CANON IXYシリーズとは
CANONのIXYシリーズが生まれたのは1996年です。
この時代のIXYはアドバンストフォトシステムフィルムというフィルムを使っている今のデジタルカメラとは違うカメラでした。
コンパクトなデザイン、かつステンレスの質感が今までのカメラとは一線を画しているとして人気が高まり、2002年までの6年間の間になんと14種類ものシリーズが発売されました。
このデザインは今のコンパクトデジタルカメラのデザインに大きく影響を与えたと言われています。そして、デザインやコンセプトをそのまま受け継いだコンパクトデジタルカメラ、IXYデジタルが2000年に発売されます。
とにかくコンパクトに扱いやすく、をテーマに作られたこのシリーズは今までカメラに興味がなかったという人たち、カメラ初心者に大ヒットしました。かわいいデザインから女性人気も高く、デジタルカメラの普及に大きく貢献をしました。
こういった面からカラーリングが数多く用意されたシリーズでもあります。赤やピンク、水色などカジュアルにカメラを楽しみたいという人向けのカラーが多く見られました。
CANON IXYシリーズのカメラの特徴
IXYシリーズはカメラデビューに最適の機種であるといえます。
最高峰とは言えないですが確保されている画質、シンプルで誰でもすぐに理解することができる操作性、持ち運びやすい軽量感など、バッグに忍ばせておきふとした瞬間の一枚を切り取りたい時に最適のデジタルカメラです。
そのため起動が早いという特徴も備えています。現行機であるIXY650ならば起動ボタンを押してから約1秒で撮影状態に入ることができます。
とにかく使いやすいカメラということでデジタルカメラ以前の時代から多くの人たちに愛用されているのがIXYシリーズです。
IXYシリーズではカメラ初心者でも使いやすいようにとオート機能が充実しています。ピントや明るさなどを自動で調整、そのままシャッターを切るだけで綺麗な画像を取ることができるようになっています。
カジュアルな利用方法が想定されているIXYシリーズ、そのためWi-Fi対応による素早くパソコンやスマートフォンといった端末に接続できるのも特徴になっています。
撮った画像をすぐにSNSにアップロードしたいという場合はもちろん、少し編集を加えたいという場合にも便利です。簡単な編集機能もカメラ内に搭載されています。リサイズやトリミングなどは行うことができます。
これ以外にもスマートフォンと接続した便利な機能があるのがIXYシリーズの特徴です。
Camera ConnectというCANONの専用アプリケーションを導入することでスマートフォンからカメラの操作ができるようになります。これにより、全員を入れた集合写真が撮りやすい、さらに定点カメラのような使い方もできるようになります。
スマートフォンカメラとの差別化を図るのではなく、スマートフォンと組み合わせることによって便利な使い方ができるようになっているのがCANONのIXYシリーズの特徴です。
CANON IXYシリーズのカメラの価格帯
¥10,000~¥15,000
価格も初心者向けに低価格を実現しているのも嬉しいです。現行機であるIXY650であっても、15,000円前後で入することが可能になっています。
さらにIXY180ならば10,000円前後に手に入れることが可能になっており、コストパフォーマンスが優れたデジタルカメラであると言えます。
この価格の安さがIXYシリーズの素晴らしいポイントであるといえます。もちろんコンパクトデジタルカメラとして必要な機能も一通り用意されています。まずはここからカメラに触れて、カメラの良さを楽しみましょう。
IXYシリーズはデザイン、コンパクト感からカメラを始めてみたいと考えている人のデビュー機種にぴったりのカメラです。