリンパス
「仕上がり、仕上がり設定」と言う表示です。
・ソニー
「クリエイティブスタイル」となっています。

このように、似たような機能でも呼び方が違うことが大半なので自分が愛用しているメーカーでは画像編集機能をどう表記しているかをしっかり確認しましょう。

コントラストを変えることで印象が変わる

コントラストを変えることで印象が変わることとは
コントラストを強くするとメリハリが出る
硬さを出したい場合にもコントラストが使える
紅葉などの色の差がはっきりした景色
コントラストは人工物にも映える
コントラストを弱くする
柔らかさを出したい場合はコントラストを弱くする
コントラストを弱めて色の差を抑える
コントラスト強調のアイテムを活用する

コントラストを変えることで、写真の印象が変わります。他に写真の印象を変える機能として利用されているのが、「シャープネス」「色相」「彩度」です。
しかし明暗差を変えることができるのは、基本的にコントラストのみとなっています。

光と影を強調すれば、画像の雰囲気をガラッと変えられるため画像編集をする際は利用頻度が自然と高くなります。

コントラストの操作の仕方はとても簡単で、+・-ボタンを自分の理想通りの画像になるまでクリックするだけです。
例えば、+を押すと明暗差がくっきりさせることができます。
また、-を押した場合は柔らかい印象にすることが可能です。
やりすぎに注意しながら、上手にコントラストを活用しましょう。

コントラストを強くするとメリハリが出る

コントラストを強くすると、明暗差が大きくなりメリハリのある写真にすることができます。

やりすぎると色合いが不自然になってしまう場合もありますが、上手に使えばより写真が鮮やかな仕上がりになります。
コントラストを強くしたい場合の有効な活用方法の例を紹介します。

硬さを出したい場合にもコントラストが使える

金属、全体的に硬度が高そうなものを撮影した際に硬さを表現できていないと感じる場合があります。
そんなときはコントラストを強くしましょう。
やや強めるだけで硬さを簡単に表現できます。

紅葉などの色の差がはっきりした景色

コントラストを強めることにより、画面にメリハリが付くだけでなく情緒感を増すことが可能です。
また明るさを抑えた被写体にコントラストを強くして撮影すると、画面が引き締まりスタイリッシュな印象を与えられます。

コントラストは人工物にも映える

コントラストを強くすると、おもちゃなどの人工物がより映えます。
自然よりも人工物のほうが、コントラストを強くすると言う編集が合っていることが多いです。
日差しがきついときに撮影すると自然とコントラストが強くなるため編集でコントラストを+にし過ぎないように、注意しましょう。
また色の差が極端すぎると、メリハリどころか全体的に不自然な雰囲気になってしまいます。

コントラストを弱くする

コントラストを弱くすると、全体的に明暗差が少なくなり優しい・柔らかい印象になります。
ふんわりした写真に仕上げられるため、被写体を自然に見せたい場合や日差しによって強くなりすぎたコントラストを弱くしたい場合に-をクリックすることがあります。
弱くしすぎると、メリハリのないぼやっとした雰囲気になるので気をつけることが大切です。コントラストを弱くしたい場合の活用方法の例を紹介します。

柔らかさを出したい場合はコントラストを弱くする

被写体が女性の場合など、硬そうな雰囲気より柔らかい雰囲気を出したい場合はコントラストを弱くしましょう。
コントラストを弱めることで、柔和な雰囲気を簡単に出すことができます。

コントラストを弱めて色の差を抑える

日差しなどによりメリハリが強くなりすぎた写真を、優しい雰囲気にしたい・不自然なメリハリを補正したい場合に使えます。
コントラストを弱くしすぎると、メリハリがないぼやけた写真になってしまうため弱くしすぎないように気を配ることが必要です。

コントラスト強調のアイテムを活用する

XC-PRO は最高品質のSCHOTT※製ガラス材を使用し、撮影画像に悪影響を与えない超低反射率と、
水滴や汚れが付着しにくい撥水・防汚機能を兼ね備えたエクストリームコーティングを施すことにより、
過酷な環境下での風景撮影などで極めて高い光学性能を発揮する高性能プロフェッショナルPL フィルター。
■エクストリームコーティングにより高透過率を実現した光学性能表面反射を極力抑え、レンズ性能を最大限引き出すことができます。
■水滴や汚れが付着しにくく、付着した場合でも容易に拭き取り可能。過酷な環境下でもガラス面を常にクリアに保つことができる。

Kenko PRO1D サーキュラーPLフィルターは、偏光膜を使用し、光の反射をコントロールできる、風景写真の定番フィルター。
水面の表面反射やガラスの反射を軽減・除去できるほか、逆に反射を強調することも可能。被写体本来の色彩表現を可能にしますので、風景写真や自然写真の必須アイテム。フィルター枠は薄枠仕様で、広角レンズにも対応。
デジタルマルチコート(DMC)を施すことで、透過率を高めた新世代のPLフィルター
薄枠設計により、ワイドレンズでの使用も安心。また、一眼レフカメラのハーフミラーとの干渉による「ファインダー画像の色ズレ」を防ぐため、新開発「ワイドバンド1/4λ位相差板」を採用。デジタル・フィルムの両方に対応するPLフィルターの最高峰。

超軽量でワイドレンズに最適な薄枠タイプ
通常のPLフィルターより薄いガラス厚を達成しながら、耐久力は従来と変わらない。さらに薄枠ながらフィルター前部にネジを設けており、レンズキャップの取り付けが可能。

iPhoneの自動補正のコントラストも使える

画像編集が難しく感じる人は、スマホの編集機能を使いましょう。
iPhoneに標準搭載されている「自動補正」と言う機能を使えば、ワンタップで美しい画像に仕上がります。
面倒な作業なしで、写真が明るくなるうえに綺麗に加工することが可能です。

しかし、自動補正を使うと画像編集が上書き保存されてしまうので別の画像として保存できません。また、自動補正が気に入らない場合は「元に戻す」ボタンを押して対処しましょう。
iPhoneの自動補正の効果は、暗い場所での撮影だとより分かりやすいです。

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コントラストについてのまとめ

  • コントラストとは、「明るい部分、暗い部分の明暗の差(明暗比)」のことをさしています。
  • 写真のコントラストを変える機能は、各メーカーによって違います。例えば、キャノンだと「ピクチャースタイル」です。
  • コントラストを+にすると明暗差がくっきりしてメリハリのある画像になり、-にすると柔らかい雰囲気の画像になります。
  • iPhoneに標準搭載されている「自動補正」は、ワンタップで簡単に綺麗な画像に仕上げることができます。