加筆修正箇所
・外付けHDDとはの項目に、SSDとHDDの違いの項目を追記いたしました。
・おすすめの外付けSSDの項目を追記いたしました。
・おすすめの外付けHDDの項目を2020年3月25日の情報に更新いたしました。
最近のパソコン(以下PC)は、エントリーモデルでも1テラバイト以上ものハードディスク(以下HDD)を装備しているものが少なくありません。
しかし、長く使っていると、お気に入りの動画や楽曲、写真などを保存するには容量が足りなくなってしまう事もあるでしょう。
大容量データのバックアップや保存には、外付けHDDがあると安心です。
この記事を読むことで、自分に合った外付けHDD購入の検討が出来ます。
目次
外付けHDDとはなにか?
HDDは英語の「Hard Disk Drive」の略語です。
HDDは記憶容量が大きく、SSDより安価であるため、コンピュータのデータ記憶装置のみならず、ビデオレコーダーの多くに採用されています。
PCもデスクトップからラップトップまで、多くのモデルに内蔵されています。
外付けHDDには二種類のサイズがある
外付けHDDには二種類のサイズがあり、電源方式や持ち運びやすさの違いから、据え置きで使うか持ち運んで使うかの用途が異なります。
3.5インチサイズのHDDは大型で大容量ですが、消費電力も大きく、USB給電ではとても足りません。
そのため、ACアダプターを介して家庭用のコンセントから給電する、据え置き型のモデルが3.5インチHDDの中心です。
一方、2.5インチHDDはPCのUSB給電で必要な電力をまかなうことができるサイズであるため、持ち運びやすいポータブルタイプの外付けHDDに採用されているという違いがあります。
SSDとHDDの違い
SSDとHDDの違いには、駆動音やデータ処理の速さ、耐久性能などがあげられます。
HDDは、内蔵ディスクを回転させる事で読み込みをするため、少なからず駆動音が発生します。
SSDはHDDと違い、データ読み込みの際に駆動するパーツがありません。
メモリーチップにより読み込みをするため、HDDよりも処理が早いという違いがあります。
また、駆動部分がない事から、HDDより衝撃を受けても壊れづらく、コンパクトなものが多いため、HDDより持ち運びで使う際の安心感があるでしょう。
しかし、基本的にHDDよりも値段が高い事や、故障した際のデータの復旧がHDDよりも難しいことなどが、デメリットとしてあげられます。
外付けHDDを認識しない場合の対処法
外付けHDDを日常的に利用していると、PCに接続しても認識されないことがあります。
以下ではそんなアクシデントが起きたときの対処法を解説します。
HDDが作動しない
外付けHDDが動かないときは、電源が供給できていない可能性があります。
電源が入らない場合は、コンセントやケーブルの接触不良やケーブルの断線や、プラグがしっかり差し込まれていないなどの可能性があります。
一度、コンセントかアダプターを外して、金具が汚れていないか、ケーブルが切れていないかなどを確認するとよいでしょう。
据え置き型のモデルでは、HDDの電源スイッチが切れていた、という初歩的なミスをする方も少なくありません。
上記の確認を踏まえても作動しない場合は、故障の可能性があります。
大切なデータが入っている場合は自分で分解したりせず、メーカーのサービスセンターに相談するのが大切です。
アイコン表示があるがアクセスできない
外付けHDDを接続すると、PCにドライブのアイコンが表示されるのに、クリックすると「アクセスが拒否されました」などというエラーメッセージに遭遇することがあります。
その場合は、別のアカウントでPCを使用していないかや、他のユーザーがファイルを勝手に暗号化していないかどうかを確かめる必要があります。
上記以外に問題がありそうな場合は、ドライブのアクセス設定が「拒否」になっていないか確かめるとよいでしょう。
Windows10の場合は、外付けHDDのアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択し、「セキュリティ」のタブからアクセス許可の設定状況を確認することが出来ます。
アクセスが「拒否」になっている場合は、「編集」をクリックする事で変更することが出来ます。
PCが外付けHDDを認識しない
PCが外付けHDDをデバイスとして認識しない場合は、外付けHDDのドライバーを削除して再インストールすると解決することがあります。
Windows10を例に手順を説明すると、まずキーボードのWindowsキーと「X」のキーを同時に押し、表示されたポップアップメニューの「デバイスマネージャー(M)」をクリックします。
次にデバイスマネージャーのリストから、「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」をクリックしましょう。
すると、下に「USB大容量記憶装置」のアイコンが現れるため、アイコンを右クリックして、「デバイスのアンインストール」を選びます。
アンインストールが完了したら、外付けHDDをパソコンから取り外し、PCを再起動してから再度HDDを接続すれば、自動でドライバーが再インストールされます。
おすすめの外付けHDD
I-O DATA HDPH-UT5DKR/Eはオートバックアップ機能が便利
I-O DATA HDPH-UT5DKR/Eは、1TBから選べる大容量データのモデルでありながら、USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)に対応した、高速処理が魅力の外付けHDDです。
USB 3.1 Gen 1(USB 3.0)は、従来のポータブルHDDの多くに採用されていたUSB 2.0に比べて、約10倍(規格値)も処理が高速な事が特徴です。
日常的な写真や動画の保存だけでなく、パソコンのデータをバックアップさせておく目的にもよいでしょう。
簡単に使うことができる「オートバックアップソフト」もインストールされており、PCにつなげれば、自動的にファイルをバックアップしてくれます。
BUFFALO HD-LE4U3-WAは静音性が高い
BUFFALO HD-LE4U3-WAは、防音や防振設計に特徴がある、4TBの外付けHDDです。
ファンレス設計であるため静音性が高いだけでなく、音漏れの起きる通気孔を塞いでいるため、通常のファンレス設計よりもさらなる静音化を実現しています。
また、防振のためにシリコンゴムを採用しているため、駆動による振動音も低減しています。
「みまもり合図 for AV」機能により、LEDの点灯状態で異常を通知してくれるため、問題が起きても対処しやすいのも魅力でしょう。
おすすめの外付けSSD
Samsung T7 MU-PC500K/ECは名刺サイズの外付けSSD
Samsung T7 MU-PC500K/ECは、USB 3.0とUSB 2.0に互換性がある名刺サイズの外付けSSDです。
重さ58グラムで厚さはわずか8ミリという持ち運びやすさが特徴です。
小さいだけではなく、最大2メートルの高さ落としても耐えるメタルボディも特徴で、持ち運びが多い方でも安心して使い続けることが出来ます。
エレコム ESD-EJ0500GBKはPS4への使用におすすめ
エレコム ESD-EJ0500GBKは、500GBの容量があり、PS4での動作も確認済みであるため、PS4にゲームを沢山保存したい方にもおすすめの外付けSSDです。
1年間の保証期間も付いているため、安心して利用することが出来ます。
外付けHDDのまとめ
- 外付けHDDは、PCのデータ読み書きや、テレビなどの録画用の外部記憶装置として利用されています。
- PC用の外付けHDDには、3.5インチドライブを搭載した据え置き型と、2.5インチドライブを搭載したポータブルタイプがあります。
- 外付けHDDの接続はUSBが一般的ですが、最近ではアップルのThunderbolt対応モデルや、Wi-Fi内蔵のワイヤレスモデルなどもあります。
- PCが外付けHDDを認識しない場合は、アクセス許可の確認やドライバーの再インストールなどを試みてください。自分で分解するのはおすすめできません。