こちらの記事は2019年3月29日の記事を2020年3月6日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・おすすめのワイヤレスキーボードを2020年3月6日の情報に更新いたしました。

パソコン周りをすっきりさせたい人や、タブレットやスマートフォンに接続できるキーボードを探している人におすすめなのがワイヤレスキーボードです。

ひとくちにワイヤレスキーボードと言っても1,000円程度で買えるものから数万円するものまでさまざまな種類があります。

この記事では、ワイヤレスキーボードのメリットや選び方のポイントを解説し、おすすめのワイヤレスキーボードをいくつか紹介します。

ワイヤレスキーボードのメリット

まず、ノウハウ・初心者向けの情報をご紹介いたします。商品の紹介を先に知りたい方はこちらをクリックしてください。

おすすめのワイヤレスキーボード

メリット①煩わしいケーブルがない

ワイヤレスキーボードのメリットはなんといってもケーブルがないことです。ケーブルがないのでデスクをすっきりさせることができます。

メリット②断線の心配がない

有線キーボードの場合、長く使用していると断線することがあります。断線してしまった場合は、基本的にはもう使えません。

ワイヤレスキーボードの場合、そういう心配はありません。また、ケーブル周りはホコリがたまりやすく掃除が面倒ですが、そのようなわずらわしさもありません。

メリット③本体と離れた場所で使える

特にデスクトップ型パソコンの場合、パソコン本体を置く場所と入出力機器(モニター、キーボード、マウスなど)を離して使いたい場合があるでしょう。

有線キーボードだとその距離がケーブルの長さに限られてしまいますが、ワイヤレスキーボードでは無線の届く範囲であればどこでも可能です。

ワイヤレスキーボード接続方法

ワイヤレスキーボードには「2.4GHzワイヤレス」と「Bluetooth」の2種類の接続方法があります。どちらも約10m以内の範囲で無線で接続できることは同じですが、異なる点もあります。

ワイヤレスキーボードの接続方法①:2.4GHzワイヤレス

「2.4GHzワイヤレスキーボード」ではそのキーボード専用のレシーバーが必要になります。レシーバーはUSB型でキーボードに付属しています。

USB型なのでスマホに接続するのも無理ではないですが、他にアダプターが必要になるでしょう。また、固有のIDが設定されているため紛失したら代替できない(キーボードごと買い直す必要がある)ことが一般的です。

ワイヤレスキーボードの接続方法②:Bluetooth

Bluetoothはレシーバーが必要ありません。キーボードと接続する機器を「ペアリング」することで使用できるようになります。

最近のスマホやノートパソコンではほとんどの製品にBluetoothが内蔵されているので接続に困ることは少ないと思いますが、Bluetoothが搭載されていない機器と接続したい場合は、Bluetoothのレシーバー(こちらもUSB型)を用いることで接続可能です。

ワイヤレスキーボードを選ぶときのポイント

選び方のポイント①パソコンやスマホのOS

OS(パソコンならWndowsまたはMacなど、スマホならAndroidまたはiOSなど)による違いをまず確認しましょう。

Windows専用キーボードをMacにつなぐと、正しく動作しなったりするので対応したOSのものを選ぶようにするのがおすすめです。また、複数のOSに対応している製品もあります。

選び方のポイント②キーボードの配列

キーボードにはキーの配列によって「JIS配列キーボード」と「US配列キーボード」があります。

JIS配列キーボードは日本語入力を想定した配列キーボードで、日本で使われているキーボードはほぼこの配列です。USキーボードは英字入力を想定したキーボードで欧米など英語圏で用いられています。

プログラマーなどIT系の職業の人がに好んで使うことはありますが、パソコン側でも英字キーボードの設定が必要であり日本語入力の切り替えもJIS配列に比べてやりにくいところがあります。

よほどのこだわりがなければJIS配列キーボードを選択するのが無難と言えるでしょう。

その他にも、CtrlキーやDeleteキーの場所、Enterキーの大きさなど各製品で細部が異なる場合がありますので、よく使うキーは確認するとよいでしょう。

選び方のポイント③キーの構造

キーボードのキーには主に4種類の構造があります。打ちやすさなど、好みが分かれますので簡単に知っておくとよいでしょう。

メンブレン方式
安価なため、デスクトップパソコンに使われるキーボードとして最も普及しているタイプです。ラバードームでキートップを支える構造です。ストロークが深く、確実な入力感を得られます。
パンタグラフ方式
ノートパソコンに多く用いられるタイプです。浅くて軽いタッチ感が特徴です。
メカニカル方式
高級キーボードに用いられます。キーボード内部に金属板を用いた構造をしています。壊れにくく、カチャカチャという打鍵音が特徴です。
静電容量無接点方式
高級キーボードに用いられます。物理的な接点を持たずに入力を検知できる構造のため、耐久性に優れています。

選び方のポイント④入力のしやすさ

ワイヤレスキーボードを選ぶときには、入力のしやすさも考慮しましょう。入力のしやすさには「キーピッチ」と「ストローク」が関係してきます。

キーピッチとはキーの中心から隣のキーの中心までの長さを表わします。キーボードのサイズが小さければキーピッチも狭くなり、入力が少しやりにくく感じることもあるかもしれません。

入力のしやすさでは、キーピッチ19mm程度のものが最適とされています。

持ち運びのしやすさを重視するのか、入力のしやすさを重視するのか、用途や使う頻度に合わせてバランスの取れたキーボードを選びましょう。

キーストロークとは、打鍵したときにキーが沈む深さのことです。

キーストロークが深いと1文字1文字しっかり入力するイメージになります。浅いと1つのキーにかける力が少なくてすむので、高速タイプにはキーストロークが浅めのものが向いています。キーストロークが深いものは誤入力を防げるメリットがあります。

キーボードにテンキーがついているかどうかも入力のしやすさでキーボードを選ぶときのポイントのひとつです。

ビジネスで数字を頻繁に入力するならテンキーがないと効率が悪いですが、プライベートでブラウジングやコラムを書く程度の用途ならテンキーがないものがコンパクトでジャマになりません。

もし後からテンキーがないことを不便に感じたら、テンキーを単体で購入することもできます。

選び方のポイント⑤給電方式

ワイヤレスキーボードの給電方式には電池式と充電式があります。

電池式
電池式は電池が切れても新しい電池に入れ替えればすぐに使えるのがメリットです。出先で電池が切れてしまうと少し不便ですが、コンビニなどで手軽に調達できるので心配ないでしょう。

充電式
充電式のワイヤレスキーボードは、乾電池を使い捨てることがないのでエコを気にする人にも安心です。

たいていの商品は一度フル充分すれば数日間使えますが、うっかり十分をわすれてイザ使いたいときに動かなかったり、出先で充電が切れたときにケーブルを持ち合わせていないと使えないという不便な点もあります。

おすすめのワイヤレスキーボード

マイクロソフトBluetooth キーボード(ブラック) QSZ-00019

バッテリー寿命が最長3年のワイヤレスキーボードです。

接続したいPCとスムーズにペアリングできるため、難しい設定もなく使いやすいでしょう。

Windows 10 / 8.1に対応しているためWindowsユーザーの方におすすめです。

サンワサプライ ワイヤレススリムキーボード SKB-WL33BK

軽いキータッチが特長で快適にキーボードを打つことができます。

使用していない時や、持ち運ぶ際の誤入力を防ぐ電源スイッチが付いているため、誤って使用してしまう事態も防げるでしょう。

こちらの商品もWindowsに対応しているため、Macユーザーは注意が必要です。

UNIQ タッチパッド内蔵 Bluetooth ワイヤレスキーボード mokibo (ブラック)

タッチパッドが内蔵された商品で、キーの表面をなぞるだけでタッチパッドに変化します。

ワンタッチでWindowsだけでなく、Macを始めとした様々なデバイスに対応させることができます。

タブレットと一緒に持ち出せる薄型で軽量なつくりとなっており、持ち運びも簡単です。

BLUEDOT Bluetoothモバイルキーボード BTKB-01W

約2時間の充電で90分間、連続で使用できます。

Bluetoothに対応しているため、10mほど離れた場所でも使用可能です。

厚さ6mm、重さ189gなため、カバンに入れて持ち運ぶこともできるでしょう。

BLUEDOT Bluetoothモバイルキーボード BTKB-01W(薄型軽量/Android/iOS/Windows対応/JIS配列かな入力対応/バッテリー駆動/パンタグラフ方式) (白)
BLUEDOT

エレコム キーボード ワイヤレス TK-FDM109TXBK

軽い打ち心地と快適なキーピッチなため、打ちやすく仕事にも使いやすいでしょう。

単4電池1本で約2年間使用できるため、長期間利用したい方にもおすすめです。

ボリュームの調整などもキーボードで全て行えます。

ワイヤレスキーボードについてのまとめ

  • ワイヤレスキーボードには2.4GHzワイヤレスとBluetoothの2種類の接続方式があります。
  • ワイヤレスキーボードは、対応OS、キーピッチやストローク、打ち心地にかかわるキーの構造などをポイントに選ぶとよいでしょう。