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HUAWEI(ファーウェイ)の概要と歴史
HUAWEI(ファーウェイ)は中国の通信機器メーカーで、全世界のシェアは3位の巨大メーカーです。
1987年創業で、元人民解放軍所属の軍事技術関係者が集まって携帯電話の通信インフラ整備を行うベンダーとして誕生しています。
日本法人も存在し、華為技術日本株式会社(ファーウェイ・テクノロジーズ・ジャパン)として大手通信会社にWi-Fiルータなどを提供していました。
中国市場で強い存在感を放つ企業ではあったものの、国内ではアップルやサムスン、国内メーカーのスマホが支配的で余り目立つ企業ではありませんでした。
流れが変わったのは、日本の通信自由化です。2014年に格安SIM市場に参入したことにより低価格で高性能なHUAWEIの端末が注目を集めるようになりました。
2010年にはアメリカの経済紙に先進的な企業のランキング5位に食い込むほどの成長を見せていて、国際的な特許出願数も世界トップクラスになっています。
高級スマホは国際ブランドライカのカメラシステムを取り入れ、ダブルレンズで撮影の精度や自由度を高めるなど野心的な取り組みも行っています。撮影品質で独走状態だったAppleにも大きな影響を与え、ダブルレンズやトリプルレンズが高級スマホのカメラのスタンダードになりつつあります。
安価なエントリー機種から最高機種まで幅広くラインナップしていて、機種の豊富さも大きな魅力になっています。世界初の5Gに対応した商用端末「HUAWEI 5G CPE」を発表するなど、業界をリードする企業の1つです。
HUAWEIの特徴
HUAWEI(ファーウェイ)がつくるスマホは高性能で価格が安い普及モデルと、高級感を打ち出したモデルのバリエーションが特徴になっています。
日本市場にも国際モデルの端末が販売されていることから、日本独自に進化した機能を搭載した機種が少ないものの、CPUなどの処理性能に優れたモデルが多いです。
Mateシリーズの特徴
HUAWEIのフラッグシップモデルです。
ディスプレイの大きさと動画や写真の撮影を意識した高性能レンズを搭載しているのが特徴で、ドイツの高額メーカー『Leica』とHUAWEIが共同開発したデュアルカメラが搭載されています。
Pシリーズの特徴
ハイエンドモデルのシリーズで、ディスプレイの大きさや撮影性能はMateシリーズよりも若干劣ります。
しかし、同じ価格帯の他メーカーのスマホと比べてCPU処理性能などに優れていて、コストパフォーマンスが高いことが人気になっています。
novaシリーズの特徴
コストパフォーマンスを重視したミッドレンジモデルになります。
赤外線通信など日本のスマホで標準的な機能が省略される傾向があるため、事前の確認も必要になります。価格と性能面では十分と考える人は多く、使い方を工夫することで補う人がいるのもポイントです。
honorシリーズの特徴
スペックの高さと低コストを両立させているのが特徴です。国内の格安スマホでも人気で、多くのMVNOで取り扱われています。
デザインにも気が配られていて、見る角度によって輝きが変るボディが印象的です。
HUAWEIの価格帯
HUAWEI
¥8,000~90,000
HUAWEIのスマホは8千円程度から9万円程度までの高級スマホまで幅広くラインナップされています。
HUAWEI Mate pro
HUAWEI Mate proは、HUAWEIのフラッグシップモデルで、本体価格は約9万円になります。キャンペーンなどの割引を含めた流通価格は8万円前後になっていて、デュアルカメラを利用した動画撮影や写真撮影などの実用性を求める人に人気です。
大画面で画像を楽しみたい人やハイスペックを生かしてゲームを楽しみたい人にも人気で、非常に人気が高いモデルになっています。外見の高級感を高めるための工夫も随所にちりばめられています。
HUAWEI P20
HUAWEI P20は、デュアルカメラのエントリーモデルで、スペックを落とした『lite』モデルも存在します。実売価格は3万円から7万円の間で、一般的なスマホの使用法ではほとんど不満を感じないレベルになっています。
HUAWEI nova Lite
HUAWEI nova Liteは、コストパフォーマンスを追及したモデルで、7000円程度から購入できるエントリー機になっています。ゲーム系のアプリなどを利用しない限りは十分に実用に耐えるため、スマホ入門に選ぶ人が多いのが特徴です。