※この記事は2019年12月26日に更新しました。

音楽プレイヤーは年々進化し、それに伴いさまざまな関連アイテムが開発され発売されています。

アイテムが多く売られている中で現代注目を集めているのが、「ハイレゾイヤホン」と呼ばれる高性能イヤホンです。

この記事を読むことで、ハイレゾイヤホンの基本情報や選び方、おすすめ商品などを通じて、自分に合った使いやすいハイレゾ対応イヤホン購入の検討が出来ます。

そもそもハイレゾとはなにか?

ハイレゾとは「ハイレゾリューション」の略語で、「高解像度」という意味を持っています。

特徴としては「CD音源を上回る高い情報量」にあります。

音の奥行きや繊細さなどの情報をしっかりと再現することで、高い品質のサウンドを聴き手に届けてくれます。

ボーカルの息づかいやライブの臨場感など、より生に近い音源を楽しむことができる音源を「ハイレゾ音源」と言います。

この高音質のハイレゾ音源に対応したイヤホンがハイレゾイヤホンです。

ハイレゾイヤホンの特徴

ハイレゾイヤホンの特徴は、第一に見た目にあります。

「ハイレゾマーク」が付いているイヤホンが、ハイレゾイヤホンと普通のイヤホンを見分ける大きな特徴です。

中にはハイレゾマークは付いていなくとも、ハイレゾに対応しているイヤホンもあります。

ハイレゾマークは、日本オーディオ協会が推奨するモデルの証であるため、マークが付いたイヤホンを選ぶことがおすすめです。

スマホでハイレゾ音声を聴く方法

ハイレゾ音源はスマホでも入手することができるため、インターネット上の音楽配信サービスでダウンロードするのが一般的ですが、入手した音源は端末によって聞く方法が異なります。

iPhoneであれば専用のアプリを使用したり、Androidであれば単体で再生できるモデルがあったりなど、音源の入手方法は使用端末によって異なります。

ハイレゾ音源をAndroidで聴く方法

ハイレゾ音源をAndroidで聴く手順は以下の通りです。

  • ハイレゾ音源を音楽配信サービスでダウンロードする。
  • ハイレゾに対応したイヤホンを用意する。
  • ハイレゾ音源に対応したスマホを使用するか専用アプリを用意する。

Androidでハイレゾ音源を聞くためには、基本的にハイレゾに対応した端末が必要です。

ONKYO(オンキョー)の「GRANBEAT」や、ソニーの「XPERIA XZ2」などがの機種が対応していますが、端末が無くても、「ハイレゾ再生対応アプリ」と「DAC(ダック)」があれば、ハイレゾ音源を聴くことができます。

「DAC(ダック)」にはコンバーターの役割があり、スマホに接続することで、入手したハイレゾ音源を「ハイレゾ再生対応アプリ」を通じて聴くことが可能です。

ハイレゾ音源に対応していないAndroidスマホでも、「ハイレゾ再生対応アプリ」と「DAC(ダック)」があれば高音質のハイレゾ音源を自由に聴くことができます。

ハイレゾ音源をiPhoneで聴く方法

ハイレゾ音源をiPhoneで聴く場合の手順は以下の通りです。

  • ハイレゾ音源を音楽配信サービスでダウンロードする。
  • ハイレゾに対応したイヤホンを用意する。
  • ハイレゾ音源再生対応アプリをダウンロードする。
  • 入手したハイレゾ音源をアプリに転送する。

Androidとは異なりiPhoneはアプリをダウンロードするだけで、ハイレゾ音源を聴くことができます。

専用のイヤホンや周辺設備を充実させる事で、より臨場感あふれるハイレゾ音源を楽しむことが出来ます。

ハイレゾ対応イヤホンの選び方

以下では、ハイレゾ対応イヤホンの選び方を項目別に解説します。

ケーブルの有無を確認する

ハイレゾ対応・非対応に限らず、イヤホンは多く分けて、有線タイプとワイヤレスタイプに分けることができます。

ケーブルの煩わしさや、断裂などによるケーブルの接触不良を避けたい場合は、Bluetoothで接続するワイヤレスタイプが単純でおすすめです。

ハイレゾ対応イヤホンはワイヤレスタイプがまだ少ないなめ、有線タイプが一般的です。

有線タイプはケーブルトラブルのメリットはありますが、充電が不要、ワイヤレスに比べて音質が良いなど、ワイヤレスにはないメリットも多く存在します。

スタイルや環境に応じて使いやすいタイプのハイレゾ対応イヤホンを選ぶとよいでしょう。

ドライバーユニットを確認する

イヤホンの基本的な部品として、「ドライバーユニット」という、音を鳴らすための部品が使われています。

このドライバーユニットは、駆動方式によって音の伝わり方が変わってくるため、音の好みに合わせて駆動式を選ぶのがポイントです。

ドライバーユニットのタイプには「ダイナミック型」や「バランスド・アーマチュア(BA)型」などがあります。

ダイナミック型は、低音の再生能力が高いため、迫力あるサウンドを聴きたい方におすすめです。

バランスド・アーマチュア(BA)型は、クリアで繊細なサウンドが好みの方におすすめです。

性能や機能を確認する

イヤホンによってそれぞれ特徴があり、異なった機能や性能がありします。

音楽は基本的に静かな状況で楽しむ方が聴きやすいため、周りの音を低減するノイズキャンセリング機能や、自分好みの音に調節できるチューニングモデルなど、用途や状況に合った機能や性能のイヤホンを選ぶとよいでしょう。

装着感で選ぶ

音楽は快適に聴くことが何よりも大切ですが、イヤホンを通して音楽を聴く時、イヤホンそのものの装着感が悪ければ耳が気になってしまい、集中して音楽が聴けなくなることもあります。

イヤホンの装着感は、耳に直接触れる「イヤーピース」と呼ばれるパーツによって大きく左右され、イヤーピースに拘った設計をしているイヤホンも多く販売されています。

快適に音楽を聴きたい方は、耳への密着度が高いイヤーピースのハイレゾ対応イヤホンがおすすめです。

機能や性能が気に入って購入したハイレゾ対応イヤホンが、仮に装着感が悪くてもイヤーピースだけ別売りされています。

音楽のジャンル

普段よく聴く音楽のジャンルでイヤホンを選ぶのも一つの方法です。

ロックやヒップホップを普段からよく聴く場合は、低音を重視したイヤホンを使用したり、オーケストラなどダイナミックな演奏を聴く場合はダイナミック型のイヤホンを使ったりするとよいでしょう。

聴く音楽のジャンルによってイヤホンを使い分けるのも、有効的なイヤホンの使い方です。

おすすめのメーカー

ソニーはイヤホンでもトップクラス

ソニーはプレイステーションなどのゲーム業界でも存在感は高く、世界中で知らない人はいないほど、日本を代表するメーカーです。

日本ならではの技術力の高さはもちろん、日本人の体形や生活スタイルに合ったイヤホンが多いこともあり、イヤホン業界でもトップクラスのメーカーです。

ONKYOは製品の幅が広い老舗メーカー

ONKYOは、オーディオ機器を専門的に取り扱う老舗メーカーで、日本国内でその知名度も高く、多くのユーザーに愛されているメーカーです。

家庭用音響機器からカーオーディオまで、音楽に関する製品を幅広く取り扱い、ハイレゾ対応イヤホンももちろん多く取り扱っています。

AKGは原音の再現に長けた技術が魅力

AKGは、日本国内ではあまり知られていないメーカーですが、海外では人気が高いオーディオメーカーです。

音楽の本場であるオーストリアのウィーンで創業された老舗メーカーです。

音楽の本場を活かしたノウハウを活かした製品が多く開発されており、原音の再現に長けた技術を用いた、クオリティの高いモデルが多くあります。

おすすめのハイレゾ対応イヤホン

AKG N5005 AKGN5005BLKJPは装着が快適

AKG N5005 AKGN5005BLKJPは、上質なサウンド体験を実現する5ドライバー4ウェイカナルイヤホンで、4種類あるメカニカルとチューニングでのサウンドカスタマイズが可能です。

耳掛け式ケーブルを採用したスピンフィットイヤーチップは快適な装着を実現しています。

Victor JVC HA-FW1500は高級感が魅力

Victor JVC HA-FW1500は、高級感のあるデザインと、ウッドドームカーボン振動板による緻密な表現、透明感のある音色を実現するアコースティックピュリファイアーなど、デザイン・機能・性能どれもが高水準のハイレゾ対応イヤホンです。

装着感を高めたスパイラルドットとイヤーピースで、純度の高いクリアなサウンドを届けてくれます。

SONY STH50Cはリーズナブル

SONY STH50Cは、USB Type-C(TM)プラグを採用したことで、スマホにダイレクトに接続できるソニーのハイレゾ対応ステレオイヤホンです。

リモコン部分に搭載されている操作ボタンを使う事でスマホの操作もできます。

コンパクトで使いやすく価格帯もリーズナブルであるため、初めてハイレゾ対応イヤホンを使う方にもおすすめです。

SONY WI-1000XM2は高性能な品

SONY WI-1000XM2は、業界最高クラスの高性能ノイズキャンセリングを搭載した、軽量小型タイプのハイレゾ対応イヤホンです。

長時間の外出も安心最大10時間のロングバッテリーや、高精度にノイズを除去するための「デュアルノイズセンサーテクノロジー」など、機能・性能共に優れたワイヤレスイヤホンです。

SONY WF-1000XM3は機能・性能が高い

SONY WF-1000XM3は、「高音質ノイズキャンセリングプロセッサーQN1e」を搭載した、完全ワイヤレスタイプのハイレゾ対応イヤホンです。

ヘッドホンを外さず瞬時に周囲の音を聞ける「クイックアテンションモード」を搭載しており、専用アプリを使えばスマホでのカスタマイズが可能など、機能・性能共に優れたワイヤレスイヤホンです。

ハイレゾ対応イヤホンについてのまとめ

  • ハイレゾ対応イヤホンは、CDで再現される音質よりも上回る、より生に近い音源であるハイレゾ音源を、リアルに快適に楽しむことができる専用のイヤホンです。
  • 「駆動方式」をベースとして、性能や機能、ケーブルの有無しなど、自分の音楽ライフに適したイヤホンを選ぶのがポイントです。
  • ハイレゾ対応イヤホンを取り扱う主なメーカーは、「ソニー」「ONKYO」「AKG」が主だったメーカーですが、この3社を基準にして、その他メーカーから発売されているハイレゾ対応イヤホンを比較してみるのも一つの方法です。