SONY aシリーズ(一眼)とは
SONY aシリーズ(一眼)はレンズ交換式のデジタルカメラです。
最初は精密機器メーカーの大手だったミノルタの製品でしたが、コニカとの合併によりコニカミノルタとなり、その後にソニーへと譲渡されました。ミノルタが開発した最初のモデルはα-7000です。
従来の一眼レフカメラではマニュアルが一般的となっていました。
しかし、このモデルにはオートフォーカスが搭載され、ピント合わせが機械任せになりました。αレンズもオートフォーカス対応となり、他メーカーのオートフォーカス搭載の一眼レフカメラよりピント合わせがスピーディーとなりました。
ミノルタでの最後のモデルとなったのが、2004年に発売開始されたα-70です。コニカミノルタでの最初のモデルとなったのが、同じく2004年に発売開始となったα-7 DIGITALです。
デジタルという名前が付いているように、デジタル一眼レフカメラとなりました。
ソニーになってから2006年に登場したのが、ソニーαシリーズの第1世代と呼ばれるソニーα100です。どのレンズを装着しても手ぶれを抑えられるよう、ボディに手ぶれ補正機構を搭載しました。
ソニーαシリーズの第2世代となるのが、2007年に登場したソニーα700です。2008年にはソニーα100の後継モデルとなるソニーα200が登場しています。
さらに、ライブビュー搭載のソニーα300、当時のαシリーズ最上位モデルとなるハイアマチュア向けのソニーα900が登場しました。2009年にはソニーαシリーズの第3世代となるソニーα230が発売開始されています。
さらにAPS-Cサイズの上位モデルであるソニーα550へと進化していきます。2010年には第4世代となるソニーα55が登場し、大幅に連写性能が向上しました。
2016年に登場したソニーα99Ⅱは35mmフルサイズのイメージセンサーを搭載、Aマウントの最上位モデルとなっています。
2013年にはミラーレスに35mmフルサイズを搭載したソニーα7Rが発売開始されました。2017年に発売開始されたソニーα7R IIIはさらに高画質となっています。
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SONY aシリーズ(一眼)のカメラの特徴
SONY aシリーズ(一眼)のうちミラーレスでは他のデジタル一眼レフカメラより軽量コンパクトとなっています。
Eマウントレンズのラインナップは当初は少なかったものの、年数が経過するごとに増えていきました。ラインナップのうち望遠レンズが特に少なかったのですが、SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSが追加され、遠くの被写体でも撮影しやすくなっています。
さらに、マウントコンバーターにより、Eマウントに装着できる交換レンズの幅が広がっています。他のカメラではモアレや偽色を抑えるためにローパスフィルタを装着していますが、解像度が低下することがありました。
ソニーα7Rではローパスフィルタレスのため、高い解像度のまま撮影することが可能です。ローパスフィルタレスでもモアレや偽色を抑える仕組みが盛り込まれています。
ソニーα7Rの後継モデルとなるソニーα7R IIでは4240万画素とさらに高画素化されました。フルサイズのミラーレスでありながら5軸手ブレ補正が搭載され、手ブレに強くなったのです。
ソニーα7Rやソニーα7R IIは風景に適していますが、2014年に登場したソニーα7Sは星空の撮影に適しています。高感度で撮影しても他のカメラより、ノイズの少ない画像を作り出すことが可能です。
2018年3月現在、SONY aシリーズ(一眼)のAマウント最新モデルとなっているのがソニーα99Ⅱです。動体撮影に適しており、連写性能は1秒間に12コマとなっています。
ハイブリッド位相差検出AFシステムが搭載されており、動きの速い被写体でも捕えやすいです。
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SONY aシリーズ(一眼)のカメラの価格帯
¥223,443~¥420,120
価格帯は318,770円から420,120円まで、ショップによって異なります。他のカメラ同様、期間が経過するごとに価格が低下している状況です。
Eマウント最新モデルとなっているのがソニーα7R IIIです。価格帯は318,000円から336,880円までとなっています。有効画素では4240万画素、風景写真に適している最新モデルとなっています。
2018年3月23日にはソニーα7 IIIが発売されました。此方は223,443円の価格となっています。
どちらも高性能な最新モデルのために価格が高いですが、他のメーカーの最新モデルと比べると価格が安いのが魅力です。