NECの概要と歴史
NECは略称であり、正式名称は日本電気株式会社です。
NEC創設者は現在のGE社の前身である「エジソン・マシン・ワークス」で働いた数少ない日本人の岩垂邦彦で、日米合弁会社として1899年に設立された歴史があります。
創業当時からの企業理念「コーポレート・ガバナンス」を掲げ、経営における健全化やスムーズな業務遂行、説明責任と情報開示の明確化を基本とした経営体制です。
世界大戦時は主に通信機器の製造や電波警戒機の開発に携わり、時代が進むにつれて人口衛星(おおすみ)や、光学ドライブを世界で初めて搭載した家庭用ゲーム機(PCエンジン、シーディーロムロム)などを発表しました。
1982年には16ビットパソコン「PC-9801」を開発し、数十年に渡り市場を牽引していきます。PC-9801は国民機と呼ばれるほどの普及を見せ、コンピューターにおける輝かしい技術と発展を次世代に伝える「情報処理技術遺産」にも認定される名器です。
パソコン市場の発展と共に、NECはモバイルを含めた個人向けPC事業を発展させ、現在でも愛好家の多いパソコン「LAVIE」シリーズを展開していきます。2011年には同じパソコン業界を牽引するレノボとPC事業を合弁し、レノボNECホールディングスを設立しました。
国内では富士通と並び、NECの開発するパソコンは初心者でも扱いやすいことが特徴で、LAVIEシリーズは個人はもちろん、法人向けの商品も展開されているため、多くの企業で使用されています。
NECの特徴
NECが展開する個人向けパソコンの「LAVIE」シリーズは、扱う人を選ばず、玄人から初心者まで幅広く支持されています。
他企業よりも少々価格が高めに設定されていることが多いですが、昨今では低価格でコストパフォーマンスに優れた「LAVIE Direct」シリーズなども展開中です。
また、パソコンを初めて触るユーザーに向けたサポートも充実することもNECの特徴です。細かいマニュアルの充実はもちろん、セキュリティ・出張サービスといったアフターサービスも存在します。
NECが販売するパソコンは、ディスクトップとノートパソコンの多くが「LAVIE」シリーズとなります。
シリーズにおいて、学生向けのモバイルブックやミニノート、安価で用途が多彩なエントリーモデル、指紋認証や4Kに対応する最新テクノロジーを導入した商品はもちろん、デザインを重視したオンリーワンなパソコンも販売されます。
搭載されるスピーカは老舗音響機器メーカーの「YAMAHA」の機器が採用され、ハイレゾ音源による高品質な音質を楽しむことができます。
キーボードにUVコーティングを施したパソコンも存在し、キータッチによる静音性が配慮された構造も魅力的です。
世界に発信する革新的なパソコンも存在し、一例としては、2012年に発売された「LaVie Z」シリーズは当時、世界最軽量のウルトラブックとして注目されました。
サポートを含めて、新しい技術を搭載したパソコンを世界に発信し続ける野心的なメーカーでもあります。
NECの価格帯
LaVieシリーズは老若男女問わず、扱いやすい5万円から15万円ほどのディスクトップやノートパソコンがラインナップされます。スペックごとにジャンル分けされているため、購入ユーザーの用途やライフスタイルに最適なパソコンを選択できるメリットも大きいです。
NEC
¥50,000~¥150,000
ノートPC「LAVIE Direct NS(A)」
2017年に発売されたホームノートPCです。2018年現在、NECのLAVIEシリーズで最も安い約5万円で販売される機種で、CPUにはオフィスやインターネットの日常使用に適した第7世代AMD、Aシリーズを搭載します。
格安モデルながらDVDマルチドライブを搭載し、映り込みが少なく目に優しいノングレア液晶も魅力的です。
ノートPC「LAVIE Note NEXT」
第8世代Coreプロセッサーを搭載した高性能ノートパソコンで、指タッチでサインインできる指紋認証機能が採用されています。またスーパーシャインビューLEDによるIPS液晶と狭額縁ガラスにより、広視野角で美しい映像も楽しめます。
デザインも非常にシンプルで実用性も高く、多くの方にオススメできるモデルです。
デスクトップPC「LAVIE Direct DA(H)」
4Kに対応する23.8型ワイド液晶を使用したディスクトップPCです。高性能の第8世代Core?プロセッサーで高速ネット環境を構築し、大画面で動画の再生やオンラインゲームを楽しむことができます。
デジタルTV4チューナで4番組同時録画が行え、ブルーレイディスクドライブも選べます。インテリアに適したデザインも魅力があり、初めてディスクトップを購入する女性にもオススメしたいモデルとなります。