Panasonic Gシリーズ(一眼)とは
Panasonic Gシリーズ(一眼)は大手電機メーカーのパナソニックが製造しているミラーレス一眼カメラです。従来のデジタル一眼レフカメラより軽量コンパクトを実現させるために作られました。
GHシリーズやGFシリーズ、GXシリーズなど、Gシリーズと一言でいってもいろいろなシリーズがあります。
このうち2008年に発売開始されたのがGシリーズのDMC-G1です。
ミラーボックスとペンタミラーが不要になったため、持ち運びしやすくなりました。
約385gの重量しかないため、荷物をなるべく少なくしたい山行にも便利です。
2010年に発売されたDMC-G2ではタッチパネルで操作できるようになりました。
これはタッチしてピントを合わせるという機能です。
この機能により、被写体に対してスムーズにピントを合わせやすくなりました。
2015年に発売されたDMC-G7には空間認識技術が盛り込まれており、オートフォーカスが最短0.07秒まで高速化されました。
フラッグシップの位置づけとなるのがGHシリーズです。
2009年にハイビジョン動画の撮影ができるDMC-GH1が登場しました。ノンダストシステムも搭載されており、イメージセンサーにゴミが付着して画像に点々が写り込むようになっても除去が期待できます。
2014年に登場したDMC-GH4では4K動画の撮影ができるようになりました。GFシリーズはエントリーモデルの位置づけとなっています。
2009年に発売開始したDMC-GF1にはTTL調光内蔵フラッシュが搭載されています。暗いシーンでも内蔵フラッシュを発光させれば撮影しやすくなりました。
GXシリーズもハイエンドモデルの位置づけです。
2011年に登場したDMC-GX1では最短約0.09秒というオートフォーカス速度を持っています。さらに軽量化されたのがGMシリーズです。
2013年に登場したDMC-GM1では本体約204gの重量しかありません。
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Panasonic Gシリーズ(一眼)のカメラの特徴
Panasonic Gシリーズ(一眼)が他のカメラより軽量コンパクトになったのはマイクロフォーサーズシステムに理由があります。
カメラのマウント面から撮影素子までの距離をフランジバックと呼んでいます。
マイクロフォーサーズシステムではフランジバックが従来よりも短くなっています。
さらにマウント外径も小さくなったため、カメラ本体の軽量コンパクト化ができるようになりました。
レンズ後玉から撮影素子までの距離であるバックフォーカスが短いレンズを装着できるようになります。そのためレンズも軽量コンパクト化しやすいです。
フルサイズやAPS-Cよりマイクロフォーサーズのほうが小さめのイメージセンサーとなっています。
そのため他のカメラよりパンフォーカスの撮影が行いやすいというメリットがあります。
パンフォーカスにするためF値を上げると暗くなります。
そのため被写体によってはISO感度を上げることが必要になります。ISO感度を上げ過ぎるとノイズが増えてしまうことがありました。
しかしマイクロフォーサーズなら明るいF値でパンフォーカスにしやすいため、ISO感度の上げ過ぎによるノイズを抑えることが期待できます。
ボディ内の手ブレ補正もイメージセンサーが小さい分だけ効きやすいです。
Panasonic Gシリーズ(一眼)のカメラの価格帯
¥170,000~¥219,800
Gシリーズの最新モデルとなっているのが2018年1月に発売開始されたDC-G9です。
有効画素数は2033万画素、価格帯は170,000円から219,800円となっています。
GHシリーズでは2017年に登場したDC-GH5が最新モデルとなっています。
此方は有効画素数2033万画素、価格帯191,734円から248,000円です。
このモデルでは秒間30コマという高速連写が可能です。
マイクロフォーサーズは焦点距離も稼ぎやすいため、動体をアップで撮影したい時にも魅力の大きなモデルとなっています。
GFシリーズでは2017年に登場したDC-GF9が最新です。
此方はダブルレンズキットでも57,113円から79,800円というお手頃な価格帯となっています。