こちらの記事は2018年7月23日の記事を2020年10月13日に加筆修正いたしました。
加筆修正箇所
・iPhoneにおすすめAnker製品を更新いたしました。
・Androidは「Quick Charge」と「USB Power Delivery」に対応した充電器がおすすめを更新いたしました。
スマホの充電になんだか時間がかかると、気になることがあるでしょう。充電が遅いのにはさまざまな原因がありますが、アンペア数の確認をしていないことが原因になっていることもあります。
ここでは、スマホ充電器のアンペアのチェックについて、ケーブルのアンペア数のチェック、スマホ本体のアンペア数について、iPhone、Androidそれぞれにおすすめの充電器をご紹介します。スマホを無駄なく早く充電できるようになります。
おすすめ記事
スマホの充電器で100均で購入できる製品の種類と注意点の解説
スマホの充電器に接触不良が起きた場合の原因と対処方法を解説
目次
スマホ充電器はアンペアをチェック
スマホの充電器では、アンペア数をチェックする人も増えてはいるでしょう。アンペア数が大きいと、充電が早くなる可能性があります。アンペアとはAと表記され、流れる電流の量を表す単位です。ですから、アンペア数の大きい充電器であれば、それだけ流れる電流が多くなるので、早く充電できるという単純な話です。
パッケージや充電器本体には、一般的にはアンペア数が表記されています。もし、アンペアの表記を見つけられなければ、W(ワット)÷V(ボルト)で求めることができます。ちなみに、一般的にスマホの電圧=ボルトは、だいたいが5Vでしょう。
充電とアンペア数の関係がわかりやすいように、まずはiPhoneとiPadの純正充電器を確認してみましょう。
おすすめ記事
スマホ用充電器が発火する事故ってなに?対処方法とおすすめの充電器
純正iPhone充電器のアンペア
iPhoneにあらかじめついているキューブ型の充電器は、1Aの出力になっています。
iPhone純正充電器の場合、充電レベルが0から80%ほどまで充電するには3時間などかかります。
他の充電器を使ったことがない人にとっては、これでも十分な早さ、あるいは早さはそこまで気にしていない人も多いでしょう。しかし、アンペア数をスマホにあったもので最大限の充電ができるものを選ぶことで、充電時間は半分ほどにすることもできます。
純正iPad充電器のアンペア
iPadの純正充電器は、iPhoneのものよりも一回り大きいものです。大きさに比例して、出力も2.1AとiPhoneのものの2倍ほどあります。このiPadの充電器でiPhoneを充電すれば、0のバッテリーレベルを80%充電するのに1~1.5時間で完了するでしょう。
ちなみに、iPadとiPhoneではバッテリー容量が違います。iPadの方が4~5倍ほど大容量のバッテリーが入っているので、純正充電器もアンペア数の大きい充電の早いものが付属されています。
おすすめ記事
Androidタブレットとipadの違い 選び方とおすすめ製品
さらにケーブルのアンペア数をチェック
さらに無駄なく充電をするには、ケーブルにも気をつけるべきです。
まず、ケーブルには、AC充電専用と充電・データ通信(USB充電)用があります。
ケーブルを買う時には、どちらで使うかを意識して、合っているものを選びましょう。加えて、ケーブルにも効率よく電気を流せるアンペア数が決まっているので、パッケージなどの表示で確認するようにしましょう。
iPhoneの純正ライトニングケーブルは、iPadとの併用も考えられているので、アンペア数は2.1Aになっています。
スマホ本体は基本的に2.1A〜2.4Aに対応
充電器のアンペア数とケーブルのアンペア数を合わせたとしても、電流をバッテリーに受ける側のスマホ本体のアンペア数も合わせなくては意味がありません。
スマホのアンペア数よりも大きいアンペア数の充電器とケーブルを使っても、充電できる電流の量は受けるスマホのアンペア数に制限されてしまうので、無駄が出てしまいます。
一般的なスマホのアンペア数は、2.1から2.4Aでしょう。iPhoneには、アンペアの表記がありません。iPhone6、6Sは1.5A、iPhone6Plus以降は2.1A対応になっています。
iPhoneにおすすめAnker製品
Ankerの製品ではiPhoneを含むApple製品に数多くの商品が対応しています。
またバッテリー容量も大きいためスマホを長時間利用する方におすすめです。
そのため、まずは項目でAnker製品について解説いたします。
Anker PowerPort III mini (PD対応 30W USB-C 急速充電器)
スマートフォンはもちろんのこと、タブレット、PCなどそれぞれの機器に合わせて最速のスピードで充電ができる急速充電器です。
一般的なPC付属の純正充電器よりも約30%サイズが小さくなっており、持ち運びも楽です。
iPhone XSの場合、30分で最大50%まで充電できます。
また、互換性が高いため様々な機器に使用したい方にもおすすめの商品です。
Anker PowerPort Speed 5 (63W 5ポート USB急速充電器)
USBポートが5つ付いており、合計で63Wの出力が可能な急速充電器です。
iPhoneだけでなく様々な機器に対応しており、従来の充電器に比べ約4倍の速さで充電が可能となっています。
Quick Charge 3.0に対応しているUSBポートが複数あるため、最新規格の機器にも対応できます。
家族で一緒に使用したい方や、一度に複数の機器を急速充電したい場合におすすめの商品です。
Anker PowerPort Atom III Slim (PD対応 30W USB-C 急速充電器)
約1.6cmと非常に薄く、モバイルバッテリーのような見た目の急速充電器です。
USB Power Delivery、Qualcomm Quick Chargeなどと互換性があるため、ノートPCも急速充電が可能となっています。
カバンやポケットなどに収納する際も邪魔にならないため、持ち運びが多い方にもおすすめです。
モバイルバッテリーのような見た目ですが、モバイルバッテリー機能は付いていないため購入する際は注意しましょう。
Androidは「Quick Charge」と「USB Power Delivery」に対応した充電器がおすすめ
Androidは「Quick Charge」と「USB Power Delivery」に対応した充電器がおすすめです。
「Quick Charge」は、アメリカQualcomm(クアルコム)社が開発した充電方式で、最大5分の充電で5時間以上スマホが使えるようになるというものです。
そして「USB Power Delivery」は、新しい規格である「USB 3.1」に対応した「USB TypeーC」という電気の供給方式を使っています。
これは、3Aの電力を供給でき、Googleが普及に積極的です。
下記では、それぞれに対応した充電器を紹介いたします。
エレコム ワイヤレス充電器 Qi対応 W-QS06BK
Qi規格に対応しており、スマートフォンを置くだけで充電可能なワイヤレス充電器です。
最大出力は10Wで、galaxyは急速充電10W、その他のスマートフォンの場合は5W規格に対応しています。
横、縦に関係なく置くだけで充電でき、3mm以下の厚さのケースなら付けたままでも使用できます。
また、滑り止めパットを搭載しており、スマートフォン本体への傷やバイブレーションによる滑り落ちも防げるでしょう。
オーム電機 SmartComm ワイヤレス充電器 急速充電対応 ブラック MAV-Q220N-K 03-3085 OHM
Qi規格の急速充電対応ワイヤレス充電器です。
スタイリッシュでインテリアなどにも馴染みやすいデザインをしています。
USB-AC充電器が別売りで必要となり、定格5V-2A以上の機器以外は故障の原因になる可能性があるため購入する際には注意しましょう。
Androidの場合、10Wまで出力できるため、Androidの急速充電をしたい方におすすめです。
Galaxy TRAVEL ADAPTER (45W) [Galaxy純正 国内正規品] EP-TA845XWEGJP
USB Power Deliveryに対応した、サムスンから販売されているGalaxy Note 10を急速充電できる充電器です。
約1時間ほどで0から100%まで充電することができるため、Galaxy Note 10を使用している方に非常におすすめです。
また、取り外し可能なUSBケーブルが付属しているため、購入してすぐに使用可能となっています。
エレコム USB 充電器 ACアダプター コンセント USB TypeC 30W PD対応
Power Deliveryに対応しているスマートフォンを高速充電可能なUSB AC充電器です。
30分間の充電の場合、従来の1A充電器では約20%しか充電できませんでしたが、この商品の場合、約50%の充電が可能となっています。
iPhoneだけでなく、Androidにも対応しており、それぞれの機器に最適な電力で充電してくれるため、故障のリスクもないでしょう。
プラグを折り畳み、コンパクトなサイズにできるため外で使用したい方にもおすすめです。
スマホの充電のアンペアについて この記事のまとめ
- アンペアとはAと表記され、流れる電流の量を表す単位です。アンペア数の大きい充電器であれば、それだけ早く充電できるでしょう。純正iPhone充電器のアンペアは1Aで、0から80%ほどまで充電するには3時間などかかります。純正iPad充電器のアンペアは2.1Aで、iPadの充電器でiPhoneを充電すれば、0のバッテリーレベルを80%充電するのに1~1.5時間で完了するでしょう。
- さらに高速で充電するには、ケーブルのアンペア数をチェックしましょう。たとえば、iPhoneの純正ライトニングケーブルは、2.1Aです。
- 加えて、スマホ本体と充電器、ケーブルのアンペア数を合わせるの効率的な充電には大切です。一般的なスマホのアンペア数は2.1から2.4A、iPhone6、6Sは1.5A、iPhone6Plus以降は2.1A対応になっています。
iPhone、Androidにおすすめの充電器とケーブルもご紹介しますので、参考にしてください。