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HPヒューレットパッカードの概要と歴史
HPヒューレットパッカードの正式名称はHP.Incです。
HPヒューレットパッカードの75年以上の歴史の始まりはデビット・パッカードとウィリアム・ヒューレットという二人の若者の出会いにさかのぼります。
デビットとヒューレットはお互いスタンフォード大学で電気工学を学んでおり、同じクラスになったことをきっかけに、お互いがそれまで考えていた最新の電気工学の知識を活用した新会社の設立についての理想を現実化させていく事になりました。
そしてついに1939年1月、パッカードの家の車庫で、二人は新事業を開始しヒューレットパッカードは誕生しました。最初の二人の商品はオーディオ発振器という商品でオーディオ機器の音の周波数を測るという計測器でした。
デビットと、ウィリアムは若い科学者らしい考え方を持っていて「企業は目的を達成するために利益を必要とする」という理念を持っていました。
彼らの考え方は、利益を上げるために企業があるのではなく企業は掲げた目標を達成するためにあるのであって、そのためには利益がいるというある種の科学者の理想のような理念でした。
カリフォルニア州パロアルトにあるパッカードの家のガレージはHewlett Packard Garageとしてアメリカ合衆国の史跡になっていて今も保存されています。そしてそこには「BIRTHPLACE OF “”SILICON VALLEY”」という案内板がありシリコンバレー誕生の地として観光名所にもなっています。
その後、HPヒューレットパッカードは、2015年にパーソナルコンピュータとプリンター事業を扱うHP Inc.とサーバー、ストレージ、企業向けサービス、金融サービスを行うヒューレット・パッカード・エンタープライズに分割し、今に至っています。
HPヒューレットパッカードは2018年現在でも世界最大のパソコンメーカーであり、世界最大のプリンターメーカーでもあります。
HPヒューレットパッカードがパソコン事業でここまで強い理由は2002年のコンパックの買収があります。
低価格パソコンを市場に投入することでシェアによる利益を狙うコンパックは、合併によりそれまでのHPヒューレットパッカードの社内風土を変化させる役目を果たしました。
現在HPヒューレットパッカードのパソコンは主にBTO(Build to Order)という注文後に組み立てという仕組みで生産され、個人以外にも世界中の企業や、政府機関などで使用されています。
HPヒューレットパッカードの特徴
HPヒューレットパッカードのパソコンはDELLやレノボの追撃をはねのけて2018年現在も世界最多の販売数を誇っており、世界中の金融機関や政府や企業などで使用されています。
HPヒューレットパッカードのパソコンの特徴は生産の一部を東京で行っているという点とカスタマーサービスの良さが大きなポイントになります。
この特徴についてさらに詳しく解説していきます。
生産を東京で行っている
HPヒューレットパッカードは東京都日野市にある平山工業団地内の東京ファクトリー&ロジスティックスパークという工場と研究拠点をあわせた施設でパソコンラインナップの一部を生産しており、メイドイントーキョーあるいは東京生産として販売しています。
人件費の高い東京という場所で生産するにも関わらず東京工場は黒字だそうです。一日に6000台以上のパソコンを製造することができる能力を持っていて、最短5営業日で納品が可能になっています。
通常、BTOのパソコンは海外から3営業日くらいで、注文から受け取りまで1週間以上かかることも珍しくありません、ですが東京で生産しているからこそ、すばやくユーザーは受け取ることができます。
カスタマーサービスが優れている
HPヒューレットパッカードはカスタマーサービスが優れていて、せっかく買った製品にトラブルがあってもコールセンターで延々と待たされてイライラするということが無いというのが特徴です。
パソコンに限らず電化製品のカスタマーサービスは電話するとながく待たされてうんざりしてしまうことも多いですが、HPヒューレットパッカードはカスタマーサービスがすぐ電話に出て、しかも親切です。
カスタマーサービスの迅速さはパソコンのような高額製品を買うときには特に大事で、HPヒューレットパッカードはカスタマーサービスが優れている点が特に信頼できます。
HPヒューレットパッカードの価格帯
HPヒューレットパッカード
¥40,000~¥100,000
HPヒューレットパッカードのパソコンのラインナップは幅広く、しかもHPヒューレットパッカードは家庭向けのエントリーモデルから、企業での業務向け、ワークステーションまで、市場シェアNo1なので、どれもおすすめです。
カスタマイズにもよりますが、ノートもデスクトップもだいたい4万円台から10万円台までのラインナップになっています。
ノートPC「HP 17-bs000」
HP 17-bs000は6万8千円から10万円前後のモデルで、家庭で使うのに理想的なノートパソコンです。
17.3インチワイド・フルHD非光沢ディスプレイを搭載していて、広い画面で動画を見たり表計算をしたり、あるいは同時にということもできます。
パソコンは画面が広いほうがいろいろな画面を同時に表示できるので調べ物をしながら文章を書くのにも大きな画面が役に立ちます。また、カスタマイズでDVDライターをつけることもできます。
さらに、フルサイズキーボードで入力も容易です。最初の一台におすすめです
ノートPC「HP Spectre 13」
HP Spectre 13は現在のHPヒューレットパッカードのノートパソコンのフラッグシップモデルで、価格は15万円から18万円前後、高いデザイン性を有しているノートパソコンで、事務機器という枠を超えた高い工業製品としてのステータス性を有しています。
重さが1.11kgで厚みが10.4mmという薄型にもかかわらず、アルミ削り出しで、パソコンに求められる剛性を確保しています。
画面は13.3インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイで、画面タッチによる操作も可能なモデルで、インテリアやファッションにこだわっている人におすすめです。