こちらの記事は2019年01月23日の記事を2020年05月12日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・おすすめのSSD搭載ノートパソコンを2020年05月12日の情報に更新いたしました。
この記事では、SSDとはなにかや、おすすめのSSD搭載ノートpcを解説します。
パソコンを検討する際に、特に処理速度を重視する方は、HDDではなくSSDが搭載されているモデルがおすすめです。
この記事を読むことで、自分に合ったSSD搭載ノートpc購入の検討ができます。
目次
SSDとはデータを記憶する装置のこと
SSDとは、ソリッド・ステート・ドライブの略です。
SSDは、HDDと同様にPC内部に搭載されており、写真・動画・音楽・作成した資料など様々なデータを記憶する装置です。
SSDのメリットはデータの読み込みが静かで高速なこと
SSDの最大のメリットは、モーターを使うHDDと比べて物理的な動作をしないため、データの読み込みが静かな事があげられます。
また、SSDはHDDと違い、フラッシュメモリを使用しているため、HDDより高速に読み書きが行えるのもメリットです。
ほかにも、モーターを使って読み書きを行うHDDと比べて、SSDは物理的な動作をしないことにより耐衝撃性が高く、消費電力も少なくすむのもメリットでしょう。
また、SSDは構成される部品がHDDより少数で、金属で密封する必要がないため、ボディが小型で軽量なことも特徴です。
SSDとHDDの違いは容量
SSDとHDDは、それぞれにメリットがあります。
前項の通り、SSDのメリットには、「消費電力が低い」「耐衝撃性の高さ」「高速で静かなデータ処理」などがあげられます。
一方、HDDのメリットは、「大容量」「単価が安い」ことなどがあげられます。
SSDはHDDと比べると、保存できる容量が小さく、単価が高くなりがちな事が一般的です。
上記の違いを考慮して、OSの起動時間や、快適な動作を理想とするならSSDを選び、安価で大容量なストレージ容量を求めている場合はHDDを選ぶとよいでしょう。
製品によってはストレージを2つ搭載しているのもありますが、1つでもHDDを搭載していると、SSDのみ搭載したのモデルよりも動作が重くなりやすい事に注意が必要です。
HDDよりSSDの寿命の方が長い
HDDの寿命は約3~4年で、SSDの寿命は約5年です。
データの読み書きの頻度が多いと、さらに劣化しやすくなるでしょう。
HDDもSSDも、寿命が来たり、故障したりすると中のデータが取り出せなくなることもあるため、定期的なデータのバックアップやクラウドストレージの保存を使うなど、寿命・故障の対策をすることが大切です。
メモリとSSDの関連性
SSDの空き容量は、メモリの容量が増加するほど減ると言う特徴があります。
SSDの空き容量が減る理由は、仮想メモリや休止した際のデータ退避用に、SSD内部の一部領域を確保する必要があるためです。
例として、SSD容量が120GB・メモリ容量が8GBの場合、SSDの空き容量は約75GBほどまで減ってしまいます。
メモリが大きいノートPCを選ぶ場合、その分大容量のSSDを選ぶことが必須です。
特にメイン用として使う場合は、SSDの容量が256GB以上あるほうが無難です。
SSDの価格帯とおすすめの容量
SSDの価格は、容量の大きさと関係しており、基本的に、SSDの容量が大きいほど高価格になる事に注意が必要です。
また、HDDと比べると、同じ容量でもSSDを搭載しているノートPCのほうが高価なモデルが少なくありません。ミドルクラスのSSD搭載ノートパソコンの場合価格帯は、10万円前後が目安です。
ミドルクラスよりハイスペックなノートパソコンの場合、20万円を超えることもあります。後から後悔しないように予算との兼ね合いを忘れないようにすることが必須です。
安価なSSD搭載のノートパソコンを選ぶ際は、HDDやクラウドストレージを利用するとよいでしょう。
容量が小さすぎるとクラウドストレージを使っても余裕が持てない可能性が高いため、なるべく256GB以上あるSSD搭載ノートパソコンがおすすめです。
おすすめのSSD搭載ノートパソコン
ASUS ZenBook Duo UX481FLはサブディスプレイが便利
ASUS ZenBook Duo UX481FLは、14型のメインディスプレイに加えて、キーボード上部に12.6型のセカンドディスプレイを搭載したノートPCです。
ディスプレイはどちらもタッチパネルを採用しており、スタイラスペンを用意する事で、どちらの画面もペンタブレットのように使用することができます。
サブディスプレイをスタイラスペンで操作すれば、メモを取ったり、スケッチを描くことや、高度なグラフィック編集作業も、手元で快適に行ったりできます。
また、ディスプレイを開くと同時に、本体の奥側が持ち上がり、手前に約5.5度傾く「エルゴリフトヒンジ」も特徴です。
傾斜がキー入力をしやすくする上、本体の下に空間が生まれるため、放熱性能の向上と、音響効果の向上をもたらします。
性能面では、インテル Optane Memory H10を搭載し、グラフィックスチップにはNVIDIA GeForce MX250を搭載しています。
どちらも高い性能を誇るため、画像処理や動画編集など、高度な編集作業もデュアルディスプレイを生かして快適に行うことが可能です。
dynabook C7 P1C7MPBLは大画面でもコンパクト
dynabook C7 P1C7MPBLは、狭額縁ディスプレイに、フルHD解像度(1920×1080ドット)の広視野角液晶(IPS)を採用したモデルです。
狭額縁ディスプレイにより、15.6型の大画面でありながら、コンパクトなサイズ感を実現しています。
IPS液晶により、どの角度からでも画面を綺麗に見れるのも魅力でしょう。
性能面では、最新の第10世代Intel Core i7-10510U プロセッサーを採用し、ストレージは256GB SSDと1TB HDDの2つが搭載されているため、4K動画の編集もスムーズに行うことができます。
ほかにも、画面に顔を向ければ自動でサインインが可能な赤外線顔認証である「Windows Hello」が便利なポイントです。
LG gram 14Z995-GP52Jは小型軽量で高耐久
LG gram 14Z995-GP52Jは、995gと軽量で、約1.7cmという薄いボディでありながら、マグネシウム合金を使用したフルメタルボディによる耐久性能の高さも兼ね備えたモデルです。
性能面では、高性能な第10世代インテルCoreプロセッサーを採用し、快適な動作性能を実現しています。
また、大容量のバッテリーを搭載しているため、約22時間もの連続駆動を可能としています。
持ち運びやすさと耐久性の高さ、バッテリー性能も合わせて、外での使用が多い方におすすめです。
MSI GF63-10SCXR-050JPは手頃な価格のゲーミングノートPC
MSIのこの品は、内部構成や機能をシンプルに作り、手ごろな価格を実現した薄型ゲーミングノートPCです。
性能面では、最新の第10世代インテルCore i7プロセッサによる高い処理性能を持ち、重たいPCゲームも快適に動作できるパワーを持っています。
CPUの高い性能は、ゲーム以外にもビジネス用途などで、複数のソフトを同時に使うマルチタスクにも高い処理性能を発揮します。
また、音響面ではバーチャルサラウンドにも対応しており、ヘッドセットでのゲームプレイをより迫力のある体験にすることができます。
SSDについてのまとめ
- SSDとは、ソリッド・ステート・ドライブの略です。HDDと同様の記録媒体となります。
- SSDの主なメリットは、「高速で静か」「衝撃に強い」「小型で軽量なボディ」「消費電力が少ない」なことです。物理的な動作をしないので、この4つのメリットが発生します。
- HDDの寿命は、約3~4年・SSDの寿命は、約5年です。
- メモリが大きいほど空き容量が減るため、SSDの容量が256GB以上あるのを選びましょう。また、SSDの容量は処理速度にも関係しています。
- SSDノートパソコン(ミドルクラス)の価格帯は、10万円前後です。