加筆修正箇所
・以下の項目を2020年5月11日の情報に更新いたしました。
おすすめのワイヤレストラックボール
おすすめの有線タイプのトラックボール
トラックボールとは、快適にPCをするために作られた接続アイテムで、現在巷で注目されているポインティングデバイスの一種です。
ここではトラックボールの基本情報や、購入の際の選び方やおすすめ商品を紹介していきます。
目次
トラックボールとは?
トラックボールとはPC操作に必要となる「マウス」と同様の役割をし、違いとしては操作方法にあります。
マウスで言う「ジョグ」の部分が「ボール状」になっていて、そのボールを手で回転させ、回転方向や早さに応じてモニター上のカーソルが移動します。
マウスとの決定的な違いは、マウスのように装置そのものを直接動かして操作するのではなく、指先や手のひらを使ってボールを回転させて動かすので、装置を固定したまま使えるのが、マウスとの大きな違いです。
トラックボールの特徴
トラックボールの大きな特徴は、上記にもあったように、装置を固定させた状態でボールを回転させることによって、カーソル移動を行うことができることです。
また、それによって手や肩にかかる負担が少なくなり、疲れにくくなると言われています。
その他にも、装置を固定させて使うことができるので、机のスペースを有効活用できる点も特徴としてあります。
以下にトラックボールを使用することで生じるメリット・デメリットをまとめました。
トラックボールのメリット
- 体にかかる負担が軽減される
- スピーディーに操作ができる
- 操作スペースが不要
トラックボールのデメリット
- 慣れるまで時間が必要
- マウスよりも高額
- バリエーションが少ない
これらのメリット・デメリットがあり、デメリットである「マウスよりも高額」「バリエーションが少ない」などは、今後さらにトラックボールの開発が進めば解消されそうです。
次に、トラックボールを購入する際の選び方を、項目別に解説していきます。
トラックボールのタイプで選ぶ
トラックボールには、大きくわけて「ワイヤレス」「有線」の2種類のタイプがあり、タイプによって特徴が異なります。
ワイヤレスタイプ
コードが無い分、操作性が良く快適に使用することができ、また、見た目もスッキリとしパソコン周りがスタイリッシュになります。
ワイヤレスタイプには、USBポートに無線受信するタイプと、Bluetooth接続を行うタイプのものがあります。
有線タイプ
USBポートにコードを接続して使うことができるタイプで、直接ケーブルで接続する分、ワイヤレスで起こり得る操作のタイムラグがほとんど起こりません。
操作スピードを重視して使用する場合は、タイムラグが起こらない有線タイプのものがおすすめです。
ボタンの数でトラックボールを選ぶ
トラックボールには専用の「ボタン」が付いていて、ボタンの数に応じてトラックボールの機能が異なります。
ボタンの数が多いほど、ショーカットキーなどといったよく使う機能をカスタマイズできるので、PCの使用目的に適したボタン数のトラックボールを選びましょう。
トラックボールの位置
トラックボールはものによってボタンの位置が異なり、親指でボールを動かす「親指タイプ」、人差し指でボールを動かす「人差し指タイプ」、手のひらでボールを動かす「手のひらタイプ」があります。
親指タイプはトラックボールの側面側、人差し指タイプはトラックボールの上部中央、手のひらタイプはトラックボールのど真ん中に、それぞれボールが付いていて、また、左利き用のトラックボールも発売されています。
自分がどのように使うのか、どうすれば使いやすいか、どのタイプが快適かなどを事前に確認し、それに適したボール位置のものを選びましょう。
おすすめのトラックボールメーカー
トラックボールを選ぶ際、メーカーで選ぶのも一つの方法です。
ここでは、トラックボールを取り扱う主なメーカーを紹介していきます。
ロジクール
PCの周辺機器を主に開発・発売しているメーカーで、ゲーミング、ミュージック、ビデオなどの分野におけるデジタルデバイスの開発も行っています。
特にマウス、トラックボール、トラックパッドでのシェアは業界トップクラスで、売れ筋ランキング上位の常連メーカーです。
エレコム
ネットワーク機器の開発・販売などを行うメーカーで、トラックボール売れ筋ランキングでも、ロジクールと共に常連です。
マウスやトラックボール以外にも、メモリー機器、プリンター、音響機器など、幅広く展開しており、業界においてのシェアも高いことで有名です。
ケンジントン
アメリカ、カリフォルニア州のACCOブランドの事業部の一つで、PC周辺機器の開発・販売を主にしています。
特にトラックボールを得意としていて、他社と異なり筐体やボールが大きめに設計されていることが特徴的です。
ナカバヤシ
アルバム、事務機器、家具などを主軸とした日本のメーカーで、トラックボールの販売も行っています。
小型で静穏性の高いトラックボールに定評があり、ロジクールやエレコムまでとはいきませんが、ナカバヤシ製のトラックボールも売れ筋ランキングに入っていることが多いです。
おすすめのワイヤレストラックボール
エレコム M-MT1DRSBK
エレコム M-MT1DRSBKは、支持球に直径2.5mmの人口エルビーを採用することで、トラックボールの操作感を向上させています。
ボインターの速度をスイッチの切り替えで2段階に調節できます。
ボールの取り外しが簡単にできるため、頻繁に使用する方でもマウスのお手入れがしやすいでしょう。
また、進む・戻るなどの基本的な操作が行えるボタンを5つ搭載しているため、効率よく作業を行えます。
ワイヤレスレシーバーを接続するだけで使用できるため、外出先でも問題なく使用可能です。
ロジクール MX ERGO MXTB1s
ロジクール MX ERGO MXTB1sは、20°までの好きな角度に自分で調節することができ、自分の使用しやすい位置で作業を行えます。
ボタン1つでカーソルの速度や精度を変更することができるため、作業内容に合わせたコントロールを実現できます。
2台の機器と同時に接続することができ、作業に合わせて簡単に切り替えられるため、作業効率が上がるでしょう。
1度の充電で最長約4カ月使用することができ、わずか1分の充電で1日使用可能です。
ナカバヤシ Digio2 Q MUS-TBLF134
ナカバヤシ Digio2 Q MUS-TBLF134は、34mmのトラックボールを採用しながらも非常にコンパクトなサイズ感で指を置きやすい設計をしています。
Bluetoothで接続するため、USBポートのない機器にも使用することができます。
また、付属しているボタンは静音性が高いため、音が気になるオフィス内などでも使用しやすいでしょう。
単4電池2本で動作し、約276時間連続で動作可能です。
おすすめの有線タイプのトラックボール
ケンジントン KT-4327
ケンジントン KT-4327は、中指で操作をしやすいようにトラックボールが配置されており、長時間の作業でも疲れにくいです。
カーソルの移動や調節を専用のソフトウェアを使用して、自分好みにカスタマイズすることができます。
左右対称のデザインをしているため、右利き・左利きの両方に対応しています。
本体を動かすことなく、トラックボールでカーソル移動やほとんどの操作を行えるため、狭い場所でも使用しやすいでしょう。
エレコム M-HT1URBK
エレコム M-HT1URBKは、直径52mmのトラックボールを採用しており、人差し指と中指で操作をしやすい設計になっています。
高性能光学式センサーを搭載しているため、従来の製品よりもポインタ追従性能が向上しています。
また、8つのボタンと2つのスクロールに自分で機能を割り当てることができ、作業効率も上がるでしょう。
ポインタの速度を3段階に変更できるため、場面によって切り替えられます。
トラックボールまとめ
- トラックボールは大きく分けて、有線・ワイヤレスの2種類あり、特徴はそれぞれ異なります。
- また形状によっても特徴が異なり、親指タイプ、人差し指タイプ、手のひらタイプによって、それぞれ操作性が異なります。
- ボタン数や速度変更機能など、機能性も選ぶポイントになり、状況や用途に応じて、それぞれに適した商品を選ぶことが重要になります。
- 以上のポイントを把握して、それぞれに適したトラックボールを選びましょう。