こちらの記事は2018年10月25日の記事を2020年06月05日に加筆修正いたしました。

加筆修正箇所
・保護パネルのおすすめを2020年06月05日の情報に更新いたしました。

ここでは、液晶テレビの保護パネルの選び方や種類、おすすめの製品を解説します。

液晶テレビ用の保護パネルには様々な種類があり、薄いフィルム状のものから分厚く頑丈に液晶をカバーするものまで数多く取り揃えられています。

ブルーライトカットや、映り込みを抑える「ノングレアタイプ」の製品など、特長的な機能を持つ製品も少なくありません。

この記事を読むことで、自分に合った保護パネル購入の検討ができます。

保護パネルの選び方

サイズで選ぶ

保護パネルを選ぶ際は、取り付けに失敗しないように適切なサイズを選ぶことが重要です。

また、保護パネルのサイズ自体が合っていても、テレビが独特な形をしている機種だと十分カバーできない場合があるため注意が必要です。

大手メーカーのテレビであれば、ほぼ全てのモデルに専用の保護パネルが販売されています。

保護パネルを選ぶ際は、メーカーやモデル専用に作られている製品から選ぶと安心でしょう。

衝撃への強さで選ぶ

衝撃への強さ選ぶのもポイントです。

保護パネルには、アクリルタイプとフィルムタイプの2種類のタイプがあり、それぞれ耐久力と価格帯が異なります。

自分や家族がどれくらい液晶に触れる・ぶつかる可能性があるかで選ぶとよいでしょう。

アクリルタイプ

アクリルタイプの最大のメリットは、頑丈で液晶をしっかりガードできることです。

多少であれば衝撃に耐え、傷も付きづらいため、子どもがいる家庭におすすめです。

アクリルタイプは厚みがある製品が多いですが、ガラスよりも透明度が高い製品もあるため、画質を損なわずに耐久力を高めることができます。

注意点として、大型の液晶テレビにアクリルタイプの保護パネルを取り付ける場合、2~3kg以上の重さになることがあります。

取り付ける際には2人で行うなど、事故や怪我をしないように気をつけるのが大切です。

フィルムタイプ

保護パネルのもう1つのタイプは「フィルムタイプ」です。

フィルムタイプの最大のメリットは、アクリルタイプより価格が安価なことです。

40インチ前後の大きさの場合、アクリルタイプは5,000~7,000円ほどかかりますが、フィルムタイプであれば3,000円から購入できます。

しかし、薄い作りであるため、衝撃にはあまり強くない事に注意が必要です。

透過率で選ぶ

画面の見やすさのために、パネルの透過率もしっかりチェックする必要があります。

保護パネルを貼った後の映像のクリアさは、パネルの透過率で決まります。

製品選びの目安は、ガラスとほぼ同じ透過率である90%です。

さらに綺麗な映像を楽しみたい人は、この数値より高めの保護パネルを選ぶとよいでしょう。

グレアかノングレアかで選ぶ

保護パネルには、グレアタイプとノングレアタイプがあります。

それぞれの大きな違いは、光沢の有無と、映像の鮮やかさやです。

以下ではそれぞれの特徴について解説します。

グレアタイプ

グレアとは、「光沢」という意味を持っている言葉です。

グレアタイプの保護パネルは、光沢のおかげで発色が鮮やかというメリットがあります。

しかし、光を反射しやすいため、暗い映像を見ているとテレビの周りのものが映りこみやすいのがデメリットです。

また、付いた指紋が目立ちやすいため、液晶テレビに触れる機会が多い方は、グレアタイプは購入しないほうが無難でしょう。

ノングレアタイプ

ノングレアタイプは、その名の通り光沢が無く、画面の映りこみを抑えたタイプです。

発色はグレアタイプより落ち着いており、全体的に白っぽい画面になるのがデメリットです。

グレアタイプと比べると鮮やかな画面ではありませんが、目が疲れにくく、長時間テレビを楽しむことができます。

指紋がついても目立ちにくいという点も、ノングレアタイプのメリットです。

保護パネルは機能で選ぶこともできる

保護パネルには、液晶を保護する以外にも便利な機能が付いた製品が発売されています。

以下では「ブルーライトカット機能」「帯電防止機能」「ハードコート仕様」「固定できるタイプ」のそれぞれの特徴を解説します。

ブルーライトカット機能は長時間の視聴に最適

長時間テレビを視聴する場合は、ブルーライトカット機能が付いた製品を使えば目が疲れづらくなります。

一般的な液晶から発せられるブルーライトは、目が疲れやすくなるというデメリットを持っています。

ブルーライトカット機能を重視する場合は、カット率をチェックして選ぶとよいでしょう。

カット率で主流なのは30~40%程度で、カット率が上がるほど画面が黄色っぽくなるため注意が必要です。

帯電防止機能はお手入れが楽

帯電防止機能は、静電気の発生やほこりの付着を防いでくれる機能です。

掃除の手間がかからなくなるため、手入れをあまりしたくないという人におすすめです。

ハードコート仕様は傷がつきづらい

ハードコート仕様の製品は、通常の保護パネルより硬いため、より傷が付きにくくなっています。

硬さは「3H」などと表記されており、数字の大きさが頑丈さの度合いをあらわしています。

しかし、ハードコートの基準はメーカーによって異なるため、比べる際は注意が必要です。

固定できるタイプは子供がいる家庭におすすめ

固定できるタイプは、子供がいる家庭におすすめです。

保護パネルは、テレビの上部に引っ掛けて固定する方法が主流です。

しかし、この固定方法だと簡単に取り外せるため、子供がいたずらしないように気を配る必要があります。

特に小さい子どもがいる家庭では、固定ベルトやマジックテープなどで補強できるタイプがおすすめです。

保護パネルのおすすめ

SANWA SUPPLY EZ2-CRT018は取り付けが簡単

SANWA SUPPLYのこの製品は、液晶テレビの上部に引っ掛けるだけで簡単に取り付けられるのが特徴です。

本体の厚さは3mmの丈夫なアクリル製パネルでできており、液晶テレビを衝撃や傷から守ってくれます。

透過率は90%と透明感があるため、パネルを設置後してもクリアな画面を見ることができます。

55インチワイドの液晶テレビに対応する保護パネルです。

NIDEK レクアガードは硬さがあり映り込みもしづらい

NIDEK レクアガードの両面には、ハードコートと反射防止膜の2種類のコーティングにより、傷つきを防ぎ、照明などの映り込みを防ぎます。

一般的な照明の映り込みを低くする「ノングレア処理」では、表面の微細な凹凸が画像を少しぼやかしますが、この製品は凹凸がないため映像の品質を落としません。

また、帯電防止機能もついているため、静電気によるホコリの付着を低減し、綺麗な状態を長く保ちます。

サイズは10種類あり、32インチから60インチまでの液晶テレビに対応しています。

MITSUBISHI REAL LCD-V39BHR6はブルーライトカット機能付き

MITSUBISHIのこの製品の最大の特徴は、ブルーライトカット機能を搭載していることです。

ノングレアタイプでもあるため、長時間見ていても目が疲れづらいのも魅力でしょう。

硬度は8~9Hと、強化ガラスと同等の強さがあるため、小さな子どもがいる家庭にもおすすめです。

表面は指紋防止・防汚加工が施されており、指紋がつきづらく、汚れも簡単に拭き取ることができます。

保護パネルについてのまとめ

  • 保護パネルを選ぶ際は、必ず「サイズ」「パネルのタイプ」「光沢の有無」「パネルの透過率」「機能」をチェックする必要があります。
  • アクリルタイプは、頑丈で液晶をしっかり保護するというメリットがあります。フィルムタイプなら、価格が安いメリットがあるので予算などを考慮して選択するとよいでしょう。
  • 鮮やかな画面を見たい人はグレアタイプ、長時間視聴するならノングレアタイプがおすすめです。
  • 固定方法は、補強できる保護パネルもあるため小さな子どもがいる家庭の場合、補強できる保護パネルを選択するのもよいでしょう。